先日、息子は全国統一小学生テストを受験しました。息子は算数が得意で好きなのですが、国語の読解力にはまだまだ課題があります。
毎日、図書館や小学校で借りてきた絵本の読み聞かせはしていますが、塾の授業の国語の長文や、テストの長文には、まだ対応できていない状態です。文字や文章を読むことには、息子も慣れてきました。算数でも問題文が長くなってきており、これからは問題文を読み解く力が大きな課題になると考えています。
この記事でわかること
- 読解力が必要な場面
- スクラップを続けるコツ
- 算数の文章題にもつなげる
読解力が必要な場面

中学受験では、「読解力は国語に必要」と思われがちです。ですが、問題文をよく読み、何が問われているのかを理解するという点では、算数、理科、社会のすべての教科で読解力が必要になります。
算数:長い問題文から条件を拾う
学年が上がると、算数の問題文はどんどん長くなります。計算の力があっても、問題文から必要な条件を正しく拾えなければ、答えにたどりつけません。
理科:問題文の説明を使って答える
理科の入試問題には、知識を問う問題だけでなく、問題文の中で説明された条件や定義を使って答える問題もあります。たとえば、問題文の中に「生き物に共通する特徴」が示されていて、それにあてはまるかどうかを考えて答える、といった問題です。知識よりも、問題文を正確に読み取る力が試されます。
社会:資料や文章を読み比べる
社会では、グラフや表、文章の資料を読み比べて答える問題が出ることがあります。資料に何が書いてあるかを正確に読み取る力が求められます。
問題文の条件を読み取る

問題文を読み解くときは、まず最後の1文を見て、何を聞かれているのかを確かめます。次に、問題文の中の数や決まりなどの条件に線を引きます。条件が多いときは、図や表に整理しましょう。最後に、出した答えが条件に合っているかを確かめます。
この流れは、国語の読解とも共通しています。教科ごとに分けて考えるのではなく、「問題文を正確に読む」という1つの力として育てていくことが大切です。
▶ 読解力を伸ばす「問い直し」の習慣はこちら:国語の読解力を伸ばす「問い直し」の習慣|低学年から家庭でできる正確な音読と、1文ずつ確かめる読み方
子ども新聞のスクラップで活字に慣れる
小1から読解力を上げる方法を調べた結果、ふだんの生活の中で子ども向けの新聞を読むことが有効だと分かりました。そこで、息子にも子ども新聞をそれとなく読ませています。
とはいえ、子ども新聞でも、1年生が記事の内容をすべて理解するのはまだ難しいものです。そこで、気になった記事をスクラップブックに切り貼りさせるようにしています。子ども新聞は絵やイラストが多く、目で見て理解できるのも良いところです。
記事への関心はもちろん、少し長い文章でも、読むスピードが上がってきました。毎日少しずつでも活字に触れることは、長い文章に慣れる近道になります。
スクラップを続けるコツ
スクラップは、子どもが「おもしろい」と思った記事を選ばせることが大切です。親が選んだ記事より、自分で選んだ記事の方が、くり返し読みたくなります。
切り貼りした記事の横に、日付と一言の感想を書く欄を作っておくと、読んだ記録にもなります。低学年のうちは、感想は一言で十分です。慣れてきたら、「この記事で一番大事なことは何?」と聞いて、要点をつかむ練習にもつなげていきましょう。
家族の会話で読解力を育てる
読解力は、机に向かう時間だけで育つものではありません。新聞の記事や本の内容を、夕食のときなどに家族で話題にすると、子どもは読んだことを自分の言葉で説明しようとします。
「今日はどんな記事を切り抜いたの?」「どうしてその記事を選んだの?」と聞いてみましょう。子どもが説明に困ったら、記事をもう一度一緒に読み直します。人に伝えるために読み直す経験が、内容を正確につかむ力につながります。
親も、気になったニュースを子どもに分かりやすく話してみると、子どもの興味が広がります。家族で活字の話題を共有することが、読む楽しさを育てるきっかけになります。
算数の文章題にもつなげる
算数が得意な子でも、問題文が長くなると、読み飛ばしや条件の見落としでつまずくことがあります。文章題を解くときは、問題文を声に出して読み、条件に線を引いてから式を立てる習慣をつけましょう。
国語で身につけた正確に読む力を、算数の問題文にも使えるようになると、得意な算数がさらに安定していきます。
よくある質問
Q. 子ども新聞は低学年には難しくないですか?
A. すべての記事を理解する必要はありません。写真やイラストが多い記事や、興味のある記事だけを読むところから始めれば十分です。
Q. 算数の文章題が苦手です。読解力の問題でしょうか?
A. 計算はできるのに文章題でつまずく場合は、問題文の条件を拾えていない可能性があります。条件に線を引く練習から始めてみましょう。
Q. スクラップが続きません。
A. 毎日でなく、週末に1記事だけ、など無理のないペースから始めましょう。貼った記事が増えていくのを見ると、子どものやる気にもつながります。
Q. 理科の問題でも読解力が必要なのはなぜですか?
A. 問題文の中で説明された条件や定義を使って答える問題があるためです。知識だけでなく、問題文を正確に読み取る力が必要になります。
活字に慣れる5つのチェック
- □ 毎日、読み聞かせや音読をしている
- □ 子ども新聞に触れる時間がある
- □ 気になった記事を切り抜いている
- □ 問題文の最後の1文を確認している
- □ 条件に線を引く習慣がある

まとめ:読解力はすべての教科の土台
読解力は、国語だけでなく、算数や理科、社会の問題文を読み解くためにも欠かせない力です。問題文の最後の1文で何を聞かれているかを確かめ、条件に線を引いて整理する習慣をつけましょう。そして、子ども新聞のスクラップのように、楽しく活字に触れる時間を毎日の生活に入れていくことが、読解力の土台を作ります。
まずは、子どもと一緒に新聞や本から気になる記事を1つ選び、切り抜いてみるところから始めてみてください。
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