鉄緑会の授業は、とても速く進むと言われます。では、実際にどのくらいの速さなのでしょうか。最近、鉄緑会について調べることが多かったので、授業の進み方を整理してみました。
この記事でわかること
- 授業が速い理由
- 先取りの進み方を家庭でどう受け止めるか
- 体力と気持ちの支え
授業が速い理由
鉄緑会は、高3で難関大学に余裕を持って合格できるよう、基本的に高2の終わりまでに、入試に対応できる学力を身につけることを目標にしていると言われます。その目標から逆算して、中学生のうちから速いペースで授業が進みます。
数学の学年別の進み方


元記事執筆時点の数学の進み方は、次のようになっていました。中1で中学3年間の範囲を終え、中2で数学ⅠA、中3で数学ⅡBの基礎を学びます。高1と高2では、数学ⅠA・ⅡBの発展・実践的な内容に取り組み、高3は入試演習が中心になります。
中1の1年間で中学の範囲を終え、中学生のうちに数学ⅡBまで進むというのは、とても速いペースです。英語も、数学と同じように速いペースで進むと言われています。そのため、授業を振り返るための宿題もたくさん出ます。
途中から入る子が準備したいこと


中1の最初から入る子と比べて、途中から入る子は、すでに進んだ範囲に追いつく必要があります。あまりに速い進み方に慣れていないと、ついていくのが大変になることもあります。
準備1:範囲を追いつく
入る学年までに進んでいる範囲を確認し、入塾前に自分で先に学んでおきましょう。入塾テストの準備がそのまま、範囲を追いつく準備にもなります。
準備2:速さに慣れる
授業は1回で理解することが前提になります。家庭学習でも、時間を決めて集中して取り組む練習をしておくと、授業のペースに慣れやすくなります。
準備3:宿題の時間を先に確保する
宿題が多いので、毎日の勉強時間を先に確保しておくことが大切です。部活動や学校の予定と合わせて、1週間のスケジュールを立てておきましょう。
▶ 鉄緑会の入塾テストの英語と数学の準備はこちら:鉄緑会の入塾テスト、英語と数学をどう準備する?|文法・リスニング・長文と、スピード・幅広い範囲・記述への備え方
先取りの進み方を家庭でどう受け止めるか
速い進み方を知ると、「そんなに先まで進んで大丈夫だろうか」と不安になる親も多いと思います。先取りで大切なのは、先に進むこと自体より、進んだ内容をきちんと理解して定着させることです。
先の範囲を学んでいても、基礎があいまいなままだと、後の単元で必ずつまずきます。授業の内容が分からないまま次に進んでいないか、宿題の解き直しができているかを、時々子どもと一緒に確認しておくと安心です。親が内容を教える必要はありません。「今どこを勉強しているの?」「分からないところはある?」と聞くだけでも、子どもは自分の状況を整理できます。
また、先取りしている分、学校の授業では復習のような感覚で受けられることもあります。ただし、学校の定期テストは学校の授業の範囲から出題されます。塾の勉強だけに偏らず、学校の勉強とのバランスをとることも大切です。
英語も同じペースで進む
英語も数学と同じように、速いペースで進むと言われています。英語は、単語や文法を積み重ねていく教科なので、一度遅れると取り戻すのに時間がかかります。毎日少しずつでも、単語の暗記や音読を続ける習慣をつけておきましょう。
数学と英語の両方を受講する場合は、宿題の量も2倍になります。どちらかに偏らないよう、曜日ごとに取り組む教科を決めておくと、計画が立てやすくなります。
体力と気持ちの支え
速いペースの授業と、たくさんの宿題を続けるには、体力と精神力が必要です。中高生の時期は、学校の勉強や部活動、友だち関係など、ほかにも大切なことがたくさんあります。
親ができるのは、睡眠や食事などの生活面を整えることと、子どもの話を聞くことです。疲れているように見えるときは、勉強の量を一緒に見直すことも必要です。親自身も、子どもの成績に一喜一憂しすぎず、落ち着いて見守る気持ちの余裕を持っておきたいところです。
よくある質問
Q. 中学の範囲を中1で終えて、学校の勉強は大丈夫ですか?
A. 先取りしている分、学校の授業が復習になるという考え方もあります。ただし、学校の定期テストの範囲は別に確認し、対策しておくことが大切です。
Q. 途中から入ると、ついていけませんか?
A. 入る学年までの範囲を先に学んでおけば、ついていくことは可能です。入塾前に、範囲と宿題の量を確認しておきましょう。
Q. 鉄緑会の宿題と学校の宿題、どちらを優先すればよいですか?
A. どちらも大切ですが、提出の期限が近いものから取り組むのが基本です。両方が重なる時期は、週末にまとめて時間を確保するなど、計画を立てておきましょう。
速い授業に備える5つのチェック
- □ 入る学年の進度を確認した
- □ 先の範囲を自分で学んでいる
- □ 毎日の勉強時間を決めた
- □ 睡眠と体力の管理をしている
- □ 親子で相談できる時間がある


まとめ:速さを知って、準備と支えを
鉄緑会の授業は、高2の終わりまでに入試に対応できる学力をつけることを目標に、とても速いペースで進みます。元記事執筆時点では、数学は中1で中学の範囲を終え、中学生のうちに数学ⅡBまで進んでいました。途中から入る子は、範囲を追いつき、速さに慣れ、宿題の時間を確保する準備をしておきましょう。
まずは、入りたい学年で、授業がどこまで進んでいるかを確認するところから始めてみてください。
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