SAPIXに通い始めると、テストの結果でクラスが上がったり下がったりすることに驚く家庭も多いのではないでしょうか。「どのテストでクラスが決まるの?」「何点取ればクラスが上がるの?」と、仕組みがよく分からないまま、毎回の結果に気持ちが揺れてしまうこともあります。
結論から言うと、SAPIXのクラスは、主にマンスリーテストと組分けテストの結果によって決まると言われています。マンスリーテストはほぼ毎月、直近に学んだ範囲から出題され、組分けテストは数か月に1回、これまでの範囲から広く出題されます。2つのテストは性格が違うため、準備のしかたも変えることが大切です。
この記事では、2つのテストの違い、クラスが決まる仕組み、テストごとの準備のしかた、結果が出たあとの振り返り方を紹介します。なお、テストの名称や実施時期、クラスの決まり方は学年や年度によって変わることがあります。具体的な基準は、通っている校舎で確かめてください。
クラスが決まる2つのテスト

マンスリーテスト:毎月の確認
マンスリーテストは、ほぼ毎月行われるテストで、直近の授業で学んだ範囲が中心に出題されます。毎週の授業の復習がそのまま点数につながりやすいテストです。結果によって、クラスが少し上がったり下がったりすることがあります。
組分けテスト:学期の節目
組分けテストは、数か月に1回、学期の節目に行われるテストです。これまでに学んだ範囲から広く出題されるため、直前の復習だけでなく、前の学期に学んだ単元の理解も問われます。マンスリーテストに比べて、クラスが大きく動きやすいと言われています。
クラスが決まる仕組み
SAPIXでは、テストの成績をもとに、校舎ごとにクラスが決められると言われています。上位のクラスはαクラス、それ以外はアルファベットのクラスと呼ばれることが多く、クラスの数や基準は、校舎の規模や学年、その回のテストの難しさによって変わります。
そのため、「何点取ればこのクラス」という決まった基準が、どの校舎でも同じように使われているわけではありません。インターネット上には、さまざまな基準表の情報がありますが、校舎や時期によって違うため、そのまま当てはめるのは危険です。気になる場合は、通っている校舎の先生に聞いてみましょう。
▶ SAPIXのクラス名の読み方はこちら:【内情分析】サピックスのクラス分け
テストごとの準備の4ステップ

ステップ1:範囲と日程を確かめる
テストの2週間前になったら、出題の範囲と日程を確かめましょう。マンスリーテストなら直近の授業の範囲、組分けテストならこれまでの範囲が中心です。範囲が分かれば、何を優先して復習すればよいかが見えてきます。
ステップ2:授業の復習で基本を固める
テストの準備で最も大切なのは、授業のテキストの基本問題を確実に解けるようにすることです。応用問題に手を広げる前に、基本問題をもう一度解き、解き方を説明できるかを確かめましょう。とくにマンスリーテストは、基本問題の正確さが点数に直結します。
ステップ3:過去のテストの間違いを直す
組分けテストの前には、これまでに受けたテストで間違えた問題を解き直しましょう。前の学期の単元で忘れているところが見つかれば、そこを集中して復習します。苦手な単元をここでつぶしておくと、組分けテストで大きく点を落とすことが減ります。
ステップ4:前日は軽めにして睡眠を優先する
テストの前日は、新しい問題に取り組むより、計算や漢字、まとめノートの見直しなど軽めの勉強にして、早めに寝ましょう。睡眠不足は、計算ミスや読み間違いの原因になります。
結果が出たあとの振り返り方
テストの結果が出たら、まずは点数やクラスより先に、間違えた問題を見ましょう。間違いを「知らなかった」「分かっていたのにミスした」「時間が足りなかった」の3つに分けると、次にやるべきことが見えてきます。知らなかった問題は授業のテキストに戻って復習し、ミスは見直しのしかたを工夫し、時間不足は解く順番を見直します。
また、正答率の高い問題を落としていないかも確かめましょう。多くの生徒が解けている問題を落としている場合は、基本の理解に穴があるサインです。難しい問題が解けなかったことより、取るべき問題を落としたことの方が、クラスの上下に大きく影響します。
解き直しは、テストが返ってきてから1週間以内に終えるのが理想です。時間がたつと、なぜ間違えたのかを思い出せなくなり、解き直しの効果が薄れてしまいます。
学年によってテストの重みは変わる
小4のうちは、テストの結果でクラスが動いても、あまり気にしすぎる必要はありません。この時期は、テストを受けることそのものに慣れ、間違えた問題を解き直す習慣を作ることが目的です。クラスより、毎週の復習のリズムが整っているかを見てあげましょう。
小5になると単元が難しくなり、テストの結果にも差が出やすくなります。苦手な単元が見つかったら、次の組分けテストまでに必ず解き直しておく、というように、テストを苦手つぶしのきっかけとして使いましょう。小6では、テストの結果を志望校の過去問の結果とあわせて見て、入試までに何を優先するかを決める材料にしていきます。
学年ごとにテストの意味が少しずつ変わることを親が知っておくと、目先のクラスの上下に振り回されにくくなります。
クラスの上下とどう向き合うか
クラスが上がればうれしく、下がれば落ちこむのは自然なことです。ただ、クラスは結果であって、目的ではありません。目的は、志望校の入試で点を取る力をつけることです。クラスが下がったときこそ、子どもを責めるのではなく、「どこでつまずいたか一緒に見てみよう」と声をかけ、次のテストに向けた準備を一緒に考えましょう。
よくある質問
Q. クラスが下がったら、志望校を変えた方がいいですか?
A. 1回のテストの結果だけで志望校を決める必要はありません。数回分の結果の流れを見て、どの単元でつまずいているのかを確かめてから判断しましょう。
Q. クラス分けの基準は教えてもらえますか?
A. 校舎によって対応が違う可能性があります。気になる場合は、面談などの機会に通っている校舎の先生に聞いてみてください。
テストのあとの5つのチェック
- □ 点数より先に間違えた問題を見た
- □ 間違いを「知らない」「ミス」「時間」に分けた
- □ 取るべき問題を落としていないか確かめた
- □ 解き直しを1週間以内に終えた
- □ クラスの上下に一喜一憂しすぎなかった

まとめ:テストの性格を知って、準備と振り返りを変える
SAPIXのクラスは、主にマンスリーテストと組分けテストの結果で決まります。マンスリーテストは直近の範囲の復習、組分けテストはこれまでの範囲の総復習と苦手つぶしが準備の中心です。そして、結果が出たら点数より先に間違えた問題を見て、次の準備につなげましょう。
次のテストの2週間前に、範囲と日程を確かめるところから始めてみてください。
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