成績が伸びない、苦手な科目にはやる気が起きない。中学受験の勉強には、こうした悩みがつきものです。先輩の受験生たちは、どんな工夫をしながら勉強を前に進めていたのでしょうか。
この記事でわかること
- 国語と算数の3つの習慣
- 毎朝の習慣を作る4ステップ
- 続けるための工夫
国語と算数の3つの習慣

習慣1:毎朝の短い練習
多くの先輩が取り入れていたのが、毎朝の短い練習です。毎朝5問、必ず漢字の問題を解いていた先輩、毎日「計算と漢字」の計算を1ページ以上解いていた先輩がいました。語句が苦手だった先輩は、毎朝、季節の講習のテキストの語句の部分を解いていたそうです。
算数では、毎朝「テキストのここからここまで」と決めて、必ず問題に取り組んでいた先輩がいます。最初は正答率が低かったものの、3か月をこえたあたりから、正答率が上がってきたそうです。続けることの大切さがよく分かります。
習慣2:苦手をためない
できなかった漢字を「苦手ノート」に整理していた先輩がいました。間違えた漢字をまとめておくと、何度もくり返して練習できます。
小6になっても算数が苦手だった先輩は、基礎からやり直すために、小5の問題を復習し直したそうです。苦手なときは、前の学年の内容に戻ってやり直すことも、大切な選択です。
習慣3:書くことと読むことに慣れる
記述問題が苦手だった先輩は、毎日日記を書いて、文章を素早く書くことに慣れるようにしていたそうです。文章を読むことが苦手だった先輩は、過去問の文章だけを読む(そのときは問題は解かない)という練習をしていました。毎日、新聞の朝刊を読んでいた先輩もいます。
語彙を増やすために学習マンガを読んでいた先輩や、授業やテストの中で分からない語句の意味を調べて覚えていた先輩もいました。
先輩たちの習慣に共通しているのは、どれも「毎日」「決まった量」を続けていることです。特別な教材や難しい問題ではなく、漢字5問、計算1ページといった小さな積み重ねが、本番での力につながっていきます。
算数の文章題で先輩がしていたこと
算数の文章題では、解き方を理解できるまで何度もくり返して解き、そのあと少しずつ数字を変えて、本当に理解できたかを確かめていた先輩がいました。問題文の重要なところに、線や印をつけながら読む、という工夫もありました。
1行問題を素早く正確に解くのが苦手だった先輩は、毎朝、季節の講習の1行問題を、時間を計って解いていたそうです。時間を意識することで、本番でも落ち着いて解けるようになります。
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毎朝の習慣を作る4ステップ

ステップ1:取り組む範囲を決める
毎朝取り組む範囲を、「テキストのここからここまで」と決めます。量は少なくてかまいません。毎日続けられる量にすることが大切です。
ステップ2:時間を計って解く
計算や1行問題は、時間を計って解きます。昨日より速く解けた、という小さな成長が、続ける力になります。
ステップ3:問題文に印をつけて読む
文章題では、問題文の大切なところに線や印をつけながら読む習慣をつけます。読み落としが減り、何を聞かれているのかが分かりやすくなります。
ステップ4:解けなかったものをノートへ
解けなかった漢字や問題は、苦手ノートにまとめておきます。週末などに見直して、くり返し練習しましょう。
習慣を学年に合わせて変える
毎日の習慣は、学年に合わせて少しずつ変えていくとよいでしょう。低学年のうちは、計算と漢字の短い練習を毎朝続けることが中心です。学年が上がったら、1行問題を時間を計って解く、日記や要約で書く練習をする、新聞を読むなど、取り組む内容を少しずつ増やしていきます。
小6になったら、志望校の過去問の文章を読む、苦手ノートを見直すなど、入試に向けた習慣も加えていきましょう。習慣の中身が変わっても、「毎日決まった時間に、決まった量に取り組む」という形は変えないことが、続けるためのポイントです。
続けるための工夫
毎朝の習慣は、続けてこそ力になります。最初から欲ばって量を多くすると、続けるのがつらくなってしまいます。最初は5分ほどで終わる量から始めて、慣れてきたら少しずつ増やしていきましょう。
また、正答率が低い時期が続いても、すぐに方法を変えないことも大切です。先輩の例のように、3か月ほど続けて、ようやく成果が見えてくることもあります。
▶ 低学年の毎朝5分のドリルの使い方はこちら:低学年の毎朝5分ドリル|文章題が苦手な息子が続けた朝の習慣と、100円ドリルを1日1ページ使う家庭学習
よくある質問
Q. 日記を書くのを嫌がります。
A. 最初は1行だけでもかまいません。その日にあったことと、そのときに思ったことを1つずつ書くところから始めましょう。親が読んで感想を返すと、続ける励みになります。
Q. 朝は時間がなくて、勉強できません。
A. 5分だけでもかまいません。漢字3問、計算1行など、短い時間でできることを決めておきましょう。朝が難しい場合は、帰宅後や寝る前の決まった時間でも大丈夫です。
Q. 前の学年の問題に戻るのは、遅れにつながりませんか?
A. 基礎があいまいなまま先に進むより、前の学年に戻ってやり直す方が、結果的に早く力がつくこともあります。塾の先生にも相談しながら進めましょう。
毎日の習慣の5つのチェック
- □ 毎朝取り組む量を決めた
- □ できなかった漢字をノートにまとめた
- □ 分からない語句を調べている
- □ 1行問題を時間を計って解いている
- □ 問題文に印をつけて読んでいる

まとめ:毎朝の少しずつが、国語と算数の力になる
国語と算数の力をつけた先輩たちは、毎朝の漢字や計算、苦手ノート、日記や新聞で書くことと読むことに慣れる、1行問題を時間を計って解く、といった習慣を続けていました。最初は正答率が低くても、続けるうちに変わってきます。
まずは、毎朝取り組む量を「テキストのここまで」と1つ決めるところから始めてみてください。
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