年長の秋、わが家の子どもは初めて全国規模の模試を受けました。そのテストの結果で驚いたのが、冒頭の数の問題が3問続けて不正解だったことです。
本人はテストのあと、元気に「できたー!」と言っていました。家庭の通信教材では、数の問題はいつも理解できていたので、正解すると思っていただけに意外でした。この記事では、そのときの復習の方法と、ペーパーテストに慣れることの大切さを紹介します。
テストの最初で戸惑ったのかもしれない
おそらく、テストの最初で要領がつかめず、正解できなかったのかもしれません。冒頭の問題は配点が意外と高く、得点に大きく響きました。
それでも、子どもはよくがんばりました。そもそも、このテストを受けた目的は、子どもが理解できているところと、できていないところをはっきりさせることでした。
家でできるのにテストで間違える3つの理由

ペーパーテストに慣れていない
家庭や幼児教室では理解できているのに、いざペーパーテストになると間違えてしまう。そんな経験はありませんか。わが家の子どもと同じように、単にペーパーテストに慣れていないだけかもしれません。
テストの最初で戸惑う
初めてのテストでは、問題の形式や答え方が分からず、最初の問題で戸惑ってしまうことがあります。
いつもと違う環境で緊張する
知らない場所や、知らない大人に囲まれた環境では、ふだんの力を出しにくくなることもあります。
模試を解き直す4つのステップ

1. 答案を見る
わが家では、塾の先生との面談で結果の説明を受けたときに、問題を写真に撮らせてもらっていました。【要確認】問題の持ち帰りや撮影ができるかどうかは、実施する団体や会場によって異なります(元記事執筆時点の内容)。
2. 家で落ち着いて解く
実際の問題は、絵の中の動物の数を数える問題や、「10匹にするには、あと何匹?」といった数の問題でした。家で落ち着いてもう一度子どもと解いていくと、「できたー!」。テストでは間違えた3問が、しっかりできました。ほかの問題もすべて正解し、しっかり復習できました。
3. 原因を考える
家でできたということは、理解できていなかったのではなく、テストの場に慣れていなかった可能性が高いということです。原因が分かると、次にやるべきことが見えてきます。
4. ペーパーで練習する
ペーパーテストに慣れるには、子どもが自分ひとりで紙の問題を解く練習が必要かもしれません。親が横で読み上げるのではなく、問題を見て、自分で考えて、紙に答える練習をしてみましょう。
▶ 自分で問題文を読む学習への切り替えはこちら:「親が横で読む」から「自分で問題文を読む」へ|入塾テストで分かった応用問題の弱点と、ひとりで取り組める問題集
本人が考えた答案を復習するのが効果的
テストは、子どもがしっかり考えて答えたものです。その答案を復習することが、最も効果的だと考えています。これは、父親自身が大学受験のときにも考えていたことです。
自分で考えて間違えた問題は、なぜ間違えたのかを考えることで、深く記憶に残ります。幼児期に受けるテストや、日常の学習のプリントでも、過去の答案をくり返し復習する効果を、ぜひ試してみてください。
できた問題もしっかりほめる
復習というと、間違えた問題ばかりに目が向きがちです。けれども、わが家の子どもも、図形の問題などはできていました。できた問題をしっかりほめることで、子どもは復習にも前向きに取り組めるようになります。
解き直しのときに気をつけたいこと
解き直しは、子どもにとって「もう一度テストを受ける」ような負担に感じられることがあります。時間を決めずに、1問ずつ落ち着いて取り組める雰囲気をつくることが大切だと言われます。
また、間違えた問題をすべて一度に解き直す必要はありません。今日は数の問題、明日は図形の問題というように、少しずつ分けて取り組むと、子どもの集中も続きやすくなります。
親が答えを先に言わない
子どもが迷っていると、つい答えを教えたくなります。けれども、自分で考えて正解にたどり着く経験が、次のテストでの自信につながると言われます。ヒントは問題文を一緒に指でなぞる程度にとどめ、答えは子どもに書かせるようにしましょう。
解き直した結果を記録しておく
解き直してできた問題、まだできない問題を、簡単にメモしておくのもおすすめです。次のテストの前に見返すと、どこを重点的に練習すればよいかがひと目で分かります。
よくある質問
Q. 模試の問題は、家に持ち帰れますか?
A. 実施する団体や会場によって異なります。持ち帰れない場合は、結果の説明のときに、間違えた問題の内容を聞いておきましょう。
Q. ペーパーテストに慣れるには、どんな練習をすればよいですか?
A. 市販の問題集を、子どもが自分で読んで、自分で答えを書く形で取り組むのがおすすめです。時間を計ってみるのもよい練習になります。
Q. テストで間違えた問題を、子どもが嫌がって解き直さないときは?
A. まずはできた問題をほめ、気持ちが前向きになってから、「これもやってみようか」と声をかけてみましょう。
Q. 解き直しは、テストからどのくらいの時期に行えばよいですか?
A. 記憶が新しいうちのほうが、子どもも問題の内容を思い出しやすいと言われます。結果が返ってきたら、なるべく早めに取り組むのがおすすめです。
Q. 解き直しでも同じ問題を間違えたときは?
A. その問題は、理解そのものがまだ十分でない可能性があります。似た問題を家で何問か練習し、少し時間をおいてからもう一度挑戦してみましょう。
模試の復習5つのチェック
- □ 間違えた問題を確かめた
- □ 家で落ち着いて解き直した
- □ 理解不足か慣れの問題か考えた
- □ ひとりでペーパーを解く練習をした
- □ できた問題もほめた

まとめ:答案から原因を探し、ペーパーに慣れる
家ではできるのにテストで間違えるときは、理解不足ではなく、ペーパーテストに慣れていないだけかもしれません。本人が考えた答案をもとに家で落ち着いて解き直し、原因を探して、ひとりで紙の問題を解く練習をしていきましょう。
まずは、最近受けたテストの答案を、子どもと一緒にもう一度解いてみてください。
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