中学受験の塾選びというと、合格実績やカリキュラムに目が行きがちです。ですが、関西の塾選びでは、子どもの体力と性格が大きな判断の基準になると言われています。うそのような話ですが、塾によって拘束時間や授業の雰囲気が大きく違うためです。
関西の塾は、首都圏とは雰囲気が違い、元気のよさや勢いを売りにする塾も多いと言われます。この記事では、拘束時間の長い塾と、進み方がゆるやかな塾、それぞれに合う子の特徴と、子どもの体力と性格を確かめる方法を紹介します。首都圏で塾を選ぶ場合にも、参考になる考え方です。
この記事でわかること
- 2つのタイプの塾と合う子
- 学年が上がると変わること
- 合わなかったときは
2つのタイプの塾と合う子


拘束時間が長く、課題が多い塾
トップ校を目指す塾やクラスの中には、授業や講座の時間が長く、提出する課題も多いところがあります。必修のオプション講座がある場合は、自然と拘束時間が長くなり、その分、体力と精神力が必要になります。
授業の雰囲気も、先生が勢いよく問いかけ、生徒が自分から手を挙げて答えるような、活気のあるスタイルの塾があります。こうした塾には、体力があり、性格が勝ち気で、トップ校を目指して競い合うことを楽しめる子が合いやすいと言われます。
進み方がゆるやかな塾
一方で、授業の進み方がゆるやかな塾やクラスもあります。おっとりとしたタイプの子は、こうした環境の方が、落ち着いて学習できることが多いでしょう。
最難関の学校だけを目指すのでなければ、中堅の学校への対策もしっかりしている塾で、志望校の選択肢を広げるのも1つの方法です。
体力と性格を確かめる4ステップ


ステップ1:1週間の時間を確かめる
説明会では、1週間の授業の時間と、宿題や課題にかかる時間を具体的に聞いておきましょう。通塾の時間もふくめると、思っていた以上に時間がかかることもあります。
ステップ2:子どもの体力を考える
今の習い事や睡眠時間を考えて、その塾の時間をこなせるかを考えます。体力に余裕がないまま通い始めると、疲れから勉強そのものが嫌になってしまうこともあります。
ステップ3:体験授業で雰囲気を見る
授業の雰囲気は、資料だけではなかなか分かりません。体験授業に参加して、子どもがどんな様子だったかを見てみましょう。自分から手を挙げていたか、緊張していたかなど、子どもの反応が大切な手がかりになります。
ステップ4:子どもに聞く
体験授業のあとは、「楽しかった?」「疲れた?」と子どもに聞いてみましょう。子どもの言葉と様子の両方から、合うかどうかを判断します。
▶ 入塾前に見ておきたい先取り学習と計算スピードはこちら:入塾前に見ておきたい2つのこと|先取り学習の状況と計算スピードから考える、塾のクラス分けと宿題量との相性
学年が上がると変わること
塾の拘束時間は、学年が上がるにつれて長くなっていきます。低学年や中学年のうちは余裕があっても、小5、小6になると、授業の日数や時間が増え、特別な講座も加わります。入塾を考えるときは、今の学年だけでなく、小6の時点でどのくらいの時間になるのかも確認しておきましょう。
子どもの体力も、学年とともに変わっていきます。低学年のうちは体力に不安があった子でも、高学年になるとしっかり通えるようになることもあります。反対に、学校の行事や習い事との両立で、思っていた以上に疲れがたまることもあります。定期的に子どもの様子を見て、無理がないかを確かめていきましょう。
性格に合わせた家庭のフォロー
どの塾を選んでも、子どもの性格に合わせた家庭でのフォローは欠かせません。勝ち気で競争を楽しめる子は、テストの結果に一喜一憂しやすいこともあります。結果よりも、取り組み方をほめるように心がけましょう。
おっとりした子は、授業中に質問できずに分からないところをためこんでしまうこともあります。家庭で「今日の授業で分からなかったところはある?」と聞き、質問のメモを一緒に作ってあげると安心です。子どもの性格を知っているのは、何より親です。塾選びのときも、通い始めてからも、性格に合わせたサポートを意識していきましょう。
きょうだいでも性格は違うので、上の子に合った塾が下の子にも合うとは限りません。それぞれの子どものタイプを見て、塾を選ぶことが大切です。
合わなかったときは
塾に通い始めてから、思っていたより疲れる、雰囲気が合わない、と感じることもあります。そんなときは、同じ塾の中でクラスや受講する講座を見直したり、先生に相談したりするところから始めましょう。
それでも合わない場合は、塾を変えることも選択肢の1つです。塾を変えることは失敗ではなく、子どもに合う環境を探すための前向きな選択です。
よくある質問
Q. 体力に自信のない子は、トップ校を目指せませんか?
A. そんなことはありません。拘束時間の短い塾や、家庭学習を中心にした進め方で目指す子もいます。子どもの体力に合わせた進め方を考えましょう。
Q. 性格は塾に通ううちに変わりませんか?
A. 塾の環境で、積極的になる子もいます。ただ、最初から無理をすると、塾が嫌いになってしまうこともあるので、今の性格に合う環境から始めるのがおすすめです。
Q. 関西と首都圏で、塾選びの考え方は違いますか?
A. 塾の雰囲気や仕組みには地域ごとの特徴がありますが、子どもの体力と性格に合うかどうかを見るという考え方は、どの地域でも共通です。
塾選び5つのチェック
- □ 1週間の拘束時間を確認した
- □ 宿題や課題の量を聞いた
- □ 子どもの体力と睡眠を考えた
- □ 体験授業の様子を見た
- □ 志望校のレベルと合うか考えた


まとめ:子どもの体力と性格に合う塾を
中学受験の塾は、拘束時間や授業の雰囲気が塾ごとに大きく違います。体力があり勝ち気な子には活気のある塾が、おっとりした子には進み方がゆるやかな塾が合いやすいと言われます。1週間の時間、子どもの体力、体験授業の様子、子どもの言葉から、合う塾を選んでいきましょう。
まずは、気になる塾の1週間の時間割を、説明会や資料で確認するところから始めてみてください。
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