鉄緑会は、難関大学への合格実績で知られる、中高生向けの塾です。一方で、入塾が難しいことでも知られています。この記事では、元記事執筆時点の入塾テストの仕組みと、指定校の生徒が知っておきたい入塾のタイミングを整理します。
【要確認】入塾テストの時期、範囲、科目、結果の連絡の方法、指定校の制度は、すべて元記事執筆時点の情報です。変わる可能性があるため、最新の情報は鉄緑会の案内で必ず確認してください。
この記事でわかること
- 指定校の制度
- 指定校の生徒が知っておきたいタイミング
- 入塾後のことも考えておく
指定校の制度
鉄緑会には指定校の制度があり、元記事執筆時点では、指定校の生徒は、中学入学時の中1の4月に入塾する場合に限り、入塾テストなしで入塾することができました。
指定校以外の学校の生徒や、指定校の生徒でも中1の4月以外の時期に入塾したい場合は、入塾テストに合格しなければ、授業を受けることができません。
入塾テストの3つの仕組み


時期:年に数回、入塾する月の前の月
入塾テストは、基本的に年に4回行われていました。入塾する月の前の月にテストがあり、4月入塾なら3月、7月入塾なら6月、10月入塾なら9月、1月入塾なら12月、という流れです。具体的な日程は、テストが近づくと塾のホームページに掲載されるほか、問い合わせて確認することもできました。
範囲:自分の学年までの全範囲
試験の範囲は、テストを受ける時期に関係なく、自分の学年までの全範囲です。これが、鉄緑会の入塾テストが難しいと言われる理由の1つです。学校ではまだ習っていない内容や、見たことのない形の問題が出ることもあります。
中学生が鉄緑会で受講できるのは英語と数学の2科目で、入塾テストの科目も英語と数学です。
結果:合格は電話、不合格は郵送
元記事執筆時点では、合格した場合は、テストを受けてから8日以内に電話で連絡がありました。不合格の場合は、テストから10日前後で、郵送で通知が届いていました。
3つの仕組みを、受ける時期ごとに整理すると
元記事執筆時点の流れをもとに、受ける時期ごとの準備の重さを整理すると、次のようになります。範囲が「自分の学年までの全範囲」なので、同じ学年でも、学年の終わりに近い時期ほど出題範囲が広くなる点に注意が必要です。
| 入塾したい月 | テストの月 | 範囲の広さ | 準備の目安 |
|---|---|---|---|
| 4月 | 3月 | 前の学年までの全範囲 | 学年末の総復習と重なるので進めやすい |
| 7月 | 6月 | 新学年の1学期の途中まで | 学校の進度との差を確認 |
| 10月 | 9月 | 夏休みまでの範囲 | 夏休みに弱い単元を1つずつつぶす |
| 1月 | 12月 | 2学期までの範囲 | 定期テストの直後から準備を始める |
日程や範囲の考え方は変わることがあります。表はあくまで考え方の目安として使い、受ける前には必ず最新の案内を確認してください。
英語と数学、それぞれの準備の考え方
数学は、学校の教科書の章末問題を一通り解けるかどうかを、まず確かめるのがおすすめです。章末問題で手が止まる単元があれば、そこが入塾テストでも点を落としやすい単元です。そのうえで、少し難しめの問題集で「見たことのない形」に慣れておきます。
英語は、文法の知識だけでなく、まとまった長さの英文を時間内に読む練習が欠かせません。毎日1つ、短い長文を時間を計って読むだけでも、本番での焦りが少なくなります。
入塾までの4ステップ


