志望校のレベルから塾を考える|トップ校基準のカリキュラムが合う子・合わない子と、塾選びで確かめたい3つのこと

志望校のレベルから塾を考える

塾を選ぶとき、多くの家庭が合格実績を比べます。ですが、合格実績と同じくらい大切なのが、その塾のカリキュラムが、どのレベルの学校を基準に組み立てられているかです。

たとえばSAPIXは、開成や桜蔭のような最難関校を基準にした授業の進め方とカリキュラムだといわれます。最難関を目指す子にはぴったりでも、準難関校や中堅校を目指す子にとっては、必要以上に難しい内容が多く、効率が悪いと感じることもあるのではないかと私は考えています。

この記事では、トップ校基準のカリキュラムが合う子の特徴と、志望校のレベルから塾を選ぶときに確かめたいことを紹介します。

この記事でわかること

  • 上のクラスにいられないと苦しくなりやすい
  • ほかの塾の特徴
  • トップ校基準の塾に通いながら目標が変わったら
目次

上のクラスにいられないと苦しくなりやすい

トップ校を基準にした塾では、上のクラスにいないと、授業の速さについていくのが難しくなりやすいといわれます。下のクラスからなかなか上がれない状態が続くと、子どもも自信をなくしてしまいます。

そうした場合は、ほかの塾に移ることや、子どもの成績や性格によっては「そもそもその塾を選ばない」という選択も必要です。塾選びは、合格実績の高い塾に入ることがゴールではありません。

トップ校基準の塾が合う子の3つの特徴

トップ校基準の塾が合う子の3つの特徴
トップ校基準の塾が合う子の3つの特徴

特徴1:競争心があり、自分で勉強できる

周りの友だちと競い合うことを楽しめ、自分から勉強に取り組める子は、トップ校基準の塾の環境で力を伸ばしやすいです。クラスやテストの順位が刺激になるタイプです。

特徴2:最難関校を目指し、本人のやる気が高い

御三家などの最難関校を目指していて、本人のやる気が高いことも大切です。親だけが目指しているのではなく、子ども自身が目標を持っていると、難しい授業にも前向きに取り組めます。

特徴3:高い学力を保ち、めげない

難しい問題やテストの結果に落ちこんでも、くじけずに取り組み続けられる子は、トップ校基準の塾に向いています。高い学力を保ち続けることは簡単ではありませんが、めげない心があれば乗りこえられます。

▶ SAPIXの塾の雰囲気が合う子・合わない子はこちら:SAPIXの塾の雰囲気が合う子・合わない子|小テストの多さ、競い合う環境、先生との距離と家庭でできる工夫

ほかの塾の特徴

トップ校基準の塾がすべての子に合うわけではありません。準難関校や中堅校が目標なら、ほかの塾も比べてみましょう。

早稲田アカデミーは、NN講座のような志望校別の講座が充実していて、熱心で話の上手な先生が多いといわれます。日能研は、準難関校や中堅校に向いているといわれ、教室の規模がそれほど大きくなく、面倒見が比較的よいという声もあります。難関校を目指す子のためのクラスを設けている校舎もあります。それぞれの塾の今のコースや特徴は、説明会などで確かめてください。

▶ 大手4塾の特徴と塾選びの6つのポイントはこちら:中学受験の大手4塾の違い|日能研・四谷大塚・SAPIX・早稲田アカデミーの特徴と、塾選びの6つのポイント

塾を選ぶ4ステップ

塾を選ぶ4ステップ
塾を選ぶ4ステップ

ステップ1:志望校の層を知る

まずは、子どもが目指す学校が、最難関校なのか、難関校なのか、準難関校や中堅校なのかを、親子で話し合っておきます。まだ決まっていない場合は、大まかな方向性だけでもかまいません。

ステップ2:塾が基準にする学校の層を聞く

説明会や面談で、その塾の授業が、どのレベルの学校を基準にしているのかを聞いてみましょう。授業の進め方やテキストの難しさから、塾の基準が見えてきます。

ステップ3:クラスやコースを確かめる

同じ塾でも、クラスやコースによって内容が違います。志望校別の対策があるか、子どもの目標に合ったクラスがあるかを確かめましょう。

ステップ4:子どもと合うかを見る

最後は、塾の雰囲気や面倒見が、子どもの性格に合っているかを見ます。体験授業に参加してみると、子ども自身の感想が聞けます。

トップ校基準の塾に通いながら目標が変わったら

トップ校基準の塾に通っていても、学年が上がるにつれて、志望校の目標が変わることもあります。最難関から難関校へ、あるいは子どもに合った校風の学校へ。目標が変わったときは、塾の勉強の進め方も見直すタイミングです。

同じ塾に通い続ける場合は、宿題やテキストの中から、志望校に必要なものを選んで取り組むことが大切です。すべてをこなそうとすると、志望校に必要のない難しい問題に時間をとられてしまいます。塾の先生に、志望校に合わせた取り組み方を相談してみましょう。

塾を移る場合は、移る時期にも気をつけたいところです。小6になってからの転塾は、新しい塾に慣れる時間がとりにくいため、移るなら小5までに考えるのがよいとされています。

▶ SAPIXをやめるか迷ったときの判断基準はこちら:SAPIXをやめるか迷ったら|決める前に親子で話し合いたい4つのサインと、続ける・やめるの判断基準

よくある質問

Q. 中堅校が目標でも、トップ校基準の塾に通ってよいですか?

A. 通ってはいけないわけではありません。ただ、授業の内容が目標より難しく、負担が大きくなることもあります。子どもの様子を見ながら、宿題の取捨選択などで調整しましょう。

Q. 志望校がまだ決まっていません。塾はどう選べばいいですか?

A. 低学年のうちは、志望校が決まっていなくても大丈夫です。子どもが楽しく通えるか、学ぶ習慣がつくかを大切にして選び、学年が上がって目標が見えてきたら、塾の基準と合っているかを見直しましょう。

Q. 塾の雰囲気が子どもに合っているかは、どう見ればいいですか?

A. 塾から帰ってきたときの表情や、授業の話をしてくれるかどうかが手がかりになります。体験授業のあとに、楽しかったところと大変だったところを聞いてみましょう。

塾選びの5つのチェック

  • □ 志望校の層を親子で話した
  • □ 塾が基準にする学校の層を聞いた
  • □ 志望校別の対策を確かめた
  • □ 子どもの性格に合う雰囲気か見た
  • □ 合わないときの選択肢を考えた
塾選びの5つのチェック
塾選びの5つのチェック

まとめ:志望校と塾の基準を合わせる

塾のカリキュラムは、どのレベルの学校を基準にしているかで、合う子と合わない子が分かれます。トップ校基準の塾は、競争心があり、最難関を目指すやる気が高く、めげない子に向いています。志望校の層と塾の基準が合っているかを確かめ、子どもに合う塾を選びましょう。

まずは、子どもが目指したい学校の層を、親子で話してみるところから始めてみてください。

関連記事

あわせて読みたい

迷ったらここから|目的別に読む

新着記事をもっと見る ▶
志望校のレベルから塾を考える

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次