鉄緑会の指定校制度とは|東京校と大阪校の違い、指定校の一覧、志望校選びでの考え方

「難関中学に合格したら、鉄緑会に入れるの?」「指定校って何?どの学校が入っているの?」。中学受験の先にある大学受験を見すえたとき、東大や医学部に多くの合格者を出している鉄緑会が気になる家庭は多いと思います。

結論から言うと、鉄緑会の指定校制度とは、特定の中学校に通う生徒について、ふつうは必要な入塾テストを免除する制度です。この制度があるのは東京校で、大阪校には指定校制度がなく、全員が入塾テストを受けます。ただし、指定校かどうかだけで志望校を決めるのはおすすめしません。指定校以外からも、入塾テストを経て多くの生徒が通っているからです。

この記事では、制度の基本、元記事執筆時点の指定校の一覧と最近の変化、志望校選びでの考え方、学年別の準備の流れを紹介します。指定校は変わることがあるので、最新の情報は必ず鉄緑会の公式案内で確かめてください。

この記事でわかること

  • 鉄緑会の指定校制度の基本と、元記事執筆時点の指定校の一覧
  • 指定校かどうかで志望校を決めない考え方
  • 学年別の準備の流れと、入塾を考え始めたら確かめたいこと
目次

鉄緑会の指定校制度の基本

鉄緑会の指定校制度の基本
鉄緑会の指定校制度の基本

鉄緑会は、東大をはじめとする難関大学に多くの合格者を出していることで知られる塾です。入塾するには、ふつうは入塾テストに合格する必要があります。

指定校制度は、指定された中学校の生徒について、この入塾テストを免除するしくみです。指定校の生徒は、中学受験で一定以上の学力を示しているとみなされるため、テストなしで入塾の手続きに進めます。

東京校と大阪校の違い

大切なポイントは、指定校制度があるのは東京校だという点です。大阪校には指定校制度がなく、入塾を希望する生徒は全員が入塾テストを受けます。関西では、私立の難関校だけでなく、公立のトップ校やさまざまな一貫校からもテストを経て通う生徒がいます。

指定校の一覧(元記事執筆時点)

元記事を書いた2023年時点で、鉄緑会東京校の指定校とされていたのは、次の15校です。

  • 開成中学校
  • 桜蔭中学校
  • 筑波大学附属駒場中学校
  • 麻布中学校
  • 駒場東邦中学校
  • 海城中学校
  • 筑波大学附属中学校
  • 女子学院中学校
  • 雙葉中学校
  • 豊島岡女子学園中学校
  • 聖光学院中学校
  • 栄光学園中学校
  • 渋谷教育学園幕張中学校
  • 渋谷教育学園渋谷中学校
  • 早稲田中学校

このうち、渋谷教育学園渋谷は2022年1月、早稲田は2023年1月に新たに指定校に加わったとされています。また、過去にはお茶の水女子大学附属、東京学芸大学附属、巣鴨、桐朋も指定校に含まれていましたが、その後外れたと言われています。

このように、指定校の一覧は固定されたものではなく、時期によって変わります。外れたり加わったりした理由は公表されていないため、ここでは推測を書くことは控えます。志望校選びの参考にする場合は、必ず最新の一覧を鉄緑会の公式案内で確かめてください。

指定校かどうかで志望校を決めない

指定校で選ぶか、わが子に合うかで選ぶか
指定校で選ぶか、わが子に合うかで選ぶか

「東大に行かせたい」「医学部を目指してほしい」という目標がある家庭にとって、指定校の存在は気になるものです。中学受験の志望校を考えるとき、指定校を優先したくなる気持ちもよく分かります。

ですが、「指定校だから」という理由だけで志望校を決めるのはおすすめしません。子どもが6年間を過ごすのは、塾ではなく学校です。校風や授業の進め方、部活動、通学時間が子どもに合っているかの方が、毎日の生活にはずっと大きな影響があります。

指定校でなくても、子どもの個性を伸ばせる環境があり、入塾テストに合格できる学力を育てられる学校であれば、十分に選択肢になります。実際に、指定校以外の学校から入塾テストを経て鉄緑会に通い、成果を出している生徒は少なくありません。