まずは、テストの日程を確認し、入塾したい月を決めます。次に、自分の学年までの英語と数学の全範囲を確認して、準備を進めます。テストを受けたら、結果の連絡を待ち、合格した場合は入塾の手続きに進みます。
範囲が自分の学年までの全範囲なので、テストの直前に詰めこむのは難しいものです。受けたい時期から逆算して、早めに準備を始めましょう。
▶ 入塾テストの英語と数学の準備はこちら:鉄緑会の入塾テスト、英語と数学をどう準備する?|文法・リスニング・長文と、スピード・幅広い範囲・記述への備え方
指定校の生徒が知っておきたいタイミング
中学受験が終わり、指定校に合格した場合は、テストなしで入塾できる時期が限られていることを覚えておきましょう。入塾を考えているなら、手続きの時期と方法を早めに確認しておくのがおすすめです。
テストなしで入塾できる時期を過ぎてから入塾しようとすると、ほかの生徒と同じように入塾テストを受けることになります。入塾テストは範囲が広く難しいため、あとから受けて入塾するのは、それなりに大変です。もちろん、入塾するかどうかは家庭の判断ですが、選択肢を残しておく意味でも、時期の確認は早めにしておきたいところです。
合格発表から入学までにしておきたいこと
中学受験の合格から入学までは、手続きや準備で慌ただしい時期です。入塾を少しでも考えているなら、次のことをメモしておくと、時期を逃しにくくなります。
- 指定校の扱いになるかどうかを、最新の案内で確かめる
- テストなしで入塾できる時期と、申し込みの締め切りを確かめる
- 説明会や入塾相談の日程を確かめる
- 入学後の部活動や通学時間と、通塾の曜日が重ならないか見ておく
入塾するかどうかは、入学後の様子を見てからでも遅くはありません。ただ、「テストなしで入れる時期」を知らずに過ぎてしまうと、あとで選びたくなったときの負担が大きくなります。選べる状態を残しておく、という考え方で確認しておくと安心です。
▶ 鉄緑会への入塾を早めに考えたい理由はこちら:鉄緑会への入塾は早めに考えたい3つの理由|指定校以外の学校から通う場合の考え方と、準備の進め方
テストに向けた心構え
入塾テストは範囲が広いため、すべての問題を完ぺきに解こうとすると、時間が足りなくなります。解ける問題から確実に解き、見たことのない問題は後回しにする、という中学受験のころと同じ考え方が役立ちます。
また、不合格になっても、それは今の時点での結果にすぎません。テストは年に数回あるので、どの分野で点を落としたのかを振り返り、次のテストに向けて準備を続けることができます。不合格の通知が届いたときこそ、親は結果を責めずに、次にできることを一緒に考えてあげましょう。
入塾後のことも考えておく
入塾テストに合格したら、すぐに授業が始まります。鉄緑会の授業はとても速く進み、宿題も多いと言われています。合格をゴールにするのではなく、入塾後に授業についていけるかどうかも考えておくことが大切です。
部活動や学校の行事との両立、通塾にかかる時間、帰宅が遅くなる日の過ごし方など、入塾後の生活を親子で具体的に話し合っておきましょう。入塾後の生活がイメージできていると、子どもも前向きにテストの準備に取り組めます。
不合格だったときの次の3か月
入塾テストは年に数回あるので、不合格だったときは、次のテストまでの3か月ほどをどう使うかが大切になります。
| 期間 | やること |
|---|---|
| 最初の2週間 | 解けなかった問題を単元ごとに分け、苦手の多い単元を2つ選ぶ |
| 1か月目 | 選んだ2単元を、教科書の基本問題からやり直す |
| 2か月目 | 少し難しめの問題集で、同じ単元の応用問題に取り組む |
| 3か月目 | 全範囲を時間を計って解き、見たことのない問題への対応を練習する |
不合格の結果は、どこを伸ばせばよいかを教えてくれる材料でもあります。親は結果を責めるのではなく、「次はどの単元からやる?」と、次の一歩を一緒に考える役に回りましょう。
よくある質問
Q. 入塾テストは何回でも受けられますか?
A. 年に数回行われているため、不合格だった場合も、次の機会に受け直すことができると言われています。受験の条件は最新の案内で確認しましょう。
Q. 中1の4月を過ぎたら、指定校の生徒もテストが必要ですか?
A. 元記事執筆時点では、テストなしで入塾できるのは中1の4月に限られていました。それ以外の時期は、入塾テストを受ける必要がありました。
Q. テストの日程はどこで確認できますか?
A. テストが近づくと、塾のホームページに日程が掲載されると言われています。問い合わせて確認することもできるので、受けたい時期が決まったら早めに確認しましょう。
Q. 入塾テストに向けて、別の塾に通ったほうがよいですか?
A. 必ずしも必要ではありません。学校の勉強が安定していて、苦手な単元を自分で埋められるなら、家庭学習でも準備はできます。自分だけでは進めにくい場合に、短期の講習などを考えましょう。
入塾テスト5つのチェック
- □ テストの日程を確認した
- □ 入塾したい月を決めた
- □ 自分の学年までの範囲を確認した
- □ 結果の連絡方法を知っている
- □ 指定校なら入塾の時期を確認した


まとめ:仕組みを知って、時期を逃さない
鉄緑会の入塾テストは、年に数回、入塾する月の前の月に行われ、範囲は自分の学年までの全範囲です。合格は電話、不合格は郵送で連絡がありました。指定校の生徒は、テストなしで入塾できる時期が限られているので、入塾を考えているなら早めに確認しておきましょう。
まずは、鉄緑会のホームページで、次の入塾テストの日程を確認するところから始めてみてください。
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