「SAPIXファースト」をやめた理由|新3年での転塾を考えていたわが家が、早稲アカに残ると決めた5つの視点

正直に言うと、わが家も以前は、SAPIXの合格実績に強く惹かれていました。息子は小1から早稲田アカデミーに通っていますが、1・2年は早稲アカで勉強の大切さを学び、理科と社会が始まる新3年からSAPIXに移る、というのが当初の考えでした。

ところが、息子の様子を見ているうちに、そのまま6年まで早稲アカでもよいのではないか、と思うようになりました。今では、「SAPIXファースト」の考えはやめて、わが子に合う学び方をいろいろと考えています。

この記事でわかること

  • 人気の塾は、募集が止まることも
  • 合格実績の数字の見方
  • 塾を決める4ステップ
目次

人気の塾は、募集が止まることも

中学受験の人気が高まり、大手の塾では、校舎や学年によって定員がいっぱいになり、募集を止めることがあります。クラスを増やして対応する校舎もあり、息子が通う早稲アカの校舎でも、前期に2クラスに増え、後期には3クラスになりました。

ただ、今の学年で募集が止まっていても、もう入れないとはかぎりません。学年が変わる2月に、募集を再開する校舎もあります。とはいえ、再開してもどれくらいの人数を募集するのか、希望者が集中しないか、入塾テストに合格できるか、といった分からないことも多く、焦ってしまう気持ちはよく分かります。

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早稲アカに残ると決めた5つの視点

早稲アカに残ると決めた視点のうち3つ
早稲アカに残ると決めた視点のうち3つ

視点1:息子が授業やテキストを楽しんでいる

一番大きかったのは、息子が早稲アカの授業やテキストを楽しそうに取り組んでいることです。低学年のうちは、塾が楽しい場所であることが何より大切だと考えています。楽しく通えている今の環境を、わざわざ変える必要があるのか、と考えるようになりました。

視点2:宿題が多いのは、どの塾も同じ

早稲アカの宿題は確かに多いです。ですが、それはSAPIXも同じです。宿題の多さを理由に塾を移っても、移った先でも同じように宿題に追われることになります。

視点3:宿題や課題は、親が取捨選択すればよい

宿題が多いなら、すべてをこなそうとせず、親が取捨選択すればよいと考えています。子どもの理解の度合いや、志望校に必要な力を見ながら、取り組む課題を選んでいけば、どの塾でも無理なく続けられます。

視点4:SAPIXに入れても、下位で苦しむ可能性がある

SAPIXに入塾できたとしても、授業についていけず、下のクラスで苦しむ可能性もあります。合格実績が高い塾に入ることと、子どもがその塾で伸びることは、別のことです。

視点5:今の塾でも対策はできる

御三家の合格実績では、SAPIXが大きな数字を出しているのは確かです。ですが、裏を返せば、SAPIX以外の塾から御三家に合格する子もたくさんいるということです。早稲アカでも、NNコースのように志望校別の対策が充実してきていて、今の塾でも十分に対策ができると感じています。

▶ SAPIXと早稲田アカデミーの違いはこちら:SAPIXと早稲田アカデミーの違い|授業の進め方・クラス分け・志望校対策と、向いている子の特徴

合格実績の数字の見方

塾を比べるとき、どうしても目に入るのが合格実績の数字です。ただ、合格者の数は、塾に通う生徒の数が多いほど大きくなります。数字の大きさだけで判断せず、校舎ごとの合格の割合や、子どもと同じくらいの成績の子がどんな学校に進んでいるかを聞いてみると、より役に立つ情報になります。わが家も、数字に惹かれていた時期があったからこそ、数字だけで決めないことを大切にしています。

▶ 塾の合格実績を「率」で見る方法はこちら:塾の合格実績は「数」より「率」で見る|校舎の合格率を自分で計算する3つの手順と、数字の読み方

それでもSAPIXに入りたいときの考え方

もちろん、SAPIXの授業の進め方が子どもに合っていて、どうしても通わせたい家庭もあるでしょう。その場合は、学年が変わるタイミングをねらって計画を立てるのがおすすめです。とくに新4年は、本格的に受験の勉強を始める子が増える時期で、募集を再開する校舎が多いと言われています。

あわせて、入塾テストに余裕を持って合格できるくらいの学力をつけておきましょう。募集の再開を待つ間は、公文などの習い事で学習の習慣をつける、ほかの塾に通いながら転塾を考える、といった方法もあります。わが家も、もともとはこの「ほかの塾に通いながら考える」方法をとっていました。

塾を決める4ステップ

塾を決める4ステップ
塾を決める4ステップ

ステップ1:子どもの様子を見る

まずは、子どもが今の塾を楽しく通えているかを見てください。授業の話を家でしてくれるか、宿題に前向きに取り組めているかが手がかりになります。

ステップ2:移りたい理由を書き出す

塾を移りたいと思ったら、その理由を書き出してみましょう。合格実績なのか、授業の進め方なのか、通いやすさなのか。理由をはっきりさせると、本当に移る必要があるのかが見えてきます。

ステップ3:今の塾の対策を確かめる

今の塾にどんなコースや教材があるのかを確かめます。志望校別のコースや、上の学年の対策を聞いてみると、移らなくても目的が果たせる場合があります。

ステップ4:家族で決める

最後は、子どもの気持ちも聞きながら、家族で決めます。親の希望だけで決めず、子ども自身が納得できる形にすることが大切です。

よくある質問

Q. 合格実績の高い塾に通った方が、合格に近づきますか?

A. 合格実績の高い塾には、学力の高い子どもが多く集まります。ですが、子どもがその塾で伸びるかどうかは別です。授業の進め方や雰囲気が子どもに合っているかを大切にしましょう。

Q. 低学年のうちに塾を移るのは、よくないですか?

A. 低学年のうちは、学ぶ内容の差がまだ小さいため、移ることの負担は比較的小さいと考えられます。ただし、子どもが今の塾を楽しんでいるなら、急いで移る必要はありません。

転塾を考える前の5つのチェック

  • □ 子どもが今の塾を楽しめているか
  • □ 移りたい理由を言葉にできる
  • □ 宿題の量を親が調整できるか
  • □ 移った先で無理なく通えるか
  • □ 今の塾の対策を確かめた
転塾を考える前の5つのチェック
転塾を考える前の5つのチェック

まとめ:「どの塾が一番か」より「わが子に合うか」

新3年からSAPIXへの転塾を考えていたわが家ですが、息子が授業を楽しんでいること、宿題の量はどの塾も同じこと、宿題は親が取捨選択できること、SAPIXでも下位で苦しむ可能性があること、今の塾でも対策ができることの5つの視点から、早稲アカに残ると決めました。

塾選びに迷ったら、まずは子どもが今の塾を楽しめているかを、ゆっくり観察するところから始めてみてください。

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