SAPIXの算数では、小5がとても大切な時期だと言われます。特に、割合や比を学ぶ夏休み以降は、算数の得意・不得意が分かれやすい時期です。
ただ、この時期に扱う問題は、受験全体のレベルから見ると、決して難しすぎるものではありません。無理のない学習を毎週続けていけば、着実に力をつけることができます。この記事では、SAPIX小5の算数の1週間の学習リズムと、毎日の計算練習を効果的に使う方法を紹介します。【要確認】教材名やテスト名は元記事執筆時点のもので、変わる可能性があります。
この記事でわかること
- 算数の1週間の復習の流れ
- リズムが崩れたときの立て直し方
- 割合と比の単元を乗り切るために
算数の1週間の復習の流れ


小5の算数は、授業のテキストの復習と、毎日の計算練習が学習の軸になります。1週間の理想的なリズムは、次の4つのステップです。
1. 授業の当日にテキストを見直す
授業があったその日のうちに、テキストを見直して復習します。授業で先生が説明した解き方を思い出しながら、ノートと照らし合わせておくと、記憶が新しいうちに理解を整理できます。
2. 翌日に解説の教材で理解を確認する
翌日は、解説の教材を使って授業の内容をもう一度確認し、正しく理解できているかを確かめます。授業で習った解き方と、教材に載っている解き方が違うこともありますが、子どもが自分に合った方法を見つけることが大切です。
3. 週末に問題集でその週を完成させる
土日には、問題集でその週の学習を仕上げます。問題集の中でも、標準レベルの問題を重点的に取り組みましょう。分からない問題は、解説を読んだり、塾の質問の時間を使ったりして解決しておきます。
4. 確認テストの前日を予備日にする
確認テストの前日を予備日にできるくらい、余裕のある計画を立てておくのが理想です。学校の行事や体調不良で予定どおりに進まない週もあるので、予備日があると気持ちにも余裕が生まれます。
▶ 学力を客観的に見ることの大切さはこちら:学力を客観視する事の重要性
計算練習を活かす3つのコツ


SAPIXの毎日の計算練習の教材は、毎日意識して取り組むことで、はじめて高い効果が得られる教材です。時間があるときに何となく解いて終わりにしてしまうと、せっかくの教材を活かしきれません。
コツ1:初日は時間を気にせずじっくり
この教材は、1週間ずっと似た問題が続くのが特徴です。初日は時間を気にせず、じっくり考えて解き、間違えた問題の解き方を完璧に理解することが大切です。
コツ2:2日目からは時間を計る
2日目以降は、時間を計って、見直しまで意識して取り組みます。分かる問題をくり返すのは効率が悪いように感じるかもしれませんが、このくり返しこそが計算の正確さとスピードを上げるカギです。「分かったつもり」が「確実にできる」に変わり、自分なりの見直しの仕方も身につきます。
コツ3:毎日、決めた時間に取り組む
必ず心がけたいのは、毎日、決めた時間に取り組むことです。受験算数には、正確で素早い計算力が欠かせません。気分や体調に左右されない計算力をつけるために、朝ごはんの前など、生活の中に組み込んでしまうのがおすすめです。
リズムが崩れたときの立て直し方
1週間のリズムは、いつも予定どおりに進むとは限りません。宿題が残ってしまった週は、すべてを取り戻そうとせず、授業のテキストの見直しと、標準レベルの問題に戻ることを優先しましょう。
また、割合や比の単元で苦戦しているときは、図をかいて考える練習を親子で一緒にすると、理解が進むことがあります。分からないまま次の単元に進まないよう、早めに手を打つことが大切です。
割合と比の単元を乗り切るために
小5の夏休み以降に学ぶ割合や比は、多くの子がつまずきやすい単元です。この時期は、新しい解き方をたくさん覚えるより、基本の考え方を図に表してくり返し確認することを大切にしましょう。
たとえば、線分図や面積図をかいて、何を「もとにする量」としているのかを言葉で説明できるかを確かめます。説明があいまいなところは、授業のテキストの例題に戻ると理解が深まります。親が答えを教えるより、「どうしてそう考えたの?」と聞いて子どもに説明してもらう方が、本当に分かっているかを確かめられます。
この単元は、小6以降の速さや図形の問題にもつながっていきます。今のうちに基本を固めておくことが、後の学習をぐっと楽にしてくれます。
単元の確認テストで間違えた問題は、次の週の計画に組み込んで解き直しておくと、苦手が残りにくくなります。1週間のリズムの中に、前の週の間違い直しの時間を少しだけ入れておくのがおすすめです。
よくある質問
Q. 授業当日に復習する時間がとれません。
A. 当日は10分だけでも、テキストを見直して解き方を思い出すだけで効果があります。翌日の復習につなげることを意識しましょう。
Q. 計算練習を毎日続けるコツはありますか?
A. 取り組む時間と場所を固定すると、習慣になりやすいです。終わったらカレンダーに印をつけるなど、続けたことが見えるようにすると励みになります。
Q. 授業の解き方と解説の解き方が違って、子どもが混乱しています。
A. まずは授業で習った解き方で解けるようにし、慣れてきたら別の解き方も見てみる、という順番がおすすめです。子どもが分かりやすい方を選べば大丈夫です。
Q. 問題集の難しい問題はどうすればよいですか?
A. 小5のうちは、標準レベルの問題を確実に解けるようにすることを優先しましょう。難しい問題は、標準レベルが安定してから取り組めば十分です。
小5算数の5つのチェック
- □ 授業の日にテキストを見直している
- □ 翌日に解説の教材で確認している
- □ 週末にその週の問題集を終えている
- □ テスト前日に予備日がある
- □ 計算練習を毎日決めた時間にしている


まとめ:1週間のリズムと毎日の計算で積み上げる
SAPIX小5の算数は、授業当日の見直し、翌日の確認、週末の仕上げ、そしてテスト前日の予備日という1週間のリズムと、毎日決めた時間の計算練習が軸になります。この2つを続けることが、割合や比で差がつく時期を乗り切る力になります。
まずは、来週の予定表に「テスト前日は予備日」と書き込むところから始めてみてください。
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