▶ 指定校以外から入塾テストで入る方法はこちら:【徹底解説】指定校以外・入塾テスト組から鉄緑会で東大・医学部を目指す!突破のコツと「ついていけない」を防ぐ学習戦略

志望校を考えるときの順番

おすすめの順番は、まず子どもの性格や興味、通学の負担から候補校を考え、そのうえで将来の進路も視野に入れることです。指定校かどうかは、最後に確かめる判断材料の1つにとどめておきましょう。説明会や文化祭で子どもが「ここに通いたい」と感じた学校は、それ自体が大切な理由になります。

学年別の準備の流れ

学年別の準備の流れ
学年別の準備の流れ

中学入学後に鉄緑会を考えている場合、次のような流れを意識しておくと見通しが立ちます。小4は、受験に向けた基礎学力と学習習慣を作る時期です。小5は、志望校を考え始め、説明会や文化祭で学校との相性を見ていきます。小6は、受験直前の対策を進めながら、合格後の学習の計画や鉄緑会の入塾の情報も少しずつ集めておきます。

そして中1の最初は、新しい学校の生活に慣れながら、塾の授業と復習のリズムを作る時期です。通学時間が長い学校の場合は、塾との両立にかかる時間も考えておくと安心です。

「こんなに早くから計画するのは、子どもの負担では?」と思われるかもしれません。もちろん、無理なプレッシャーは禁物です。計画は親が頭の中で持っておく程度にとどめ、子どもには目の前の学習に集中してもらう方がうまくいきます。

入塾を考え始めたら確かめたいこと

鉄緑会への入塾を考え始めたら、まず家庭で確かめておきたいのが、通塾にかかる時間です。校舎までの距離や、学校からの移動時間によって、平日の生活のリズムは大きく変わります。部活動をどのくらい続けたいかも、子どもと話しておきましょう。

もう1つは、入塾の時期です。中1の最初から入る生徒が多い一方、途中から入塾テストを受けて入る生徒もいます。中学の生活に慣れてから考える、という選択も十分にあります。焦って決めず、子どもの様子を見ながら判断してください。

東大や医学部を目指す前に大切にしたいこと

難関大学への合格を目指すことは、大きな目標になります。ただ、それだけを目的にすると、受験が終わった後に学ぶ意味を見失ってしまうこともあります。本質を理解する力、考え抜く力、そして学ぶことそのものへの好奇心。こうした力が育っていれば、指定校かどうかにかかわらず、その先の進路は大きく開けていきます。

「わが子にはどんな力を身につけてほしいのか」。この問いを親が持っておくと、目の前の情報に振り回されず、子どもに合った選択がしやすくなります。

よくある質問

Q. 指定校に入れば、必ず鉄緑会に入れますか?

A. 指定校の生徒は入塾テストが免除されますが、入塾の手続きや定員などの条件は年度によって異なることがあります。くわしくは鉄緑会の公式案内で確かめてください。

Q. 指定校以外から入ると、ついていけませんか?

A. 入塾テストに合格できる学力があれば、スタートラインは同じです。毎週の復習をやり切れるかが、その後の成績を大きく左右します。

指定校制度を確かめる5つのチェック

  • □ 指定校制度があるのは東京校だと確かめた
  • □ 最新の指定校一覧を公式案内で確かめた
  • □ 志望校を子どもとの相性から考えた
  • □ 指定校以外から入る道もあると知った
  • □ 中1の通学と塾の両立を考えた

まとめ:指定校は判断材料の1つ

鉄緑会の指定校制度は、特定の中学校の生徒の入塾テストを免除する東京校の制度です。大阪校には指定校制度がなく、全員が入塾テストを受けます。指定校の一覧は変わることがあるので、最新の情報は必ず公式案内で確かめてください。

志望校を選ぶときは、指定校かどうかを判断材料の1つにとどめ、子どもが6年間を前向きに過ごせる学校かどうかを大切にしましょう。

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