関西の難関校に通う子は鉄緑会に行くべき?|通う・通わないを決める4つの視点と、学校の勉強との両立

東大をはじめとする難関大学の受験指導で知られる鉄緑会は、東京の代々木にある東京校のほかに、大阪校もあります。関西の中高一貫校、とくに難関校に通う家庭では、「同級生が鉄緑会に入った」「うちも通わせた方がいいのだろうか」という話題が出ることも多いのではないでしょうか。

結論から言うと、鉄緑会に通うかどうかは、学校名や周りの動きではなく、本人の目標と、学校の勉強、通塾の負担、部活や生活とのバランスから決めるのがおすすめです。難関校の授業や課題は進みが速く、それだけで手一杯になることもあります。一方で、目指したい大学がはっきりしていて、より高いレベルの問題に挑戦したい子どもにとっては、刺激のある環境になります。

この記事では、通うかどうかで迷う理由、通う・通わないを決める4つの視点、学校の勉強との両立、通わない場合の進め方を紹介します。なお、入会の条件は元記事執筆時点の情報をもとにしています。最新の情報は必ず鉄緑会の公式サイトで確かめてください。

目次

大阪校の入り方を確かめておく

元記事執筆時点の情報では、鉄緑会の大阪校には、東京校のような指定校制度はなく、入会を希望する生徒は入会テストを受けるとされています。東京校では、指定校の生徒が時期によってはテストなしで入会できる仕組みがありますが、大阪校では、通っている学校にかかわらず、テストの結果で判断されるということです。

つまり、関西の難関校に通っているからといって、自動的に入会できるわけではありません。通うかどうかを考えるときは、入会テストを受ける時期や準備も含めて考える必要があります。

▶ 鉄緑会の大阪校の入り方と、入会テストを受ける時期はこちら:鉄緑会の大阪校の指定校

通うかどうかで迷う3つの理由

通うかどうかで迷う3つの理由
通うかどうかで迷う3つの理由

理由1:周りが通っている

難関校では、同級生の中に鉄緑会に通う生徒がいることも少なくありません。周りが通い始めると、「うちだけ取り残されるのでは」と焦る気持ちが生まれます。

理由2:学校の課題も多い

関西の難関校の多くは、独自のカリキュラムで授業を速く進め、課題の量も多いと言われます。学校の勉強だけで手一杯になっている状態で塾に通い始めると、どちらも中途半端になってしまうことがあります。

理由3:通塾の負担

関西の中高一貫校は、京都・大阪・兵庫・奈良など広い範囲から生徒が通っています。学校への通学に加えて、塾までの移動時間がかかると、帰宅が遅くなり、睡眠時間が削られてしまうこともあります。

通う・通わないを決める4つの視点

通う・通わないを決める4つの視点
通う・通わないを決める4つの視点

視点1:本人の目標

まずは、子ども自身がどの大学を目指したいのか、何を学びたいのかを話し合いましょう。目標がはっきりしていて、そのためにより難しい問題に挑戦したいと本人が考えているなら、塾に通うことが力になります。反対に、まだ目標が決まっていない場合は、急いで塾に通うより、学校の勉強や部活を通して興味を広げる時期にするのも1つの選択です。

視点2:学校の進み方

次に、学校の授業の進み方と課題の量を確かめます。学校の授業でしっかり力がついていて、課題にも余裕を持って取り組めているなら、塾との両立もしやすいでしょう。学校の課題をこなすだけで精一杯なら、まずは学校の勉強を安定させることを優先した方がよいかもしれません。

視点3:通塾の負担

塾までの移動時間と、授業が終わってから家に着くまでの時間を計算してみましょう。週に何回通うことになるのか、帰宅は何時になるのか。具体的に数字にしてみると、無理がないかどうかが見えてきます。

視点4:部活と生活

中学・高校の6年間は、勉強だけの時間ではありません。部活動や学校行事、友だちとの時間も、子どもにとって大切な経験です。塾に通うことで、こうした時間がどのくらい減るのか、睡眠時間は確保できるのかも、あわせて考えておきましょう。

