国立小を受けずに公立小を選んだ理由|通学の負担と抽選、そして公立小から目指す中学受験

国立小を受けずに公立小を選んだ理由

息子は公立小に通っています。実は、幼稚園のころの同級生が、国立の小学校に通っています。

その話を聞いたとき、「え、本当?」と信じられない気持ちになりました。私は正直、劣等感を感じやすい性格でもあり、息子の近しい友だちが国立小に通っていると知って、「なぜあの子が?」と感じたこともありました。この記事では、わが家が国立小の受験を見送り、公立小を選んだ理由と、公立小から中学受験を目指すことについて紹介します。

この記事でわかること

  • わが家も最初は国立小を考えていた
  • 低学年の通塾は近所の校舎から
  • 小学校を選ぶ4ステップ
目次

わが家も最初は国立小を考えていた

わが家は、息子が年中の夏から通信教育を始め、当初は国立小を考えていました。私立小は、通学の面や学費の面から、検討はしませんでした。

ところが、調べていくうちに、国立小の受験は見送ることにしました。

国立小を断念した3つの理由

国立小を断念した3つの理由
国立小を断念した3つの理由

理由1:近所の国立小がそもそも遠い

わが家の場合、いちばん近い国立小でも、家から距離がありました。毎日通うことを考えると、まず距離が大きな問題でした。

理由2:抽選が最初の関門

有名な国立小では、抽選が最初の関門になっているところもあります。どれだけ準備をしても、抽選は子どもの能力とは関係がありません。【要確認】選考の方法は学校によって異なります。

理由3:通学の負担が大きい

もし合格できたとしても、通学時間は1時間以上かかる見込みでした。基本的に電車での通学になり、低学年の子どもが1人で電車に乗って通うのは難しいと考えました。

判断に使った比較表

わが家が国立小と公立小を比べたときに、主に見たのは次の項目です。家庭によって重みは変わりますが、項目を並べて書き出すと、気持ちだけでなく条件で比べられるようになります。

比べた項目国立小(わが家の場合)公立小
通学時間1時間以上、電車で通学徒歩で十数分
選考抽選などがあり、準備だけでは決まらない学区内で通える
低学年のサポート付き添いや送り迎えが必要になりそう登下校は友だちと一緒
放課後の時間通学で短くなる遊び・家庭学習にあてやすい

こうして並べてみると、わが家にとっては「通学」が判断のいちばんの軸でした。教育の内容に魅力を感じても、毎日の生活が回らなければ、子どもにも親にも負担が大きくなります。

公立小で正解だった

国立小に通う友だちの話を聞くと、当初は正直うらやましいと感じることも多くありました。ですが、通学の面など、特に低学年のうちは家庭のサポートが大変なようです。わが家の場合は、もともと学校までが遠かったこともあり、公立小で正解だったと思っています。

中学受験には公立小の出身者が多い

通っている塾の、有名中学の合格者の体験記を読んでみると、ほとんどの合格者が公立小の出身でした。もともと国立小の出身者は人数が少ないこともありますが、「公立小からでも」多くの子が難関中学に合格していることが分かります。

結局は、本人のやる気と力しだいだと思いますが、こうした情報はとても参考になります。体験記を読むと、低学年など早い時期から塾に通っていた子も多いようでした。

▶ 低学年で大きな模試を受ける意味はこちら:低学年で大きな模試を受ける意味|点数や順位より大切なことと、周りの子と比べないための考え方

低学年の通塾は近所の校舎から

塾の先生によると、低学年のうちは近所の校舎に通い、高学年になると、拠点となる大きな校舎に移る生徒も多いそうです。低学年のうちは、通いやすさを大切にして、無理なく続けられる場所を選ぶのがおすすめです。

公立小に通いながら中学受験を目指すメリット

公立小に通いながら中学受験を目指すことには、いくつかのメリットがあります。まず、通学時間が短いので、その分の時間を家庭学習や遊び、睡眠にあてることができます。低学年の子どもにとって、体力に余裕があることは大切です。

また、地域の友だちと一緒に過ごす時間は、子どもの心の成長にとっても大切な経験です。学校の行事や放課後の遊びの中で、さまざまな友だちと関わることができます。

一方で、学校のカリキュラムは中学受験の内容とは違うため、受験に向けた勉強は塾や家庭で進める必要があります。学校の勉強をしっかり理解したうえで、塾の勉強を積み上げていくことが大切です。学校の宿題と塾の宿題の両方があるので、1週間の予定を親子で確認しながら進めましょう。

