先日、息子が受けた早稲田アカデミーの小1のテストの結果が出ました。このテストの出題範囲は、年度はじめの2月から5月までの単元でした。息子は4月から受講を始めたので、最初から少し不利な状況でしたが、本人なりに何とかがんばってくれました。【要確認】出題範囲は元記事執筆時点のものです。
先生は、「成績では点数や偏差値が数字で出てしまいますが、本人の理解度ややる気を評価してあげてください」と話していました。私も、その通りだと思います。この記事では、小1の成績表で初めてわが子の学力を客観的に見たときに感じたことと、成績表で見るべき3つのこと、結果の伝え方を紹介します。
この記事でわかること
- 初めて「わが子の学力」が見えた
- 結果を伝える4ステップ
- 小1で大切なのは、やる気と学ぶ楽しさ
初めて「わが子の学力」が見えた
成績表を見て大切だと感じたのは、学校の授業だけでは分からない「息子の学力」が見えたことです。学校のテストは、多くの子が満点に近い点数を取れるように作られていることも多く、同じ学年の中でどのあたりにいるのかは、なかなか分かりません。
塾のテストの成績表では、同じ学年で受けた子どもたちの中で、息子の学力の現在地がどこにあるのか、ほかの子どもたちはどんな点数を取っていて、どんな分布になっているのかが分かります。初めて、わが子を客観的に見ることができるテストだと感じました。
小1の子が、これからどんな成長の道をたどるのかは、まだ分かりません。それでも、現実として数字で示されることには意味があります。
成績表で見るべき3つのこと


1. 学力の現在地
まずは、同じ学年の中で、今どのあたりにいるのかを確認します。ただし、出題範囲と受講を始めた時期の関係も考えておきましょう。習っていない単元が出題されていれば、点数が低くなるのは当然です。
2. 点数の分布
次に、ほかの子どもたちの点数の分布を見ます。平均点のまわりに多くの子がいるのか、点数が広く散らばっているのかによって、同じ点数でも意味が変わります。
3. 問題ごとの理解度
いちばん大切なのが、問題ごとの理解度です。どの問題ができて、どの問題ができなかったのかを見ると、次に何を学べばよいかが分かります。正答率が高いのに間違えた問題は、優先して復習したい問題です。
3つを見るときの具体的な手順
成績表が届いたら、次の順番で15分ほど時間をとって見ていくと、数字に振り回されにくくなります。
- 出題範囲を確認し、まだ習っていない単元に印をつける
- 習っている単元だけで、何問中何問できたかを数える
- 正答率の高い問題(目安として7割以上の子が正解)で間違えたものに丸をつける
- 丸をつけた問題を、子どもと一緒に解き直す日を決める
たとえば、全20問のうち未習の単元が4問あった場合、残りの16問で何問できたかを見ます。16問中12問できていれば、習った範囲の理解はおおむね順調です。点数だけ見ると60点でも、中身は75%の理解ということになり、受け止め方がずいぶん変わります。
| 見る項目 | 見る場所 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 学力の現在地 | 偏差値・順位 | 前回と比べる材料としてメモ |
| 点数の分布 | 分布グラフ | 平均点のまわりか、離れているか |
| 問題ごとの理解度 | 設問別の正答率 | 正答率が高いのに間違えた問題を解き直す |
できなかった問題を解き直す
わが家では、結果を受け止めたうえで、できていない問題を中心に、しっかりと復習と解き直しをしました。受講を始めた時期のハンディキャップはあったとはいえ、解けなかった問題は、これから身につけていくべき内容です。
解き直しを続けるための工夫
解き直しは、成績表が届いたその日にすべて終わらせようとしないことが大切です。低学年なら、1日2〜3問ずつ、3日から1週間かけて進めるくらいがちょうどよい量です。
解き直す問題は、ノートの左ページに問題、右ページに解き方を書くように分けておくと、あとで見返しやすくなります。1か月後にもう一度同じ問題を出してみて、すぐに解けたら「卒業」の印をつけましょう。卒業の印が増えていくことが、子どもにとって目に見える成長の記録になります。
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結果を伝える4ステップ


