新しい学年の授業が始まる前の冬は、塾の入塾テストが頻繁に行われる時期です。わが家も、息子が年長だった冬に、中学受験の塾を選びました。最初に考えていた塾の入塾テストを受けたあとで方針を変え、別の塾に決めることになりました。
結論から言うと、塾選びでいちばん大切なのは、塾の評判や合格実績より、わが子と家庭に合うかどうかです。授業の進め方、教室の雰囲気、通う曜日。わが家の条件を書き出して比べ、入塾テストを受けて感じた違和感も大切にしたことで、結果的に「この塾を選んで良かった」と思える選択ができました。この記事では、わが家が塾を比べるときに見たこと、方針を変えた理由、候補から外した塾の考え方を紹介します。
この記事でわかること
- 塾を比べるときに見た3つのこと
- 候補から外した塾の考え方
- 年長・低学年で塾を選ぶときの注意
塾を比べるときに見た3つのこと

1:授業の進め方
まず見たのは、授業の進め方です。将来の志望校を見すえて、難関校向けのクラスがあるか、授業はどのくらいの速さで進むのか。低学年のうちは、どの塾も大きな差はないように見えますが、高学年になってからのカリキュラムも含めて確かめました。
2:教室の雰囲気
次に、教室の雰囲気です。1クラスの生徒の人数、先生と生徒の距離、授業中の子どもたちの様子。先生が一人ひとりに目を配り、親身に関わってくれるかどうかも重視しました。
3:通う曜日
そして、わが家にとって大きかったのが、通う曜日です。平日はほかの習い事があったため、土曜日に授業がある塾を中心に考えました。元記事執筆時点では、わが家の地域の校舎では、塾によって低学年の授業の曜日が違っていました。曜日は塾や校舎、年度によって変わるため、候補の塾で必ず確かめてください。
方針を変えるまでの4ステップ

ステップ1:条件を書き出して候補をしぼる
まずは、わが家の条件を紙に書き出しました。通える曜日、通塾時間、授業の進め方、教室の雰囲気。条件をもとに候補をしぼり、最初は四谷大塚の入塾テストを受けることにしました。
ステップ2:入塾テストを受ける
入塾テストを受けてみると、なかなか基準点に届きませんでした。年長の子どもにとって、初めて受ける本格的なテストです。結果そのものより、テストを通して、息子の今の力と、塾が求めている力の違いを知ることができました。
ステップ3:感じた違和感を見直す
テストや説明会を通して、わが家の考える塾のイメージと、少し合わないと感じる点もありました。もちろん、これはわが家の感じ方で、塾の良し悪しとは別の話です。ですが、「このまま入塾していいのだろうか」という気持ちがある状態で決めるのはやめよう、と家族で話しました。
ステップ4:別の候補も受けて比べる
そこで、別の候補だった早稲田アカデミーの入塾テストも受けることにしました。先生が親身に関わってくれる塾だと感じ、息子に合いそうだと思ったからです。入塾テストもクリアし、早稲アカに入塾することになりました。今振り返っても、早稲アカを選んで良かったと感じています。
候補から外した塾の考え方
わが家は、SAPIXへの入塾は検討しませんでした。理由は、元記事執筆時点では、低学年の授業が平日で、習い事との両立が難しかったこと。そして、宿題の量や、家庭での復習のサポートを考えると、わが家の生活では負担が大きいと感じたことです。
ただ、これはあくまでわが家の条件での判断です。SAPIXの授業の進め方や合格実績に魅力を感じ、合っている家庭もたくさんあります。候補から外す理由は、塾の良し悪しではなく、「わが家の条件に合うかどうか」で考えることが大切だと思います。
▶ 中学受験の塾選びで迷わない順番はこちら:中学受験の塾選びで迷わない順番|目標を決める、子どもの学び方を知る、体験で確かめる、通い方を決める
入塾してから感じたこと
入塾してしばらくたつと、塾との関わり方も見えてきました。先生とのやり取りがしやすく、授業の様子や家庭での取り組み方について、気軽に相談できる雰囲気があったことは、わが家にとって大きな安心でした。塾選びの段階で「先生との距離の近さ」を重視したのは、間違いではなかったと感じています。
一方で、入塾したあとに知ったこともあります。学年が上がると授業の曜日が変わる見込みであることや、低学年でもテストの結果でクラスが分かれていることです。これから塾を選ぶ方は、高学年になったときの授業の曜日やクラスの仕組みについても、入塾前に聞いておくと安心です。
年長・低学年で塾を選ぶときの注意
年長や低学年で塾を選ぶときは、子どもがまだ小さいことを忘れないようにしたいものです。入塾テストの結果に親が一喜一憂すると、子どもは「テストは怖いもの」と感じてしまいます。結果がどうであっても、「よくがんばったね」と声をかけてあげましょう。
また、低学年で選んだ塾を、ずっと続けなければいけないわけではありません。学年が上がって授業の曜日や内容が変わったときに、もう一度選び直す家庭もあります。わが家も、新小3から授業が平日になると聞いて、塾を見直したことがありました。
▶ 転塾を考えたきっかけと入塾テストの準備はこちら:SAPIXの入塾テストに向けて家庭で整えること|転塾を考えたきっかけと、点を落とさない答案の書き方
よくある質問
Q. 年長から塾に通う必要はありますか?
A. 必ずしも必要ではありません。家庭で学習の習慣をつけられていれば、小3の冬(新小4)から入塾する家庭も多いです。子どもの様子と家庭の状況を見て決めましょう。
Q. 入塾テストで基準点に届かなかったら、あきらめた方がいいですか?
A. 時期を変えて再び受けられる塾もあります。ほかの塾も含めて比べ、子どもに合う塾を選ぶきっかけにしましょう。
塾を決める前の5つのチェック
- □ 通える曜日と時間を書き出した
- □ 候補の塾の授業の進め方を比べた
- □ 入塾テストの結果を親子で見直した
- □ 宿題の量と親の負担を確かめた
- □ 子どもが通いたいと言っている

まとめ:わが家の条件に合う塾を選ぶ
年長で塾を決めたわが家は、授業の進め方、教室の雰囲気、通う曜日を比べ、入塾テストを受けて感じた違和感も大切にして、方針を変えました。塾の評判や合格実績より、わが子と家庭に合うかどうかで選んだことが、結果的に良い選択につながったと感じています。
塾選びに迷ったら、まずはわが家の条件を紙に書き出すところから始めてみてください。
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