小1の算数でつまずかないために|数の合成・分解から繰り上がり、2年生の筆算の穴うめまで、つまずきやすい3つの時期と対策

小1の算数でつまずかないために

算数は、小学校でも塾でも欠かせない教科です。わが家の息子も、算数の問題を時折難しそうにしていることがあります。そこで、小1の算数でつまずかないための秘訣を調べてみました。

実は、算数のつまずきの原因は、1年生の春の学習にあることが多いと言われています。この記事では、つまずきやすい3つの時期と、家庭でできる対策を紹介します。

この記事でわかること

  • 1年生の算数の流れ
  • 遊びの中で数に親しむ
  • 2年生以降につながる1年生の学習
目次

1年生の算数の流れ

1年生の算数の授業は、週に数コマほどです。【要確認】授業時間は学校や年度によって異なります。中でも特に大切なのが、数の理解です。

春は、数の概念を身につけることから始まります。夏までに足し算と引き算を学び、秋には、1年生の算数の最大の山場となる、繰り上がり・繰り下がりのある計算の単元に入ります。大人から見ると簡単な単元ですが、実は子どもがつまずきやすいポイントがかくれています。

つまずきやすい3つの時期

つまずきやすい3つの時期
つまずきやすい3つの時期

1年生の春:慣れない形の問題で混乱する

「6+4」や「10+8」のように、答えが10になったり、10より大きい数が出てきたりすると、慣れない形に混乱してしまう子がいます。

1年生の秋:繰り上がりで急に難しくなる

「2+9」のように、繰り上がりのある計算になると、とたんに理解が難しくなる子がいます。元記事を書いた時点で、息子はちょうど塾でこの単元を学習していました。

2年生の春:筆算の穴うめができない

2年生になると、筆算が始まります。たとえば、「34−1□=18」の□にあてはまる数を考えるような、筆算の穴うめ問題ができない子もいます。

このように、見方を変えた聞かれ方をしたり、繰り上がりが出てきたりすると、理解が難しくなる子は少なくありません。ですが、こうしたつまずきは、1年生の春の学習で予防することができます。

家庭でできる4つの対策

家庭でできる4つの対策
家庭でできる4つの対策

対策1:いろいろな形式の問題に触れる

「4+5=」「6+4=」といった、よく見る形の問題だけでなく、「5+□=9」「6+□=8」のような、見方を変えた穴うめ問題にも触れておきましょう。答えを出すだけでなく、数の関係を考える力がつきます。

対策2:数の合成と分解を固める

10より大きい数の足し算や、3つの数の計算に進む前に、数の合成と分解の基礎をしっかり理解しておくことが大切です。特に、「10はいくつといくつ」がすぐに言えるようになると、繰り上がりの計算がぐっと楽になります。

対策3:問題文をていねいに読み解く

文章題では、問題文をていねいに読み、何を聞かれているかを理解することが大切です。計算ができても、問題文を読み違えると正しい式が立てられません。

対策4:授業と復習で量をこなす

基礎をていねいに学習したら、授業と復習で問題の量をこなして定着させていきます。基礎が固まれば、表を読み取って繰り上がり・繰り下がりのある計算をするような、少し難しい文章題にも取り組めるようになります。

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遊びの中で数に親しむ

数の感覚は、机の上の勉強だけでなく、ふだんの生活や遊びの中でも育ちます。たとえば、おやつを分けるときに「8個を2人で分けると何個ずつ?」と聞いたり、お風呂で10まで数えたあとに「あといくつで10になる?」と聞いたりするだけでも、数の合成と分解の練習になります。

トランプやすごろくなどのゲームも、数に親しむのにおすすめです。サイコロの目を足して進むすごろくは、繰り上がりの計算を楽しく練習できます。カードを2枚引いて、合わせて10になる組み合わせを探す遊びも、10のまとまりをつかむのに役立ちます。

遊びの中で数に触れていると、算数の授業で同じ内容が出てきたときに、「知っている」という安心感を持って取り組めます。

つまずいたときの親の関わり方

子どもが算数でつまずいたときは、すぐに答えを教えるのではなく、どこで分からなくなっているのかを一緒に確かめましょう。繰り上がりでつまずいている場合は、その前の「10の合成・分解」に戻ると、理解が進むことがよくあります。

また、「こんなのも分からないの?」といった言葉は、子どもの算数への苦手意識を強めてしまいます。分からないことがあるのは当たり前、と伝えたうえで、少し前の単元に戻って一緒に確認していきましょう。できたときにしっかりほめることで、算数を楽しいと感じられるようになります。

2年生以降につながる1年生の学習

2年生の春には、100より大きい数や筆算を学びます。1年生で学習したことが、2年生以降の多くのつまずきポイントを乗りこえる力になります。1年生のうちに、数の合成・分解と、いろいろな形式の問題に慣れておきましょう。

よくある質問

Q. 繰り上がりの計算で指を使っています。大丈夫ですか?

A. 最初は指やおはじきを使って、数のまとまりを目で確かめることも大切です。10の合成・分解に慣れてくると、自然と指を使わずに計算できるようになっていきます。

Q. 計算は毎日どのくらい練習すればよいですか?

A. 低学年なら、1日10分ほどでも十分です。量より、毎日続けることを大切にしましょう。

Q. 学校の授業だけで足りますか?

A. 学校の授業をしっかり理解できていれば、基礎は身につきます。家庭では、穴うめ問題など見方を変えた問題に少し触れておくと、より理解が深まります。

小1算数5つのチェック

  • □ □のある穴うめ問題に触れている
  • □ 10の合成・分解がすぐに言える
  • □ 3つの数の計算ができる
  • □ 問題文を読んでから式を書いている
  • □ 毎日少しずつ計算を続けている
小1算数5つのチェック
小1算数5つのチェック

まとめ:1年生の春の学習で、つまずきを予防する

小1の算数は、春の数の理解から始まり、秋の繰り上がり・繰り下がり、そして2年生の筆算へとつながっていきます。いろいろな形式の問題に触れ、数の合成・分解を固め、問題文をていねいに読み、授業と復習で量をこなす。この4つの対策で、つまずきを予防していきましょう。

まずは今日、「10はいくつといくつ」を親子でクイズにしてみるところから始めてみてください。

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