低学年から塾任せにしない|授業のあとに先生へ確認する3つのことと、志望校対策の4つの誤解

低学年のうちは、「塾に通わせていれば大丈夫」と考えてしまいがちです。けれども、低学年だからといって塾任せにしないことが大切です。

わが家の子どもも小1から塾の低学年向けのコースに通っていますが、毎週、塾任せにはしていません。この記事では、わが家が授業のあとに先生へ確認していることと、中・高学年の家庭にも多い志望校対策の4つの誤解を紹介します。

この記事でわかること

  • 授業のあとに先生へ確認する3つのこと
  • 中・高学年にも多い志望校対策の4つの誤解
  • 子どもから授業の話を聞く
目次

授業のあとに先生へ確認する3つのこと

授業のあとに先生へ確認する3つのこと
授業のあとに先生へ確認する3つのこと

わが家の通う塾では、授業のあとに保護者向けの説明の時間があります。【要確認】こうした時間の有無は、塾や校舎、学年によって異なります。その時間に、次の3つを先生に確認するようにしています。

どんな授業で、何を学んでいるのか

その日の授業でどんな単元を扱い、何を学んだのかを聞きます。家庭で復習するときの手がかりになります。

子どもは何を理解し、何を吸収しているのか

授業の中で、子どもがどこまで分かっていたのかを聞きます。家では見えない授業中の様子を知ることができます。

理解度と定着度はどのくらいか

その場で分かったことと、身についていることは違います。前に学んだことが定着しているかどうかも、あわせて聞くようにしています。

聞いたことを残すメモの形

先生から聞いたことは、その場では覚えているつもりでも、数日たつと忘れてしまいます。わが家では、スマートフォンのメモに、毎回同じ形で残すようにしています。

項目メモの例
今日の単元算数:たし算のしかた(10をつくる)
授業での様子最初は指で数えていたが、後半は10のまとまりで考えられた
理解と定着先週のひき算はまだあやふや
家でやることおはじきで10のまとまりをつくる練習を3日

毎回同じ形で残しておくと、1か月分を見返したときに、子どもの変化がよく分かります。「先週はあやふやだったひき算が、今週はできていた」といった小さな成長に気づけるのも、メモを続けるよさです。

低学年から確認する理由

低学年の学習内容は、まだそれほど難しくありません。だからこそ、つまずきが小さいうちに気づいて、手を打つことができます。

また、低学年のうちから先生と話す習慣があると、学年が上がって学習の量が増えたときにも、気軽に相談しやすくなります。先生にとっても、家庭の様子が分かると、子どもに合った声かけを考えやすくなるはずです。

確認するといっても、毎回長く話す必要はありません。数分でも、毎週続けることで、子どもの小さな変化に気づけるようになります。

中・高学年にも多い志望校対策の4つの誤解

志望校対策の4つの誤解
志望校対策の4つの誤解

塾任せにしないことは、中・高学年の家庭にも当てはまります。特に、次のような考え方をしている家庭は、一度見直してみてください。

塾の宿題は全部やらなければいけない

宿題は教科ごとに出されるため、合わせると量が多くなりがちです。全部をこなそうとするより、先生と相談して取り組む問題を決めるほうが、力がつきやすくなります。

上位校に合格するには、難しい問題にたくさん触れることが大切

難しい問題に挑戦することも大切ですが、その前に、多くの受験生が正解する問題を確実に取れるようにすることが先です。

志望校対策は、塾の授業と宿題をこなすだけで十分

塾の授業は、多くの子どもに向けて組まれています。わが子の弱点や、志望校の出題傾向に合わせた対策は、家庭で見きわめる必要があります。

やることが多すぎるので、勉強時間を増やすしかない

時間を増やす前に、時間の使い方を見直すことが大切です。合格につながらない勉強に時間を使っていないかを確かめてみましょう。

誤解を言い換えると、こうなる

4つの誤解は、少し言い換えるだけで、家庭での行動が変わります。

誤解言い換え家庭での行動
宿題は全部やらなければいけない宿題は「必要な問題」をやる先生と優先する問題を決める
難しい問題にたくさん触れる多くの子が取れる問題を確実に取る正答率の高い問題の間違いを先に直す
塾の授業と宿題で十分弱点と志望校の傾向は家庭で見きわめる模試と過去問の答案を並べて見る
勉強時間を増やすしかない時間の使い方を見直す1週間の予定を書き出して無駄を探す