学校の宿題と塾の宿題を両立させる工夫

公立小から中学受験を目指す場合、学校の宿題と塾の宿題をどう組み合わせるかが、毎日の課題になります。わが家では、次のような順番を基本にしました。

  • 帰宅したら、まず学校の宿題(15〜20分)を終わらせる
  • おやつと休憩のあとに、塾の宿題に取りかかる
  • 夕食後は、計算や漢字などの短い練習だけにする

学校の宿題を先に終わらせると、「やることが1つ減った」という気持ちの軽さが生まれます。また、学校の宿題は量が決まっていることが多いので、毎日のリズムを作る土台にもなります。

周りと比べてしまったときは

ほかの家庭の子どもの進路を聞くと、うらやましく感じたり、焦ったりすることもあるでしょう。そんなときは、わが家がなぜその選択をしたのかを思い出すことが大切です。家庭ごとに、住んでいる場所も、働き方も、子どもの性格も違います。わが家に合う道を選んでいれば、それで十分です。

小学校を選ぶ4ステップ

小学校を選ぶ4ステップ
小学校を選ぶ4ステップ

小学校を選ぶときは、学校の魅力だけでなく、通学時間、選考の方法、家庭のサポート、そして中学以降の進路をあわせて考えることが大切です。通学時間は、実際に朝の時間帯に通学路をたどってみると、子どもへの負担が分かります。

送り迎えが必要になる場合は、共働きかどうかや、きょうだいの予定なども考えておきましょう。そして、その小学校から中学以降どんな進路があるのかも確かめておくと、長い目で判断できます。

公立小から中学受験を目指す家庭の1年の流れ

公立小に通いながら中学受験を目指す場合、学校の行事と塾の予定をあわせて見ておくと、1年の見通しが立てやすくなります。低学年のうちの一般的な流れは、次のようなイメージです。

時期学校塾・家庭
2〜3月学年のまとめ塾の新学年が始まることが多い
4〜7月新しいクラス、運動会など授業のリズムに慣れる
夏休み長い休み講習や、苦手の復習
9〜12月行事が多い時期無理のない範囲で通塾を続ける

運動会や学芸会の練習が続く時期は、子どもが疲れやすくなります。そんな時期は、塾の宿題の量を少し減らすなど、学校生活を大切にしながら調整していきましょう。低学年のうちは、学校も塾も「楽しく通える」ことが何よりです。

よくある質問

Q. 公立小から中学受験をするのは不利ですか?

A. 不利ではありません。中学受験をする子の多くは公立小の出身です。塾や家庭学習を通して、十分に準備することができます。

Q. 周りの子が国立小や私立小に通っていて、焦ってしまいます。

A. 家庭ごとに事情や考え方は違います。通学時間や家庭のサポートなど、わが家に合うかどうかを基準に考えましょう。

Q. 低学年から塾に通った方がよいですか?

A. 合格体験記を読むと、低学年から通っていた子も多いようです。ただ、通い始める時期は家庭の方針や子どもの様子によって違います。まずは近くの塾の体験授業などで、子どもの反応を見てみましょう。

Q. 国立小の受験は、いつごろから考えればよいですか?

A. 学校によって選考の方法や時期が違うため、考えている場合は早めに学校の案内を確認しましょう。通学時間もあわせて確かめておくことが大切です。

Q. 通学時間はどのくらいまでなら許容範囲ですか?

A. 家庭や子どもの体力によって違いますが、低学年のうちは片道30分程度までを1つの目安にする家庭が多いようです。実際に朝の時間帯に通学路をたどってみて判断しましょう。

小学校選び5つのチェック

  • □ 通学時間を実際に確かめた
  • □ 選考の方法を確認した
  • □ 送り迎えの負担を考えた
  • □ 中学以降の進路も考えた
  • □ 周りと比べすぎていない
小学校選び5つのチェック
小学校選び5つのチェック

まとめ:わが家に合う道を選ぶ

わが家は、学校が遠いこと、抽選があること、通学の負担が大きいことから、国立小の受験を見送り、公立小を選びました。当初はうらやましいと感じたこともありましたが、今は公立小で正解だったと思っています。中学受験の合格者には公立小の出身者が多く、どの小学校からでも、中学受験は目指せます。

小学校選びに迷ったら、まずは朝の時間帯に、候補の学校までの道のりを親子でたどってみてください。

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