8月に入ると、夏休みも残り30日を切ります。息子は、日に日に短くなる夏休みを残念がっていますが、親としては、学校と塾の宿題の残りや、夏休みにしかできない体験など、やり残したことをなくしていきたい時期です。
早稲田アカデミーにも夏休みの宿題があり、息子は国語と算数の問題集を、なんとか終えることができました。そして、残りの夏休みでチャレンジするのが、読書コンクールです。
この記事でわかること
- 読書コンクールに取り組むよさ
- 読み聞かせと音読の使い分け
- 夏休みの体験も大切に
読書コンクールに取り組むよさ
読書コンクールは、ただ本を読むだけでなく、読んだ内容について考え、自分の言葉で表す練習になります。中学受験の国語では、文章を読んで、内容をまとめたり、自分の考えを書いたりする力が問われます。低学年のうちから、1冊の本とじっくり向き合う経験をしておくことは、その土台づくりになります。
また、夏休みは、ふだんより時間に余裕がある時期です。毎日少しずつ読み進めて、1冊を読みきる達成感を味わえるのも、夏休みならではのよさです。
本選びの3つのポイント

ポイント1:推薦図書の一覧から選ぶ
読書コンクールには、推薦図書が決められていることが多いです。まずは塾や学校から配られる推薦図書の一覧を確かめましょう。推薦図書は年ごとに変わるので、その年の一覧から選ぶようにします。
参考までに、元記事を書いた年の推薦図書には、『どろだんご、さいた』『まえばちゃん』『ひとがつくったどうぶつの道』『小さな小さなキツネ』などがありました。校舎から掲載の許可をいただいて紹介したものです。
ポイント2:子ども自身に選んでもらう
本は、できるだけ子ども自身に選んでもらいましょう。表紙の絵や題名を見て、「これ読んでみたい」と思った本の方が、最後まで楽しく読めます。親は、いくつかの候補を並べて見せるくらいで十分です。
ポイント3:残りの日数で読みきれる長さ
夏休みの残りの日数と、宿題の量を考えて、無理なく読みきれる長さの本を選ぶことも大切です。低学年なら、絵本や短めの読み物から選ぶと、読む負担も少なくすみます。
感想を書くまでの4ステップ

ステップ1:1冊を選ぶ
推薦図書の一覧から、子どもと一緒に1冊を選びます。図書館や書店で実際に手に取ってみると、選びやすくなります。
ステップ2:毎日少しずつ読む
1日に読むページ数を決めて、毎日少しずつ読み進めます。親が読み聞かせをしたり、交代で音読したりするのもおすすめです。
ステップ3:心に残ったところを話す
読み終わったら、いきなり書き始めるのではなく、まず親子で話してみましょう。「どこがおもしろかった?」「どの場面が心に残った?」「自分だったらどうする?」と聞いてみると、子どもの感じたことが言葉になって出てきます。
ステップ4:話したことを文にする
話した内容を、そのまま文にしていきます。心に残った場面、そのときに感じたこと、自分の体験と比べて思ったことの順に書くと、まとまりのある感想になります。低学年のうちは、上手に書くことより、自分の言葉で書くことを大切にしましょう。
読み聞かせと音読の使い分け
低学年の子どもが1冊を読みきるには、読み聞かせと音読を上手に使い分けるのがおすすめです。物語の世界に入りこむまでは親が読み聞かせをして、話の流れがつかめてきたら、子どもに音読してもらう。こうすると、読む負担を減らしながら、自分で読む力も育てられます。
音読をしていると、読めない漢字や意味の分からない言葉が出てくることもあります。そのときは、その場で一緒に確かめましょう。読書コンクールの本は、語彙を増やすよい機会にもなります。
また、読み終わったあとに、もう一度好きな場面だけを読み返してみるのもおすすめです。2回目に読むと、1回目には気づかなかったことに気づくこともあり、感想を書くときの材料が増えます。
残りの宿題との両立
夏休みの後半は、学校の宿題、塾の宿題、読書コンクールと、やることが重なりがちです。まずは、残っている宿題をすべて書き出して、夏休みの残りの日数と並べてみましょう。
そのうえで、宿題の日、読書の日、感想を書く日、そして夏休みならではの体験の日を、予定表に振り分けます。予定が見えると、子どもも「あと何日で終わる」と見通しを持って取り組めます。
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夏休みの体験も大切に
宿題を終わらせることも大切ですが、夏休みならではの体験も、子どもにとって大切な学びです。自然の中で遊ぶ、博物館に行く、家族で旅行をする。こうした体験は、本を読むときや、作文を書くときの材料にもなります。やり残したことがないように、夏休みの残りの予定を家族で話し合ってみてください。
よくある質問
Q. 本を読むのが苦手な子は、どうすればいいですか?
A. まずは、絵の多い本や短い本から始めましょう。親が読み聞かせをして、内容を楽しむところから始めるのもおすすめです。
Q. 感想が「おもしろかった」だけになってしまいます。
A. どこがおもしろかったのか、なぜそう思ったのかを、親が質問しながら聞き出してみましょう。話したことを文にすると、内容のある感想になります。
Q. 推薦図書以外の本で応募してもいいですか?
A. コンクールによって決まりが違うので、募集の案内を確かめましょう。推薦図書以外でもよい場合は、子どもが本当に読みたい本を選ぶのがおすすめです。
夏休み後半の5つのチェック
- □ 塾の宿題の残りを確かめた
- □ 学校の宿題の残りを確かめた
- □ 読む本を1冊決めた
- □ 読む日と書く日を決めた
- □ やりたかった体験を残していない

まとめ:1冊とじっくり向き合う夏に
夏休みの後半は、宿題の残りと読書コンクール、夏休みの体験が重なる時期です。推薦図書から子どもが選んだ1冊を、毎日少しずつ読み、親子で話してから感想を書くと、無理なく取り組めます。残りの宿題と予定を書き出して、やり残しのない夏休みにしましょう。
まずは、推薦図書の一覧を子どもと一緒に眺めて、気になる1冊を選ぶところから始めてみてください。
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