低学年のうちからこの考え方に慣れておくと、高学年になって宿題の量が増えたときにも、慌てずに優先順位をつけられるようになります。

▶ 秋からの志望校対策で親が司令塔になる方法はこちら:秋からの志望校対策、親は学習の司令塔に|9月に模試をふり返り、過去問で「合格ラインぎりぎりの答案」を作る

先生に聞いたことを家庭で生かす

先生から聞いた内容は、その日の家庭学習に生かします。たとえば、授業で解けなかった問題があれば、その問題を家でもう一度解いてみます。理解が浅いと言われた単元は、身近なものを使って確かめてみるのも1つの方法です。

また、先生にほめられたことは、子どもにそのまま伝えるようにしています。先生の言葉は、子どもにとって大きな励みになります。

▶ 低学年の塾の宿題、全部できないときの優先順位はこちら:低学年の塾の宿題、全部できないときの優先順位|小1の家庭学習で先に取り組む4つのこと

子どもから授業の話を聞く

先生に確認するのと同じくらい大切なのが、子ども自身から授業の話を聞くことです。帰り道や夕食のときに、「今日はどんな問題をやったの?」と聞いてみましょう。

子どもが説明できることは、理解できていることです。逆に、うまく説明できないところは、まだ理解が浅いところかもしれません。先生から聞いた内容と、子どもの話を合わせると、授業でつまずいたところが見えてきます。

聞くときは、テストのように問い詰めるのではなく、楽しかったことや難しかったことを自由に話してもらうのがコツです。話しやすい雰囲気があると、子どもは困ったことも自分から話してくれるようになります。

低学年の1週間の「確認」の流れ

授業のあとの確認を、1週間の家庭学習の流れの中に組み込んでおくと、無理なく続けられます。わが家の流れは次のとおりです。

日すること時間の目安
授業の日先生に確認、帰り道に子どもから授業の話を聞く10分
翌日授業で解けなかった問題を解き直す15分
2〜4日目宿題を少しずつ進める1日15〜20分
授業の前日先生に聞きたいことを1つメモする5分

「先生に聞きたいことを1つメモする」のは、授業の前日がおすすめです。1週間の宿題を見て、気になったところを書いておくと、次の授業のあとの確認が短い時間でも具体的になります。

よくある質問

Q. 授業後に先生と話す時間がない塾ではどうすればよいですか?

A. 面談や電話、連絡帳などで相談できることもあります。また、子どもに授業の内容を聞いてみるだけでも、様子をつかむ手がかりになります。

Q. 毎週確認するのは、先生の負担になりませんか?

A. 聞きたいことを1〜2つにしぼって、短い時間で済ませるようにすると、負担をかけずに続けられます。

Q. 低学年のうちから志望校対策を考えるのは早くありませんか?

A. 具体的な対策は高学年からで十分です。低学年では、塾任せにせず子どもの様子を知る習慣を作っておくことが、のちの志望校対策の土台になります。

Q. 先生に何を聞けばよいか分からないときはどうすればよいですか?

A. まずは「今日の授業で、子どもが分かっていなかったところはありましたか?」と1つだけ聞いてみましょう。答えをもとに、家での復習の内容が決まります。

Q. 授業後に先生と話す時間がない塾では、どうすればよいですか?

A. 連絡帳や面談、電話などで相談できる場合があります。毎回でなくても、月に一度、気になることをまとめて聞くだけでも、塾任せにしない習慣は作れます。

塾任せになっていないか5つのチェック

  • □ 今週の授業の内容を知っている
  • □ 子どもが理解できたところを聞いた
  • □ できなかった問題を把握している
  • □ 先生と話す機会を持っている
  • □ 宿題の取り組み方を家庭で決めている
塾任せになっていないか5つのチェック
塾任せになっていないか5つのチェック

まとめ:塾任せにしない習慣は低学年から

低学年だからといって塾任せにせず、授業のあとに何を学んだか、何を理解したか、どこまで定着したかを先生に確認することが大切です。この習慣は、中・高学年になって志望校対策を考えるときにも役立ちます。

まずは、次の授業のあとに、先生へ1つだけ質問してみてください。

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