入会テストを「力試し」として使う

通うかどうか迷っているなら、入会テストを力試しとして受けてみるのも1つの方法です。テストを受けてみると、学校の授業で身についている力と、鉄緑会の授業で求められる力の違いが分かります。結果を見て、「この内容なら挑戦してみたい」と本人が感じれば通う、「今は学校の勉強を固めたい」と感じれば見送る、という判断の材料になります。

テストの結果が思わしくなくても、落ちこむ必要はありません。どの分野が弱いのかが分かれば、学校の勉強の中で重点的に取り組むことができます。テストを受ける目的を「合格すること」だけにせず、今の自分の力を知る機会として使えば、通う・通わないのどちらを選んでも、その後の勉強に生かせます。

ただし、テストのために学校の課題や定期テストの準備がおろそかになるのは本末転倒です。受ける時期は、学校の行事や定期テストの日程と重ならないように選びましょう。

通う場合に気をつけたいこと

鉄緑会に通うと決めた場合は、学校の勉強と塾の勉強の優先順位を、親子で話し合っておきましょう。定期テストの前は学校の勉強を優先する、塾の課題は週末にまとめて取り組むなど、あらかじめルールを決めておくと、どちらも中途半端になるのを防げます。

また、通い始めてからも、子どもの様子をこまめに見ておきましょう。睡眠時間が削られていないか、学校の成績が下がっていないか、塾に前向きに通えているか。負担が大きいと感じたら、受講する科目を減らすなど、続け方を調整する方法もあります。

通わない場合の進め方

鉄緑会に通わないからといって、難関大学を目指せないわけではありません。難関校の授業は、それだけで大学受験に向けた力がつくように組まれていることが多く、学校の授業と課題をしっかりこなすことが、何よりの土台になります。

学校の勉強を中心にしながら、必要に応じて、苦手な科目だけ別の塾や講座を利用する、高校生になってから大学受験の塾を考える、という進め方もあります。大切なのは、子どもが自分に合った学び方で、6年間を前向きに過ごせることです。

よくある質問

Q. 中1の4月から通わないと遅れますか?

A. 大阪校では入会テストを受ける形とされているため、入会の時期は自分で選ぶことができます。学校に慣れてから、準備をして入会テストを受ける家庭もあります。

Q. 周りがみんな通っていて、子どもが不安がっています。

A. まずは子どもの気持ちを聞いてみましょう。「通いたい」のか、「通わないと不安」なのかで、考え方は変わります。不安だけが理由なら、学校の勉強が順調かどうかを一緒に確かめるところから始めてください。

決める前の5つのチェック

  • □ 本人が目指したい大学や分野を話した
  • □ 学校の授業と課題の量を確かめた
  • □ 通塾にかかる時間と帰宅時間を計算した
  • □ 部活や睡眠時間と両立できるか考えた
  • □ 公式サイトで入会の条件を確かめた
決める前の5つのチェック
決める前の5つのチェック

まとめ:学校名ではなく、本人の目標と生活から決める

関西の難関校に通う子どもが鉄緑会に通うかどうかは、本人の目標、学校の進み方、通塾の負担、部活と生活の4つの視点から考えるのがおすすめです。周りが通っているからと焦らず、子ども自身が納得できる選択をしましょう。

まずは、子どもと「どんな大学で何を学びたいか」を話すところから始めてみてください。

関連記事

あわせて読みたい

あわせて読みたい
鉄緑会大阪校のクラスと授業の雰囲気|成績で分かれるクラス、順位が見える環境、宿題との付き合い方 鉄緑会の大阪校は、成績によってクラスが分かれ、小テストの順位が掲示されるなど、競い合う雰囲気があると言われます。クラスの仕組み、東京校との違い、順位が見える環境や多い宿題との付き合い方、家庭でできるサポートを紹介します。
関西の難関校に通う子は鉄緑会に行くべき?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次