小1が子ども新聞を読むための親のひと工夫|記事を選んで渡す、静かに読んで声に出す、気に入った記事を残す

塾通いと小学校が始まり、息子は毎日宿題に取り組んでいます。息子は算数が好きなのですが、算数の力の根本にあるのは、問題文をしっかり読み、内容を理解することです。

寝る前の絵本の読み聞かせだけでなく、静かに読むことと、声に出して読むことをくり返して、文章を理解する力をつけることが大切だと考えています。とはいえ、絵本や簡単な読書だけでは足りないと思い、わが家では子ども新聞を読ませています。この記事では、小1が子ども新聞を読むための、親のひと工夫を紹介します。

この記事でわかること

  • 子ども新聞の良いところ
  • 静かに読むことと声に出して読むことの違い
  • 続けるためのコツ
目次

子ども新聞の良いところ

子ども新聞の良いところ3つ
子ども新聞の良いところ3つ

子ども新聞は、毎日発行される新聞とは違い、週に1回の発行のものが多く、無理なく読むことができます。漢字には読みがながついているので、1人でも読みやすいのも良いところです。写真やイラストが多く、目で見て内容をつかみやすいのも、低学年にはうれしい点です。

小1の子ども新聞の読み方4ステップ

小1の子ども新聞の読み方4ステップ
小1の子ども新聞の読み方4ステップ

読みやすいとはいえ、小1で漢字を習い始めたばかりの子どもが、自分から新聞を読むのはまだ難しいものです。そこで、わが家では次のような流れで読ませています。

ステップ1:親が記事を選ぶ

まずは、私が新聞を読み、大事な記事や、息子に読ませたい記事を選びます。子どもの興味がありそうな記事や、季節の話題、身近な出来事の記事などが選びやすいです。

ステップ2:「これを読んでね」と渡す

選んだ記事を、「これを読んでね」と息子に伝えます。全部を読ませるのではなく、読む記事をしぼることで、子どもも取りかかりやすくなります。

ステップ3:静かに読み、声に出して読む

記事は、まず静かに読み、そのあと声に出して読む、という流れがおすすめです。静かに読むことで、文章の内容を自分で理解する練習になり、声に出して読むことで、読み間違いに気づけます。

ステップ4:気に入った記事を残す

読んだ記事の中から、面白いと感じた記事を2〜3選んで、スクラップブックにためています。自分で選んだ記事は、何度も読み返したくなるものです。

記事を選ぶときの目安

親が記事を選ぶときは、次のような点を目安にしています。小1のうちは、「読み切れる長さ」がいちばん大切です。

目安理由
400字くらいまでの短い記事最後まで読み切れる
写真やイラストが付いている内容を想像しながら読める
季節や身近な出来事の話題自分の生活と結びつけやすい
動物・乗り物など好きなテーマ読む意欲がわきやすい

反対に、政治や経済のように背景の知識が必要な記事は、小1にはまだ難しいことが多いです。そうした記事は、親が内容をかみくだいて話してあげるだけでも、ニュースに触れるよい機会になります。

1回の流れと時間の目安

わが家の1回の流れは、全部で15分ほどです。

  • 親が選んだ記事を渡す(1分)
  • 静かに読む(3〜5分)
  • 声に出して読む(3〜5分)
  • 「どんなことが書いてあった?」と聞き、一言で答えてもらう(2分)
  • 気に入ったらスクラップする(2〜3分)

最初のうちは、声に出して読むと読み間違いが目立つこともあります。その場で細かく直すより、読み終わってから「ここ、もう一回読んでみようか」と1か所だけ伝えるようにすると、子どもが嫌がらずに続けられます。

▶ 子ども新聞のスクラップで活字に慣れる方法はこちら:読解力は国語だけでなく、すべての教科に必要|算数や理科の問題文を読み解く力と、子ども新聞のスクラップで活字に慣れる方法

これから取り組みたいこと

今後は、読んだ記事について、感じたことやコメントを書かせたいと思っています。最初は一言の感想からで十分です。「おもしろかった」「びっくりした」など、気持ちを言葉にすることから始めて、少しずつ「なぜそう思ったのか」も書けるようにしていくとよいでしょう。

