小1から塾に通い始めると、毎週出る宿題の量に驚く家庭も多いのではないでしょうか。わが家の子どもが通う塾でも、小1から毎週宿題が出ます。
正直なところ、小学校に入学したばかりの子どもにとっては、全部をこなしきれない量です。この記事では、塾の宿題が全部できないときに、わが家が優先して取り組んでいる4つのことを紹介します。
この記事でわかること
- 低学年でも宿題が多くなる理由
- 添削を伝えるときの工夫
- 1週間の宿題の分け方
低学年でも宿題が多くなる理由

授業で解ききれなかった問題
わが家の通う塾では、授業の前にテキストが配られます。ただ、90分の授業では、ポイントになる問題にしぼって解いていくため、授業で取り組めなかった問題は、すべて宿題になります。【要確認】授業時間や進め方は、塾や学年、年度によって異なります(元記事執筆時点の内容)。
週ごとの復習の教材
それに加えて、国語と算数の週ごとの復習用の教材も宿題として出されます。テキストの残りと合わせると、かなりのボリュームになります。
小学校の宿題
もちろん、小学校の宿題もあります。塾の宿題を全部こなして次の授業にのぞめるのが一番ですが、なかなか手が回らないのが実際のところです。
宿題で先に取り組む4つのこと

そこでわが家では、次の4つを優先して取り組むようにしています。
1. 授業で解けなかった問題を復習する
最優先は、授業で解けなかった問題です。授業の内容が新しいうちに、家でもう一度解き直すことで、理解が深まります。どの問題が解けなかったかは、授業後に先生に聞いたり、テキストの書き込みを見たりすると分かります。
2. 国語は文を作る問題を優先する
国語では、文章を書く記述の問題を優先して取り組んでいます。主語と述語、文と文をつなぐ言葉など、文を組み立てる力を少しずつ身につけていくためです。
低学年の子どもにとって、自分で文を書くのは、思っている以上に難しいことです。短い一文でもよいので、毎週続けることを大切にしています。
3. 算数は具体物を使って確かめる
算数では、サイコロや平面図形などの問題を、実際に積み木や折り紙を使って確かめるようにしています。目で見て、手で触って確かめることで、図形の感覚が身につきやすくなります。
4. 先生の添削を子どもに伝える
宿題を提出すると、先生が必ず確認して添削してくださいます。その内容を子どもに伝えると、子どものやる気につながり、とても効果的です。
4つのことにかける時間の目安
4つのことを1週間で回すときの時間の目安は、次のくらいです。小1の場合、1日の家庭学習は20〜30分ほどが無理のない量だと感じています。
| 取り組むこと | 1週間の時間の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 授業で解けなかった問題 | 30分(授業の翌日に) | 内容が新しいうちに |
| 国語の文作り | 20分(2回に分けて) | 一文でよいので毎週 |
| 算数の具体物 | 20分(1〜2回) | 積み木や折り紙で確かめる |
| 添削を伝える | 5分(返却された日に) | ほめられたところから |
合わせて1週間で1時間20分ほどです。これだけで足りるのかと心配になるかもしれませんが、低学年のうちは「毎週続けられる量」を守ることのほうが大切です。余裕がある週は、残りの宿題に少しずつ取り組みましょう。
国語の文作りの進め方の例
文を作る問題は、いきなり書かせると手が止まりがちです。わが家では、次の順番で進めています。
- 先に口で言ってもらう(「だれが」「どうした」)
- 親が言ったことをそのまま書きとめて見せる
- それを見ながら、子どもが自分で書く
- 書けたら、「いつ」「どこで」を1つ足してみる
口で言えたことを書くだけなので、子どもも「書けた」という手ごたえを感じやすくなります。慣れてきたら、親が書きとめる手順を省いていきます。
▶ 小1の塾通い、最初の1か月の様子はこちら:小1の塾通い、最初の1か月で見えたこと|「まだ終わらないの?」が「楽しかった!」に変わるまで
添削を伝えるときの工夫
先生の添削を伝えるときは、ほめられたところから話すようにしています。「ここ、先生が花丸をつけてくれているね」と一緒に見るだけでも、子どもはうれしそうな顔をします。
