中学受験が終わり、難関校に合格した家庭は、ほっとする間もなく、次の準備に追われることになります。入学の手続き、制服や教材の準備、そして大学受験に向けた塾をどうするか。とくに鉄緑会の指定校に合格した家庭では、合格発表の直後から、塾の話題が一気に身近になります。
元記事執筆時点の情報では、鉄緑会には指定校の制度があり、東京近郊の指定校に通う生徒は、中学入学時の春に入会する場合に限り、入会テストなしで入会できるとされていました。このため、合格発表の直後に申し込みが集中し、希望の曜日が埋まってしまうこともあると言われています。なお、大阪校には指定校制度はないとされています。
結論から言うと、指定校に合格したら、まずは入学の手続きを最優先に済ませ、そのうえで入会の条件と時期を公式の情報で確かめ、家族で話し合ってから決めるのがおすすめです。慌てて申し込む前に、段取りを紙に書き出すだけでも、気持ちに余裕が生まれます。この記事では、合格発表から4月までにやることと、入会を決める前に確かめたいことを紹介します。
この記事でわかること
- 合格から4月までに重なる3つのこと
- 入会しないという選択
- 親が気をつけたいこと
合格から4月までに重なる3つのこと


1:入学の手続き
合格発表のあとは、入学金の納入や書類の提出など、期限のある手続きが続きます。制服や体操服の採寸、教材の購入、入学説明会への参加など、学校ごとに準備することもたくさんあります。期限を逃すと入学に関わるものもあるため、何よりも優先して進めましょう。
2:塾の検討
指定校に合格した場合、鉄緑会の入会を考えるかどうかも、この時期の大きな話題になります。テストなしで入会できる時期が限られているため、気持ちが焦りやすいところです。ただ、入会するかどうかは、中学生活の過ごし方を大きく左右する決断です。手続きと同じように、期限と条件を確かめてから考えましょう。
3:子どもの休息
長い中学受験を終えた子どもは、心も体も疲れています。合格の喜びをしっかり味わい、好きなことをしてゆっくり休む時間も大切です。4月からの新しい生活に向けて、元気を取り戻す期間だと考えましょう。
合格発表から4月までの4ステップ


ステップ1:入学の手続きを先に済ませる
まずは、学校から届いた書類をすべて確かめ、手続きの期限を一覧にしましょう。入学金の納入、書類の提出、説明会の日程など、期限の早いものから順に進めていきます。家族で分担を決めておくと、抜けや漏れを防げます。
ステップ2:入会の条件と時期を確かめる
次に、鉄緑会の公式サイトで、入会の条件と時期、申し込みの方法を確かめます。指定校の扱いや入会の時期は、年度によって変わることがあります。うわさや口コミではなく、必ず最新の公式の情報を確かめてください。あわせて、4月を逃した場合にどのような入り方があるのかも確かめておくと、判断に余裕が生まれます。
ステップ3:家族で話し合う
条件が分かったら、家族で話し合いましょう。通学にかかる時間と、塾までの移動時間はどのくらいか。部活動に打ちこみたい気持ちはあるか。中学生活で何を大切にしたいか。子ども自身の気持ちを聞くことが、何より大切です。
ステップ4:春休みは生活と学びを整える
入会するかどうかにかかわらず、春休みは、新しい生活に向けて整える時期です。受験期の夜型の生活を、朝型に戻しましょう。学校から春休みの課題が出ている場合は、それを優先して取り組みます。中学の英語や数学の予習を少し始める家庭もありますが、無理のない範囲で十分です。
申し込みが集中する時期の考え方
合格発表の直後は、申し込みが集中し、希望の曜日が早く埋まることがあると言われています。早めに動くことは悪いことではありません。ただ、曜日が埋まることを心配して、家族で話し合う前に申し込んでしまうのは避けたいところです。
合格発表の前に、「指定校に合格したら入会をどうするか」を、家族で軽く話しておくのも1つの方法です。合格前に考えを整理しておけば、合格発表の直後に慌てずに判断できます。
▶ 鉄緑会の指定校制度と入会前に確かめたいことはこちら:鉄緑会の指定校制度とは|中学合格後に通塾を考える家庭が、入会の前に確かめたい4つのこと
入会しないという選択
指定校に合格したからといって、必ず鉄緑会に入会しなければならないわけではありません。難関校の授業は進みが速く、学校の勉強だけで十分に力がつくこともあります。部活動や学校行事に打ちこみたい、まずは学校に慣れたい、という理由で、入会を見送る家庭もあります。
あとから入会を考える場合は、入会テストを受けることになりますが、学校の勉強をしっかり積み重ねていれば、準備をして挑戦することもできます。中学生活の始まりは、子どもにとって大切な時期です。家族で納得できる選択をしてください。
春休みにやっておきたい3つの準備
入会するかどうかにかかわらず、春休みのうちにやっておくと安心なことが3つあります。1つ目は、通学の練習です。実際に通学路を親子で歩いたり電車に乗ったりして、乗り換えや所要時間を確かめておくと、4月からの生活に慣れやすくなります。
2つ目は、生活の時間割を作ることです。起きる時間、家を出る時間、帰宅してから寝るまでの過ごし方を、親子で紙に書き出してみましょう。部活や塾が入った場合に、どのくらいの時間が残るのかも見えてきます。
3つ目は、受験期に頑張った自分をねぎらうことです。行きたかった場所に出かける、読みたかった本を読む、家族で合格をお祝いする。こうした時間が、新しい生活に向かう子どもの気持ちを支えてくれます。勉強の準備だけでなく、心の準備も大切にしてください。
親が気をつけたいこと
合格後の時期は、親の方が先へ先へと考えてしまいがちです。周りの家庭が入会を決めたと聞くと、焦る気持ちも生まれます。ですが、主役は子どもです。親が決めて申し込むのではなく、子どもと一緒に情報を確かめ、子ども自身が納得して選べるように、話し合いの場をつくってあげましょう。
よくある質問
Q. 合格発表の当日に申し込まないと間に合いませんか?
A. 申し込みの時期や方法は、年度によって変わることがあります。公式サイトで確かめたうえで、入学手続きと家族の話し合いを済ませてから判断しましょう。
Q. 春休みに中学の予習をした方がいいですか?
A. 学校から課題が出ている場合は、まずはそれを優先しましょう。予習をする場合も、生活リズムを整えることを優先し、無理のない範囲にとどめるのがおすすめです。
入会を決める前の5つのチェック
- □ 入学手続きの期限をすべて確かめた
- □ 公式サイトで入会の条件と時期を確かめた
- □ 通学と通塾の時間を計算した
- □ 部活や学校生活の希望を本人に聞いた
- □ 4月を逃した場合の入り方も確かめた


まとめ:手続き、確認、話し合いの順番で
鉄緑会の指定校に合格した家庭は、合格発表の直後から、入学の手続きと塾の検討が重なります。まずは入学の手続きを済ませ、入会の条件と時期を公式の情報で確かめ、家族で話し合ってから決めましょう。春休みは、生活リズムを整え、新しい生活に向けて準備する時期です。
合格の喜びをしっかり味わいながら、まずは今日、手続きの期限を一覧に書き出すところから始めてみてください。
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