塾の宿題を学校の授業中にやらないために|鉄緑会など宿題の多い塾と学校を両立する、1週間の組み立てと親の確認

塾の宿題を学校の授業中にやらないために

鉄緑会は、難関の中高一貫校の生徒が多く通う大学受験塾です。東京の指定校の生徒は、中1の春なら入会テストなしで入ることができ、それ以外の時期や指定校以外の学校の生徒は、難しい入会テストで一定の水準をこえる必要があります。講師には、東大出身の専任講師や、東大の学生・大学院生が多く、塾の中は東大を目指す雰囲気に包まれているといわれます。

そんな鉄緑会の特徴は、授業の速さと宿題の多さです。宿題をこなすために、学校の授業中に塾の勉強をする「内職」をする生徒もいる、という話も聞きます。ですが、内職に頼る生活は長くは続きません。

この記事では、内職がよくない理由と、内職に頼らずに塾と学校を両立するための1週間の組み立て方、そして親が確かめておきたいことを紹介します。

この記事でわかること

  • 内職がよくない3つの理由
  • 親が確かめておきたいこと
  • 学校の勉強も大切に
目次

内職がよくない3つの理由

内職がよくない3つの理由
内職がよくない3つの理由

理由1:学校の授業の理解に穴があく

学校の授業を聞かずに塾の勉強をしていると、学校で習う内容の理解に穴があいてしまいます。中高一貫校の授業も進むのが速く、一度つまずくと取り戻すのが大変です。定期テストの成績が下がれば、学校生活にも影響します。

理由2:先生との関係が気まずくなる

授業中に別の勉強をしていれば、先生から注意を受けることもあります。先生との関係が気まずくなると、学校で質問や相談がしにくくなってしまいます。

理由3:生活が続かない

内職をしないと宿題が終わらないということは、そもそも宿題をこなす時間が足りていないということです。その状態が続くと、寝る時間を削ることになり、疲れがたまって、塾の授業にも集中できなくなります。

1週間を組み立てる4ステップ

1週間を組み立てる4ステップ
1週間を組み立てる4ステップ

ステップ1:宿題の量を知る

まずは、塾の宿題が1週間でどれくらい出るのかを、科目ごとに把握します。英語、数学など、科目ごとにかかる時間の目安を書き出してみましょう。

ステップ2:平日と週末に時間を割り振る

次に、学校の授業や部活、塾の授業の時間を除いた残りの時間に、宿題を割り振ります。平日に少しずつ、週末にまとめて、というように、学校の授業時間を当てにしない組み立てを最初から作っておくことが大切です。

ステップ3:すき間の時間を使う

通学の電車の中や、学校の休み時間など、すき間の時間も上手に使いましょう。英単語の確認や、数学の問題の見直しなど、短い時間でできることを決めておくと、宿題の負担が少し軽くなります。

ステップ4:回らないときは塾の先生に相談する

それでも宿題が回らない場合は、塾の先生に相談しましょう。どの宿題を優先すればよいか、どこまでやればよいかを聞いておくと、無理のない進め方が見えてきます。

親が確かめておきたいこと

中高生になると、親が勉強の中身を細かく見ることは難しくなります。ですが、生活のリズムが崩れていないか、学校の成績が下がっていないかは、親が確かめておきたいところです。寝る時刻が遅くなっていないか、定期テストの結果はどうだったか、さりげなく聞いてみましょう。

鉄緑会では、クラスによって人数や講師が違い、上のクラスと下のクラスでは授業の進め方も変わるといわれます。授業についていけず、宿題もたまっていく状態が続くなら、子どもの性格や成績を見ながら、通い方そのものを見直すことも必要です。

▶ 鉄緑会に通う中高生を家庭で支える生活の整え方はこちら:鉄緑会に通う中高生を家庭でどう支えるか|大量の宿題・小テストの順位・授業の延長と向き合うための生活の整え方

入会したばかりの時期に気をつけたいこと

中1の春に入会すると、学校生活と塾の生活が同時に始まります。新しい友だち、部活、学校の授業、そして塾の授業と宿題。慣れないことが一度に重なるため、最初の数か月は、子どもも想像以上に疲れがたまります。

この時期は、宿題をすべて完璧にこなすことより、生活のリズムを作ることを優先しましょう。寝る時刻を決める、宿題に取りかかる時刻を決める、週末に休む時間を作る。こうした型ができてくると、宿題の量にも少しずつ慣れていきます。

もし入会してすぐに、宿題が終わらずに授業中に内職をしているような様子があれば、早めに声をかけましょう。「どの科目の宿題に時間がかかっている?」と聞くと、子どもも困っていることを話しやすくなります。

学校の先生にも相談してよい

学校の勉強と塾の勉強の両立に悩んだら、学校の担任の先生に相談するのもよい方法です。定期テストの時期や、学校の宿題の量など、学校の予定を早めに知ることで、塾の宿題の進め方も調整しやすくなります。

学校の勉強も大切に

大学受験を目指すうえで、塾の勉強は大切です。ですが、学校の授業にも、塾では学べない内容や、考え方を深める機会がたくさんあります。学校の勉強を大切にしながら塾を活用することが、6年間を走りきるための土台になります。

塾と学校の両立は、最初の数か月で生活の型を作れるかどうかが大きな分かれ目です。入会したばかりの時期こそ、親子で1週間の組み立てを話し合っておきましょう。

よくある質問

Q. 宿題が多すぎて、どうしても終わりません。

A. まずは、宿題の中で優先するものを決めましょう。それでも終わらない状態が続くなら、塾の先生に相談するか、通う科目や回数を見直すことも考えてみてください。

Q. 部活をやめた方がいいですか?

A. 部活は、中高生にとって大切な経験です。すぐにやめるのではなく、まずは時間の使い方を見直してみましょう。どうしても両立が難しいときは、子どもの気持ちを聞きながら決めてください。

Q. 学校の授業が簡単で退屈だと言っています。

A. 学校の授業にも、塾とは違う考え方や深め方があります。授業で新しく知ったことを家で聞いてみるなど、学校の勉強の価値に目を向けられる声かけをしてみてください。

両立の5つのチェック

  • □ 宿題の量を週ごとに把握している
  • □ 平日と週末の時間を割り振った
  • □ 寝る時刻が守れている
  • □ 学校の授業についていけている
  • □ 回らないときに相談できる
両立の5つのチェック
両立の5つのチェック

まとめ:学校の授業を当てにしない1週間の型を作る

鉄緑会のように宿題の多い塾では、学校の授業中に内職をしてしまう生徒もいます。ですが、内職は学校の理解に穴をあけ、生活のリズムも崩してしまいます。宿題の量を把握し、平日と週末、すき間の時間に割り振って、学校の授業時間を当てにしない1週間の型を作りましょう。

まずは、塾の宿題が1週間でどれくらいあるのかを、子どもと一緒に書き出すところから始めてみてください。

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