間違いを指摘されたところは、責めるのではなく、「先生はここを見てほしかったんだね」と、次に気をつけることとして伝えます。添削は、子どもにとって先生との大切なやりとりです。
全部できないことを気にしすぎない
宿題が全部終わらないと、親も子どもも不安になります。けれども、低学年のうちに大切なのは、量をこなすことよりも、学ぶことを楽しいと感じ続けられることです。
授業で解けなかった問題を解き直し、文を作り、具体物で確かめ、先生の添削を励みにする。この4つを押さえておけば、次の授業にしっかりつながります。残りは、余裕のある週に少しずつ取り組めば十分です。
▶ 低学年から塾任せにしない考え方はこちら:低学年から塾任せにしない|授業のあとに先生へ確認する3つのことと、志望校対策の4つの誤解
1週間の宿題の分け方
宿題を1日にまとめてやろうとすると、子どもの集中が続きません。1週間の中で、少しずつ分けて取り組むのがおすすめです。
たとえば、授業のあった日は解けなかった問題の解き直し、次の日は国語の文作り、その次の日は算数の具体物を使った問題、というように、日ごとに取り組む内容を決めておくと、子どもも見通しを持って取り組めます。
学校の行事や習いごとで忙しい日は、無理に宿題を入れないことも大切です。週の予定を見ながら、空いている日に少し多めに取り組むなど、柔軟に調整していきましょう。
宿題が終わらない週のチェックポイント
宿題がほとんど終わらない週が続くときは、量だけでなく、ほかに原因がないかも見ておきましょう。
| チェックすること | 見直しの方法 |
|---|---|
| 睡眠時間が足りているか | 小1なら10時間前後を目安に、就寝時間を先に決める |
| 学校の宿題に時間がかかっていないか | 学校の宿題を先に終わらせる流れにする |
| 習いごとが重なっていないか | 宿題をしない日を決めておく |
| 1回の時間が長すぎないか | 15分ごとに区切って休憩を入れる |
原因が分かれば、宿題の量を減らすだけでなく、生活のリズムを整えることで解決できる場合もあります。どうしても回らないときは、塾の先生に「どこまでやればよいか」を相談してみましょう。
よくある質問
Q. 塾の宿題を残したまま授業に行っても大丈夫ですか?
A. 授業で解けなかった問題の復習ができていれば、次の授業にはついていけることが多いです。心配なときは、先生に宿題の取り組み方を相談してみましょう。
Q. 学校の宿題と塾の宿題はどちらを先にやればよいですか?
A. 学校の宿題は毎日の習慣として先に済ませ、塾の宿題は週の予定に合わせて分けて取り組む家庭が多いです。家庭の生活リズムに合わせて決めましょう。
Q. 具体物は何を用意すればよいですか?
A. サイコロ、積み木、折り紙、はさみなど、家にあるもので十分です。問題に合わせて、手で動かして確かめられるものを使いましょう。
Q. 宿題の量について、塾の先生に相談してもよいですか?
A. 相談してかまいません。子どもが宿題にどのくらいの時間をかけているかを伝えると、優先して取り組む問題を教えてもらいやすくなります。
Q. 終わらなかった宿題は、次の週にやったほうがよいですか?
A. 無理に持ち越すと、次の週の宿題と重なって負担が大きくなります。先生に確認したうえで、大事な問題だけを選んで取り組み、それ以外は長期休みなどにまとめて見直すのがおすすめです。
宿題の優先順位を決める5つのチェック
- □ 授業で解けなかった問題を確認した
- □ 学校の宿題の量を把握した
- □ 国語は文を書く問題を選んだ
- □ 算数で具体物を使える問題を探した
- □ 先生の添削を子どもと一緒に見た

まとめ:低学年の宿題は「全部」より「つながる問題」を
小1の塾の宿題は、全部をこなしきれないことも多いものです。授業で解けなかった問題の復習、国語の文作り、算数の具体物、先生の添削の4つを優先して、次の授業につなげていきましょう。
まずは、今週の宿題の中から、授業で解けなかった問題を探してみてください。
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