SAPIXと早稲アカの「1週間の授業の組み立て」を比べる|授業前の小テストとカリテの違いから考える、家庭学習の曜日の決め方

SAPIXと早稲アカの1週間の授業の組み立てを比べる

わが家の息子は、小1から早稲田アカデミーに通っています。新小3から、空きがあればSAPIXに移ることも考えていた時期があり、そのときに両塾の授業の組み立てを調べてみました。

早稲アカからSAPIXに移る家庭は、より難しい環境で学ばせたいという理由が多いようです。反対に、SAPIXから早稲アカに移る家庭は、授業の進む速さや内容についていくのが難しい、という理由が多いと聞きます。SAPIXの授業についていくために、個別指導や家庭教師を別につける家庭も少なくありません。

塾を比べるとき、合格実績やクラス分けに目がいきがちですが、1週間の授業の組み立ても大切な比べどころです。この記事では、元記事を書いた時点で調べた両塾の授業の流れを比べ、塾に合わせた家庭学習の曜日の決め方を紹介します。授業の組み立ては学年や年度で変わるので、今の流れは塾に確かめてください。

この記事でわかること

  • 授業の組み立ての3つの違い
  • 塾の授業と家庭学習を組み合わせた1週間の例
  • 転塾を考えるときの視点
目次

授業の組み立ての3つの違い

授業の組み立ての違い
授業の組み立ての違い

違い1:授業前の小テストがあるか

SAPIXでは、授業の前に算数の小テストがありました。前の授業の復習と、基礎の力を確かめるためのテストです。毎回の授業の前にテストがあるので、前の週の復習をしておくことが欠かせません。

早稲アカには、授業の前の小テストはありませんでした。その代わりに、隔週の土曜日にカリキュラムテスト(カリテ)があり、その間に習った単元の理解を確かめます。

違い2:1回の授業の分け方

SAPIXの算数は、前の週の復習をする授業(算数A)と、新しい単元を学ぶ授業(算数B)に分かれていました。国語も、基礎と実戦を学ぶ授業(国語A)と、読解と記述を学ぶ授業(国語B)に分かれ、そこに理科か社会の授業が加わります。

早稲アカは、50分の授業が3コマで、国語・算数・社会の日と、国語・算数・理科の日が交互になっていました。

違い3:復習のタイミング

SAPIXは、授業の中に前の週の復習が組みこまれ、さらに授業前の小テストで確かめる、という流れです。早稲アカは、2週間ごとのカリテに向けて復習を進める流れです。どちらの塾でも、家庭での復習のタイミングを、塾の流れに合わせることが大切です。

▶ SAPIXと早稲田アカデミーの違い(授業・クラス・志望校対策)はこちら:SAPIXと早稲田アカデミーの違い|授業の進め方・クラス分け・志望校対策と、向いている子の特徴

家庭学習の曜日を決める4ステップ

家庭学習の曜日を決める4ステップ
家庭学習の曜日を決める4ステップ

ステップ1:授業の曜日を書き出す

まずは、1週間の予定表に、塾の授業の曜日を書きこみます。学校や習い事の予定も一緒に書いておきましょう。

ステップ2:テストの日を書き出す

次に、塾のテストの日を書きこみます。SAPIXなら毎回の授業前の小テスト、早稲アカなら隔週のカリテです。テストの日が見えると、いつまでに何を復習すればよいかが分かります。

ステップ3:授業の翌日に復習の日を置く

授業で習ったことは、翌日までに一度復習すると定着しやすくなります。授業の翌日を、その授業の復習の日にしましょう。

ステップ4:テストの前日に見直しの日を置く

テストの前日には、間違えた問題や、あいまいな単元を見直す時間をとります。SAPIXなら授業の前日、早稲アカならカリテの前日が目安です。

塾の授業と家庭学習を組み合わせた1週間の例

たとえば、授業が火曜と金曜にある塾の場合、水曜は火曜の授業の復習、土曜は金曜の授業の復習、そしてテストの前日に見直し、という組み立てができます。残りの日は、学校の宿題や計算・漢字の練習、苦手な単元の解き直しに使います。

授業前に小テストがある塾なら、授業の前日に前回の内容をもう一度確かめる時間を入れておくと安心です。2週間ごとのテストがある塾なら、テストの前の週末に、2週間分の単元をまとめて見直す時間を入れましょう。

組み立てを作ったら、最初の数週間は試しに回してみて、無理がないかを確かめます。宿題が終わらない日が続くようなら、復習の量を減らす、曜日を入れ替えるなど、家庭に合う形に少しずつ調整していきましょう。

転塾を考えるときの視点

塾を移るかどうかを考えるときは、合格実績だけでなく、子どもがその塾の授業の流れに合っているかを考えることが大切です。毎回の小テストで緊張感を持って取り組める子もいれば、2週間ごとのテストに向けてじっくり取り組む方が合う子もいます。

また、移った先の授業についていくために、別に個別指導や家庭教師が必要になるなら、本当にその塾がよいのか、もう一度考えてみましょう。子どもに合う塾は、大手の塾だけとはかぎりません。

▶ 「SAPIXファースト」をやめたわが家の理由はこちら:「SAPIXファースト」をやめた理由|新3年での転塾を考えていたわが家が、早稲アカに残ると決めた5つの視点

よくある質問

Q. 授業の前に小テストがある塾は、家庭の負担が大きいですか?

A. 毎回の授業の前に復習が必要になるため、復習の時間を決めておかないと負担を感じやすくなります。授業の翌日を復習の日にするなど、家庭の型を作っておきましょう。

Q. カリテの間の週は、何をすればいいですか?

A. 授業の復習と宿題を進めながら、あいまいな単元を見つけておきましょう。カリテの前日にまとめて見直すと、効率よく準備ができます。

塾に合わせた家庭学習の5つのチェック

  • □ 授業日とテスト日を書き出した
  • □ 授業の翌日に復習の時間がある
  • □ テストの前に見直しの時間がある
  • □ 宿題の量が回っている
  • □ 子どもが授業を楽しめている
塾に合わせた家庭学習の5つのチェック
塾に合わせた家庭学習の5つのチェック

まとめ:塾の授業の流れに、家庭学習を合わせる

SAPIXと早稲田アカデミーは、どちらも週2回の授業ですが、授業前の小テストの有無、1回の授業の分け方、復習のタイミングが違います。家庭学習の曜日は、塾の授業とテストの流れに合わせて、授業の翌日に復習、テストの前日に見直し、と決めるのがおすすめです。

まずは、塾の授業とテストの日を、1週間の予定表に書き出すところから始めてみてください。

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