SAPIXに入塾してからの最初の3か月|授業の速さとプリントの多さに家庭が慣れるまでの段取りと、つまずいたときの選択肢

SAPIXに入塾してからの最初の3か月

SAPIXの新4年生の入室テストの時期になると、「やっと入塾できた」とほっとする家庭も多いと思います。満席の校舎ではウェイティングリストに登録して空きを待ち、ようやく入塾テストを受けられた、という家庭もあるでしょう。

入塾すれば、難関校への合格がぐっと近づくように感じるかもしれません。ですが、本当に大変なのは入塾してからです。授業の進む速さ、宿題プリントの多さ、そして家庭のサポートの負担。こうしたことに、家庭が慣れるまでには時間がかかります。

この記事でわかること

  • 入塾後にぶつかりやすい3つのこと
  • つまずいたときの選択肢
  • 入塾前にしておくと楽になること
目次

入塾後にぶつかりやすい3つのこと

入塾後にぶつかりやすい3つのこと
入塾後にぶつかりやすい3つのこと

1. 授業の進む速さ

SAPIXの授業は、進むスピードが速いことで知られています。毎回の授業で新しい単元に入り、前の単元をじっくり復習する時間はあまりありません。授業で分からなかったところを家庭で確かめないまま次に進むと、分からないところがどんどん増えてしまいます。

2. 宿題プリントの多さ

授業で配られるプリントの量も多いです。宿題のプリントに加えて、テストの直しや復習の教材もあります。整理の仕方を決めておかないと、どれが終わっていて、どれが残っているのか分からなくなってしまいます。

3. 親のサポートの負担

自分で学習を進める習慣がまだ身についていない子どもの場合、親のサポートが欠かせません。1週間の予定を立てる、プリントを整理する、丸つけをする、テストの直しを一緒にする。こうした役割が親にかかり、負担が大きくなりがちです。

▶ SAPIXのプリントの整理と計画の立て方はこちら:SAPIXのプリントがたまる子の整理と計画|教材を管理する3つの箱と、1週間の勉強を回す計画の立て方

最初の3か月の段取り4ステップ

最初の3か月の段取り4ステップ
最初の3か月の段取り4ステップ

ステップ1:1週間の勉強の型を作る

まずは、授業のある日と、家庭で勉強する日の流れを決めます。授業の翌日に復習、テストの前に見直し、というように、曜日ごとにやることを決めておくと、毎日「今日は何をやろう」と迷わずにすみます。

最初から完璧な型を作ろうとしなくてかまいません。1か月目は授業に慣れることを優先し、2〜3か月目で家庭に合った型に少しずつ整えていくくらいの気持ちで進めましょう。

ステップ2:プリントの置き場所を決める

配られたプリントは、「これからやるもの」「終わったもの」「テストの前に見直すもの」に分けて置き場所を決めておきます。置き場所が決まっていると、子どもが自分でプリントを探せるようになり、親の負担も減ります。

ステップ3:つまずきを早めに見つける

テストの結果が返ってきたら、点数だけでなく、どの問題で間違えたのかを見てください。同じような単元で何度も間違えているなら、そこが基礎のあいまいなところかもしれません。テストの直しを毎回することで、つまずきを早めに見つけられます。

ステップ4:先生に早めに相談する

勉強の進め方や宿題の量で迷ったら、早めに先生に相談しましょう。どのプリントを優先すればよいか、家庭ではどこまでやればよいかを聞いておくと、無理のない進め方が見えてきます。

つまずいたときの選択肢

授業の速さについていくのが難しい、基礎があいまいなまま進んでしまって苦しい、という状態が続くこともあります。そんなときは、いくつかの選択肢があります。

1つ目は、宿題をしぼることです。すべてのプリントをこなそうとせず、先生と相談しながら、基礎の問題を優先して取り組みます。2つ目は、家庭教師や個別指導と組み合わせることです。授業で分からなかったところを個別に教えてもらうことで、つまずきを解消しやすくなります。3つ目は、塾そのものを見直すことです。小5までであれば、ほかの塾に移ることも考えられます。ただし、小6になってからの転塾は、新しい塾の進め方に慣れる時間がとりにくいため、慎重に考えた方がよいでしょう。

▶ SAPIXの宿題を最小限にしぼる進め方はこちら:SAPIXの宿題で親子ゲンカにならない進め方|「全部やる」をやめて、タスクを最小限にしぼる4つの手順

親が抱えこみすぎないために

入塾したばかりの時期は、親もがんばりすぎてしまいがちです。ですが、親が無理を続けると、子どもへの声かけがきつくなったり、親子の関係がぎくしゃくしたりすることもあります。家族で役割を分ける、丸つけを子どもに任せてみるなど、少しずつ親の負担を減らす工夫をしてみてください。

また、子どもが自分で予定を確かめたり、プリントを整理したりできるようになることも、中学受験の大切な成長です。最初は手伝いながら、少しずつ子どもに任せる部分を増やしていきましょう。

入塾前にしておくと楽になること

入塾の前に少し準備をしておくと、最初の3か月がぐっと楽になります。たとえば、勉強する机のまわりを片づけてプリントを置く棚やファイルを用意しておく、塾の行き帰りの道を一緒に歩いて確かめておく、家族のカレンダーに授業の日とテストの日を書きこんでおく、といったことです。小さなことですが、入塾してから慌てずにすみます。

よくある質問

Q. 入塾してすぐにテストの点が悪かったら、どうすればいいですか?

A. 入塾したばかりの時期は、授業の進め方やテストの形式に慣れていないことも多いです。点数よりも、どこで間違えたのかを確かめ、テストの直しを続けることを大切にしましょう。

Q. 家庭教師や個別指導は、いつから考えればいいですか?

A. つまずきが続いて、家庭のサポートだけでは追いつかないと感じたときが目安です。まずは先生に相談し、家庭での進め方を見直してから考えても遅くはありません。

入塾後3か月の5つのチェック

  • □ 1週間の勉強の型ができた
  • □ プリントの置き場所が決まった
  • □ テスト直しを毎回している
  • □ 親が抱えこみすぎていない
  • □ 先生に一度相談した
入塾後3か月の5つのチェック
入塾後3か月の5つのチェック

まとめ:入塾はスタート、最初の3か月で家庭の型を作る

SAPIXに入塾したあとは、授業の速さ、宿題プリントの多さ、親のサポートの負担に、家庭が慣れるまで時間がかかります。最初の3か月で、1週間の勉強の型とプリントの置き場所を決め、テストの直しでつまずきを早めに見つけ、迷ったら先生に相談しましょう。

つまずきが続くときは、宿題をしぼる、家庭教師や個別指導と組み合わせるといった選択肢もあります。まずは、1週間の予定を家族で書き出すところから始めてみてください。

関連記事

あわせて読みたい

迷ったらここから|目的別に読む

新着記事をもっと見る ▶
SAPIXに入塾してからの最初の3か月

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次