低学年で大きな模試を受ける意味|点数や順位より大切なことと、周りの子と比べないための考え方

低学年で大きな模試を受ける意味

先日、息子は全国統一小学生テストを受験しました。息子は「今回は難しかった」と言っていました。これまでの塾のテストでも同じように感じていたようですが、小1ながら高い点数を取る子もいます。全国規模のテストなので、今回もしっかりと偏差値や順位といった数字が結果として出てきます。

とはいえ、小1の時点で点数や結果を重視する必要はあるのだろうか、と日々考えてしまいます。この記事では、低学年で大きな模試を受ける意味と、テストのあとにやりたいこと、周りの子と比べて焦らないための考え方を紹介します。

この記事でわかること

  • 低学年で順位を気にしすぎない
  • 高得点の子と比べないための考え方
  • 低学年のうちは期待値もほどほどに
目次

低学年で順位を気にしすぎない

低学年のうちから、親が点数や順位を気にしすぎると、子どもは幼いながらもプレッシャーを感じます。勉強することがストレスになってしまっては、本末転倒です。

高学年になれば、いやでもテストの厳しい結果と向き合う時期がやってきます。低学年のうちに大切なのは、テストの点数に一喜一憂することではなく、本格的な受験勉強に備えて、勉強への前向きな気持ちを育てることと、基礎を徹底することです。

模試のあとにやりたい4ステップ

模試のあとにやりたい4ステップ
模試のあとにやりたい4ステップ

大規模な模試は、解答や解説がしっかり用意されています。受けっぱなしにするのではなく、テストのあとに子どもと会話しながら、今の理解度を確かめる材料にしましょう。

ステップ1:感想を聞く

まずは、「どこが難しかった?」「どの問題が楽しかった?」と、子どもの感想を聞きます。点数を見る前に話を聞くと、子どもも素直に話しやすくなります。

ステップ2:解答を見ながら解き直す

解答を見ながら、間違えた問題を一緒に解き直します。全部でなくてもよいので、もう少しで解けそうだった問題を中心に選びましょう。

ステップ3:理解度を確かめる

解き直しを通して、できている単元と、これから固める単元を確かめます。大きな模試は応用的な問題も多いので、基礎が固まっていないまま受けると、結果から分かることが少なくなります。

ステップ4:基礎にもどる

確かめた結果をもとに、計算や読解など、基礎の練習に戻ります。模試は、次に何を練習するかを決めるための道具と考えるとよいでしょう。

高得点の子と比べないための考え方

比べないための3つの考え方
比べないための3つの考え方

「点数や順位を気にしない」と言っても、塾や友だちの中に満点近い点数を取る子がいると、気になるものです。息子が通う早稲田アカデミーの校舎にも、小1の塾内テストで満点近い点数を取る子がいます。そんな話を聞くと、正直、内心うらやましいと感じることもあります。

考え方1:スタートが早いだけ

そういう子は、テストに慣れていたり、学習のスタートが早かったりしただけ、と割り切ることも大切です。低学年の点数の差には、慣れの差がふくまれています。

考え方2:伸びる時期は子どもによって違う

塾の先生も、こんな話をしていました。「小1から塾で学び、先取り学習で早くから準備しているから有利だと思うかもしれない。でも、小4になると本格的に準備する子が続々と入塾してくる。そういう子たちに、あっさりと抜かれてしまうことが何度もある」。低学年の順位は、そのまま将来の順位ではないということです。

考え方3:比べるのは前回のわが子

周りの子ではなく、前回のわが子と比べましょう。前より解ける問題が増えた、時間内に最後まで解けた、といった変化に目を向けると、子どもの成長が見えてきます。

▶ 小1の全国統一小学生テストの結果の受け止め方はこちら:小1の全国統一小学生テストの結果をどう受け止める?|偏差値40台でも慌てない理由と、成績表の受け取りで聞いた家庭学習のアドバイス

テスト当日の声かけ

テストの当日は、結果よりも、最後まで取り組んだことを認める声かけを心がけましょう。テストが終わって出てきた子どもに、まず「おつかれさま」「最後までがんばったね」と伝えるだけで、子どもはテストを前向きな経験として受け止めやすくなります。

難しかったと言う子には、「難しいと感じられたのは、ちゃんと問題を読んで考えたからだね」と返してあげるのもおすすめです。低学年のうちは、テストを嫌いにならないことが何より大切です。

低学年のうちは期待値もほどほどに

テストがあると、どうしても結果ばかりに目が行き、少しでも上の順位になるよう、子どもに強く言ってしまいがちです。ですが、それは子どもにとって逆効果になることもあります。

低学年のうちは、親の期待値もほどほどにして、勉強漬けよりも親子のふれあいを大切にしましょう。塾の勉強についていけていれば十分です。読解や計算の基礎固めを優先して、少しずつ積み上げていくことが、高学年での伸びにつながります。

よくある質問

Q. 低学年で模試を受ける必要はありますか?

A. 必須ではありませんが、テストの雰囲気に慣れたり、理解度を確かめたりする機会になります。受ける場合は、結果よりもテストのあとの解き直しを大切にしましょう。

Q. 結果が悪くて子どもが落ち込んでいます。

A. 「難しい問題によくチャレンジしたね」と、取り組んだこと自体を認めましょう。できた問題を一緒に確認すると、気持ちが前向きになりやすいです。

Q. 周りの保護者から点数を聞かれたら、どう答えればよいですか?

A. 無理に答える必要はありません。「まだ低学年なので、点数より解き直しを大事にしています」と伝えれば十分です。家庭の方針を大切にしましょう。

Q. 模試はどのくらいの頻度で受ければよいですか?

A. 低学年なら、半年に1回ほどで十分です。前回からの成長を確かめる機会として、間隔をあけて受けるのがおすすめです。

模試と向き合う5つのチェック

  • □ 点数を見る前に感想を聞いた
  • □ 解答を見ながら解き直した
  • □ できた問題を一緒に喜んだ
  • □ 次に固める基礎を決めた
  • □ 周りの子と比べていない
模試と向き合う5つのチェック
模試と向き合う5つのチェック

まとめ:まだ小1、理解を確かめる時期

低学年で大きな模試を受ける意味は、点数や順位を知ることよりも、今の理解度を確かめて、基礎を固めるきっかけにすることにあります。高得点の子がいても、スタートが早いだけ、伸びる時期は子どもによって違う、と割り切りましょう。まだまだ小1。周りとの順位よりも、基礎固めと本人の理解の確認を大切にする時期です。

まずは次の模試のあと、点数を見る前に「どこが難しかった?」と聞いてみてください。

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