入塾テストのあとに先生へ聞くこと|結果の読み方、担当の先生、指導方針を確かめる3つの質問

新しい学年の授業が始まる前は、入塾を考える家庭が多い時期です。わが家も、ちょうど1年前に塾を選びました。事前に調べていくつかの塾に候補をしぼり、授業の進め方などを電話でも確かめてから入塾を決めました。早稲田アカデミーに通って9か月になりますが、指導の方法や塾とのコミュニケーションには、おおむね満足しています。

入塾テストを受けると、各科目の点数、認定されたクラス、偏差値や順位などが伝えられます。ですが、結果を見ただけでは、「この結果は良いのか悪いのか」「これからどう勉強を進めればいいのか」は、なかなか分かりません。

結論から言うと、入塾を決める前には、先生に3つのことを聞いておくのがおすすめです。1つ目は、結果の読み方とこれからの見通し。2つ目は、担当になる先生と授業の様子。3つ目は、指導の方針と、質問できる仕組みなどの通い方です。この3つを確かめておくと、入塾してからの「思っていたのと違った」を防ぐことができます。

この記事でわかること

  • 入塾前に聞きたい3つのこと
  • 面談で聞く4ステップ
  • 子どもと一緒に振り返る
目次

入塾前に聞きたい3つのこと

入塾前に聞きたい3つのこと
入塾前に聞きたい3つのこと

質問1:結果の読み方とこれからの見通し

入塾テストの結果を受け取ったら、「この成績の子は、これからどのように伸びていくことが多いですか」と聞いてみましょう。多くの場合、「これからの頑張り次第です」という答えが返ってくるかもしれません。そのときは、もう一歩踏みこんで、「似た成績から、上のクラスに上がった子はいますか」「どの科目を伸ばすと良いですか」と、具体的に聞いてみてください。

具体的な例を挙げて答えてくれるかどうかで、先生がどれだけ生徒一人ひとりを見ているかも分かります。また、わが子の結果の良し悪しを理解でき、安心して入塾を決める材料になります。

質問2:担当になる先生と授業の様子

カリキュラムや指導方法が気に入っても、担当の先生と子どもの相性が合わないと、子どもは学ぶ意欲をなくしてしまうことがあります。担当になる先生がどんな授業をするのか、これまでどの学年を教えてきたのか、生徒とどのように関わっているのかを、聞ける範囲で聞いておきましょう。

息子の教室でも、先生によって授業の進め方はさまざまです。生徒の理解度に気を配りながら、積極的に声をかけてくれる先生もいます。子どもにとって質問しやすい先生かどうかは、通い続けるうえでとても大切です。

質問3:指導の方針と通い方

塾によって、指導の方針や特徴は違います。家で予習してから授業に臨む予習型、授業で学んで家で復習する復習型など、授業の進め方にも違いがあります。高学年になると、難関校向けの特別なカリキュラムがあるかどうかも大切になります。

方針だけでなく、実際に通うことを想定した質問もしておきましょう。分からないことを授業の前後に質問できる仕組みはあるか、自習室は使えるか、保護者との面談はどのくらいの頻度で行われるか。こうした通い方に関わることを確かめておくと、入塾後のミスマッチが起こりにくくなります。

校舎の様子も聞いておく

塾全体の合格実績が大きくても、通う校舎の様子は別です。可能であれば、校舎の直近の合格実績や、校舎の雰囲気について聞いてみましょう。答えてもらえるかどうかは校舎によって違いますが、聞いてみることで、校舎の考え方が見えてきます。

また、どんな理由で塾をやめる生徒がいるのかを聞くのも、1つの方法です。答えにくい質問かもしれませんが、正直に答えてくれる校舎であれば、信頼できると感じられるでしょう。

面談で聞く4ステップ

面談で聞く4ステップ
面談で聞く4ステップ

ステップ1:質問をメモしておく

入塾テストの結果を聞く面談の前に、聞きたいことをメモしておきましょう。面談の時間は限られているので、3つくらいにしぼっておくと、具体的な話を聞きやすくなります。

ステップ2:結果を聞く

面談では、まずテストの結果について説明を聞きます。点数や偏差値だけでなく、どの問題ができていて、どこでつまずいていたのか、得意なところと苦手なところを聞いておきましょう。

ステップ3:一歩踏みこんで聞く

説明を聞いたら、メモしておいた質問をします。一般的な答えが返ってきたら、「たとえば、どんな子がいましたか」と、具体的な例を聞いてみてください。

ステップ4:家で話し合ってから決める

面談の場で、すぐに入塾を決める必要はありません。聞いた話を家に持ち帰り、子どもの気持ちも聞いたうえで、家族で決めましょう。

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聞いた答えをどう受け止めるか

面談で質問をすると、はっきりした答えが返ってくることもあれば、あいまいな答えが返ってくることもあります。大切なのは、答えの内容だけでなく、答え方にも目を向けることです。子どもの答案をよく見たうえで話してくれているか、こちらの質問にきちんと向き合ってくれているか。そうした姿勢から、入塾後にどのように関わってもらえるかが想像できます。

複数の塾を比べている場合は、どの塾にも同じ質問をしてみましょう。同じ質問でも、塾によって答え方はさまざまです。答えを並べてみると、それぞれの塾の考え方の違いがはっきりと見えてきます。

聞いた内容は、その日のうちにメモにまとめておくのがおすすめです。時間がたつと、どの塾で何を聞いたのかが混ざってしまいます。メモを見ながら家族で話し合うと、感覚だけでなく、具体的な情報をもとに判断できます。

子どもと一緒に振り返る

入塾テストを受けたのは子ども自身です。結果や面談で聞いた話を、子どもにも分かる言葉で伝えてあげましょう。「国語の漢字はよくできていたって」「算数の図形はこれから練習しようね」と、できたことと、これから伸ばすことの両方を伝えると、子どもも前向きに受け止めやすくなります。

そのうえで、「この塾に通ってみたい?」と聞いてみてください。親がどれだけ情報を集めても、最後に通うのは子どもです。子どもの気持ちを確かめることが、入塾を決める前の最後の、そしていちばん大切なステップです。

よくある質問

Q. 入塾テストの結果が良くなかったら、入塾しない方がいいですか?

A. 結果だけで決める必要はありません。どの科目でつまずいているのか、入塾後にどのようなフォローがあるのかを聞いたうえで判断しましょう。

Q. 担当の先生を選ぶことはできますか?

A. 多くの塾では、クラスによって担当の先生が決まります。選ぶことは難しくても、どんな先生が担当になるのかを聞いておくと、入塾後のイメージがわきやすくなります。

入塾を決める前の5つのチェック

  • □ 入塾テストの得意・苦手を聞いた
  • □ 似た成績から伸びた例を聞いた
  • □ 担当になる先生の授業の様子を聞いた
  • □ 質問できる仕組みや自習室を確かめた
  • □ 家に帰って子どもの気持ちを聞いた
入塾を決める前の5つのチェック
入塾を決める前の5つのチェック

まとめ:3つの質問で、入塾後のミスマッチを防ぐ

入塾テストの結果を受け取ったら、結果の読み方とこれからの見通し、担当になる先生と授業の様子、指導の方針と通い方の3つを、先生に聞いておきましょう。一般的な答えで終わらせず、具体的な例を聞くことがコツです。

次の入塾テストの面談では、まずは「この成績の子は、これからどう伸びていくことが多いですか」と聞いてみてください。

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