年長の冬、わが家の子どもは、新1年生向けの入塾テストに再挑戦しました。会場は、少し前に受けた全国規模の模試と同じ場所です。
初めて模試を受けたとき、テストを終えて出てきた子どもは「全部できた!」と自慢げでした。けれども結果は残念で、先生から説明を受けているとき、父親は子どもには見せないようにしながらも落胆していました。そこから気持ちを立て直し、子どものやる気を少しずつ上げてきての再挑戦でした。この記事では、テスト当日に親ができることを紹介します。
この記事でわかること
- テスト当日の3つの場面
- 親の気持ちを整えておく
- 結果を待つ間の過ごし方
テスト当日の3つの場面


始まる前:ポイントだけ確認する
前日には、模試の問題をもう一度復習していました。当日は会場に早めに着き、待合の椅子でも、模試の問題をポイントだけ確認しました。そして、子どもを送り出しました。
直前の確認は、新しいことを覚えるためではなく、子どもが落ち着いてテストに向かうためのものです。量を欲張らず、ポイントだけにしておきましょう。
終わったあと:気持ちを受け止める
迎えに行って、子どもに感触を聞きました。すると、前回の模試のあととは正反対で、「難しかった。模試の問題と全然違った」「最後の問題、時間が足りなかった」と言います。
「時間が足りなかった問題、どれかとりあえず答えを書いた?」と聞くと、「うん」と答えましたが、明らかに落ち込んでいました。
先生と話す:様子を聞く
子どもを励ましたあとで、先生と少しお話ししました。この詳しい内容は、あとで紹介します。
当日の流れと時間の目安
わが家の当日の流れを時間で並べると、次のようになりました。テストの開始時間によって変わりますが、早めに動くことを意識しました。
| 時間 | すること | 気をつけたこと |
|---|---|---|
| 出発前 | 持ち物の最終確認、トイレ | 「いつも通りでいいよ」とだけ伝える |
| 開始40分前 | 会場に着く | 早めに着いて、場所に慣れる |
| 開始30〜10分前 | 待合で模試の問題をポイントだけ確認 | 3〜4問で切り上げる |
| テスト中 | 親は待合または近くで待つ | スマホで結果を調べたりせず、気持ちを落ち着ける |
| 終了後 | 感触を聞く、先生と話す | 子どもの話を最後まで聞く |
直前の確認は、新しいことを覚えるためではなく、気持ちを落ち着けるためのものです。子どもが自信を持って解ける問題を選んで確認すると、「できる」という気持ちでテストに向かえます。
テスト後の声かけ4つのステップ