息子には、「がんばったね。この問題は難しかった(解けなかった)けど、こう考えたら解けるよ」と前向きにアドバイスしました。そして、本人のやる気や、できた問題の成果をほめてあげました。
結果を伝えるときは、まずがんばりを認め、次にできた問題をほめます。そのうえで、できなかった問題の解き方を伝え、最後に次の目標を一緒に決めます。この順番で話すと、子どもは結果を前向きに受け止めやすくなります。
伝えるときの声かけの例
同じ結果でも、言葉の選び方で子どもの受け止め方は大きく変わります。わが家で意識したのは、「結果」より「やったこと」に目を向けた言葉です。
| 場面 | 避けたい言葉 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 点数が低かった | なんでこんなに間違えたの? | 難しい問題が多かったね。どこまで分かった? |
| 計算ミスが多かった | ちゃんと見直ししなさい | 最後の1問、もう一度見たら合ってたかもね |
| よくできた | 次も100点ね | 毎日練習した計算がちゃんと出せたね |
声かけのあとは、次の目標を1つだけ一緒に決めます。「次は計算を全部正解する」「文章題の問題文に線を引く」のように、テストの中で本人が意識できる小さな目標がおすすめです。目標が1つだと、次の成績表を見るときの楽しみにもなります。
客観的に見るときの注意点
成績表で学力を客観的に見られるようになると、つい数字ばかりが気になってしまうこともあります。低学年のうちは、テストに慣れているかどうかや、受講を始めた時期によって、点数が大きく変わります。1回の結果だけで、子どもの力を決めつけないようにしましょう。
おすすめは、毎回の成績表を1冊のファイルにまとめておくことです。何回分か並べて見ると、点数の上下よりも、できるようになった単元や、くり返し間違えている単元が見えてきます。客観的な数字は、変化を見るために使うと、子どもの成長を感じられる材料になります。
小1で大切なのは、やる気と学ぶ楽しさ
小1の今、必要なのは、やる気を高めることと、学ぶことの楽しさや大切さをしっかり教えることだと思います。成績表は、子どもを評価するためのものではなく、子どもの今を知り、次の一歩を一緒に考えるための材料です。
数字だけを見て一喜一憂するのではなく、理解度とやる気に目を向けて、子どもの成長を見守っていきましょう。
学年が上がると成績表の見方も変わる
低学年と高学年では、成績表で見るポイントが少しずつ変わっていきます。今のうちに、見方の変化を知っておくと、先々の結果にも落ち着いて向き合えます。
| 学年 | 重視したいこと | 気にしすぎなくてよいこと |
|---|---|---|
| 小1〜小2 | テストに慣れる、できた問題を増やす | 偏差値の上下 |
| 小3〜小4 | 単元ごとの得意・苦手 | 1回ごとの順位 |
| 小5〜小6 | 志望校に近い問題の正答率 | 他の子との比較 |
低学年のうちは、テストそのものに慣れていないことで点数が下がることもよくあります。問題文を最後まで読む、解答らんをまちがえないといった基本的なことも、毎回のテストで少しずつ身についていきます。点数の背景にある「テストの受け方」にも目を向けてみてください。
よくある質問
Q. 成績表は子どもに見せた方がよいですか?
A. 低学年のうちは、親が先に見て、できた問題とこれから学ぶ問題を分かりやすく伝えるのがおすすめです。数字そのものより、内容を伝えることを大切にしましょう。
Q. 受講を始めたばかりで、点数が低かったらどうすればよいですか?
A. 出題範囲の中に、まだ習っていない単元があったかどうかを確認しましょう。習っていない単元が原因なら、気にしすぎる必要はありません。
Q. 偏差値はどのくらいを目安にすればよいですか?
A. 低学年のうちは、偏差値の目安を決めるより、前回からの変化を見るのがおすすめです。できた問題が増えていれば、十分な成長です。
Q. 成績表を見て、親のほうが落ち込んでしまいます。
A. 親が落ち込むのは自然なことです。子どもに伝える前に一晩おいて、できた問題を3つ探してから話すようにすると、前向きな言葉が出やすくなります。
Q. きょうだいの成績と比べてしまいます。
A. 受けた時期や出題範囲が違えば、点数の意味も変わります。比べるなら、同じ子の前回と今回だけにしましょう。
成績表を活かす5つのチェック
- □ 出題範囲と受講時期を確認した
- □ 学年の中の現在地を見た
- □ できた問題を子どもに伝えた
- □ できなかった問題を解き直した
- □ やる気を認める声かけをした


まとめ:客観的に見て、前向きに伝える
塾のテストの成績表は、学校の授業だけでは分からない、わが子の学力の現在地を客観的に見せてくれます。現在地、点数の分布、問題ごとの理解度の3つを見て、できなかった問題を解き直しましょう。そして結果は、がんばりを認め、できた問題をほめてから、前向きに伝えることが大切です。
まずは次の成績表で、正答率が高いのに間違えた問題を1つ探してみてください。
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