1. 感触を聞く
まずは「どうだった?」と、子どもの感触を聞きます。
2. 受け止める
子どもが落ち込んでいても、「そうかー。でも問題ないよ。あとは結果を待つだけだし」と受け止めました。
3. 次があると伝える
「今回だめでも、また来月受けられるよ。また、ぱぱとがんばろう!」と伝えると、子どもは「うん!」と答えてくれました。【要確認】受験できる回数は、塾や年度によって異なります(元記事執筆時点の内容)。
4. ねぎらう
最後に、「よーし!がんばったから、お菓子を買って帰ろう!」と声をかけました。結果がどうであれ、テストに挑戦したこと自体をねぎらう言葉は、子どもの次への気持ちを支えます。
子どもの反応別の声かけの例
テストのあとの子どもの反応はさまざまです。反応に合わせて、次のような声かけを考えておくと、あわてずにすみます。
| 子どもの反応 | 声かけの例 |
|---|---|
| 「全部できた!」 | 「よかったね。どの問題がいちばん簡単だった?」 |
| 「難しかった」 | 「難しい問題にも最後まで向き合ったんだね」 |
| 「時間が足りなかった」 | 「最後まであきらめずに書いたのはすごいよ」 |
| 何も話さない | 無理に聞かず、「おつかれさま」とだけ伝える |
「全部できた!」と言うときも、結果がそのとおりとは限りません。どの反応のときも、結果を予想して話すのではなく、挑戦したことをねぎらうところで止めておくのがおすすめです。
先生に聞いておきたいこと
先生には、前回の模試で基準に届かず、今回が再挑戦であることを伝え、今回のテストの難しさを確認しました。先生によると、難しさは模試と同じくらいだったそうです。
その日は教室の受験者が3人だったこともあり、先生が子どもの様子を見てくださっていました。最後は時間が足りなかったようですが、手をよく動かしていたそうです。時間を過ぎながらも、本人なりに一生懸命考えていたのかもしれません。
子どもによると、模試とは出題の傾向が少し違ったようです。それでも、ふだんの通信教材で身につけてきた考える力が、少しだけ役に立ったようでした。結果は2〜3日で連絡が来るとのことで、まずは結果を待つことになりました。
▶ 入塾テストの結果を子どもにどう伝えるかはこちら:入塾テストの結果を子どもにどう伝える?|「不合格」と言わずに前進を伝え、できなかったことは叱らない
親の気持ちを整えておく
テストの日は、子どもだけでなく、親も緊張しています。前回の結果に落胆した経験があると、なおさらです。
けれども、親の不安は子どもに伝わります。テストの日は、親自身が「結果がどうであれ、挑戦したことに意味がある」と思える気持ちで送り出すことが大切です。
テストの日の持ち物と過ごし方
テストの日は、筆記用具や受験票など、必要な持ち物を前日のうちにそろえておきましょう。当日の朝にあわてると、親の緊張が子どもにも伝わってしまいます。
会場には早めに着くようにすると、トイレを済ませたり、待合室の雰囲気に慣れたりする時間がとれます。子どもが初めての場所で緊張しているようなら、好きなことの話をして気持ちをほぐしてあげるのもよいでしょう。
待っている間に問題を詰め込みすぎると、かえって子どもが疲れてしまいます。直前の確認は短く切り上げ、「いつも通りでいいよ」と送り出すのがおすすめです。
結果を待つ間の過ごし方
結果が届くまでの数日間は、親も子どもも落ち着かないものです。けれども、結果を気にしすぎず、ふだん通りに過ごすことが大切です。
テストで難しかった問題を少しだけ一緒に振り返るのもよいですが、長い時間をかける必要はありません。子どもが「がんばった」という気持ちのまま、次の日を迎えられるようにしてあげましょう。
先生に聞いておきたい質問の例
テストのあとに先生と話せる時間があれば、次のようなことを聞いておくと、結果が届いたあとの準備に役立ちます。
- 今回のテストの難しさは、前回と比べてどうでしたか
- 子どもは、テスト中にどんな様子でしたか
- 時間の使い方で、気になったところはありましたか
- 結果はいつごろ、どのように届きますか
- 次に受けるとしたら、何を練習しておくとよいですか
先生の話は、家に帰るとすぐに忘れてしまうので、その場でメモしておくと安心です。特に「テスト中の様子」は、点数には表れない子どもの姿を知る貴重な情報になります。
よくある質問
Q. テストの直前に、何を確認すればよいですか?
A. 新しいことを覚えるより、これまで取り組んだ問題のポイントを軽く見直す程度がおすすめです。子どもが落ち着いて臨めることを優先しましょう。
Q. テストのあと、子どもが泣いてしまったらどうすればよいですか?
A. まずは気持ちを受け止めて、抱きしめてあげましょう。落ち着いたら、「がんばったね」とねぎらいの言葉をかけてあげてください。
Q. 先生に何を聞けばよいですか?
A. テストの難しさや、子どもの当日の様子を聞いてみましょう。答案の傾向が分かると、次の準備に生かせます。
Q. テストの前の日は、どのくらい勉強させればよいですか?
A. 前日はこれまでの復習を軽く行い、早めに寝るのがおすすめです。新しい問題に取り組むより、体調を整えることを優先しましょう。
Q. 前回の結果に親が落胆してしまったときは、どうすればよいですか?
A. 落胆するのは自然なことです。子どもの前では見せないようにし、気持ちを立て直してから、少しずつ子どものやる気を上げていきましょう。
Q. テストの前に、子どもが緊張して泣いてしまったらどうすればよいですか?
A. まずは気持ちを受け止めて、「緊張するのは当たり前だよ」と伝えましょう。深呼吸を一緒にしたり、好きな話をしたりして、少し気持ちが落ち着いてから送り出せば大丈夫です。
テスト当日の5つのチェック
- □ 会場に早めに着いた
- □ 直前の確認はポイントだけにした
- □ 終わったあとに感触を聞いた
- □ 落ち込んでいても前向きに声をかけた
- □ 先生に当日の様子を聞いた


まとめ:当日は子どもの気持ちを支える日
入塾テストの当日、親ができるのは、直前にポイントだけを確認して送り出し、終わったあとに子どもの気持ちを受け止めて前向きに声をかけることです。先生に当日の様子を聞いておくと、次の準備にも生かせます。
テストを終えた子どもには、まず「がんばったね」と声をかけてあげてください。
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