これで少しでも読解力が上がればと思い、しばらくは効果を見ながら続けていくつもりです。

静かに読むことと声に出して読むことの違い

文章を読む方法には、静かに読む「黙読」と、声に出して読む「音読」があります。どちらも大切ですが、身につく力が少し違います。

音読は、文字を1つずつ正確に読む練習になります。読み飛ばしや読み間違いがあると、聞いている親もすぐに気づけるので、低学年のうちはとても大切な練習です。一方で、テストや入試では、問題文を静かに読んで理解する必要があります。黙読で内容をつかむ力は、音読とは別に育てていく必要があります。

子ども新聞は、黙読と音読の両方を練習するのにちょうどよい教材です。最初に黙読して内容をつかみ、そのあと音読して読み間違いがないかを確かめる、という流れをくり返すと、2つの読み方がつながっていきます。黙読のあとに「どんなことが書いてあった?」と聞いてみると、内容をつかめているかも確かめられます。

新聞を親子の会話のきっかけに

子ども新聞の記事は、親子の会話のきっかけにもなります。ニュースの話題を夕食のときに話してみると、子どもが記事の内容を自分の言葉で説明しようとします。人に説明するために読み直すことで、内容がより深く頭に入ります。

続けるためのコツ

子ども新聞は、届いたらすぐに読む、という習慣にすると続けやすくなります。たとえば、新聞が届く曜日の朝や夕食後など、読む時間を決めておきましょう。

読む記事は、子どもの興味に合わせて選ぶことが大切です。好きな動物やスポーツ、乗り物の記事から始めると、新聞を読むことが楽しみになります。慣れてきたら、子ども自身に読みたい記事を選ばせてみましょう。

また、新聞を読む場所を決めておくのもおすすめです。リビングのテーブルなど、親の目が届く場所で読むと、分からない言葉が出てきたときにすぐに聞くことができます。分からない言葉は、辞書で一緒に調べると語彙も増えていきます。

スクラップブックを長く続ける工夫

気に入った記事を残すスクラップブックは、続けるほど子どもの宝物になっていきます。長く続けるために、わが家では次のような工夫をしています。

  • 記事を貼ったら、日付と一言の感想を書く
  • 1か月ごとに、いちばん好きな記事に星をつける
  • 家族が遊びに来たときに、スクラップブックを見せて説明する
  • 1冊終わったら、表紙に「第1号」と書いて本棚にならべる

特に、人に見せて説明する機会があると、子どもは記事の内容をもう一度読み直します。説明するために読み直すことが、内容を理解する力につながります。

学年スクラップに書くことの目安
小1日付と「おもしろかった」などの一言
小2どこがおもしろかったかを一文で
小3以降記事の要点と自分の考えを2〜3文で

よくある質問

Q. 小1に新聞は早くないですか?

A. すべての記事を理解する必要はありません。親が読みやすい記事を選んで渡せば、小1でも十分に楽しめます。

Q. 子どもが新聞を読みたがりません。

A. まずは写真やイラストを一緒に見て、気になった記事から読んでみましょう。親が楽しそうに読む姿を見せることも大切です。

Q. スクラップする記事は、親が選んでもよいですか?

A. 最初は親が候補を選び、その中から子どもに気に入ったものを選ばせるのがおすすめです。自分で選ぶ経験が、読むことへの興味につながります。

Q. 子ども新聞は、毎日読ませたほうがよいですか?

A. 毎日でなくてかまいません。週1回の発行なら、届いた週に2〜3記事を読むくらいから始めると、無理なく続けられます。

子ども新聞5つのチェック

  • □ 親が記事を選んで渡している
  • □ 静かに読む時間がある
  • □ 声に出して読む時間がある
  • □ 気に入った記事を残している
  • □ 感想を一言話している
子ども新聞5つのチェック
子ども新聞5つのチェック

まとめ:親のひと工夫で、小1でも新聞が読める

子ども新聞は、低学年が活字に慣れるのにぴったりの教材です。小1が自分から読むのはまだ難しいので、親が記事を選んで渡し、静かに読んでから声に出して読み、気に入った記事を残す、という流れで取り組んでみましょう。効果を見ながら、無理なく続けることが大切です。

まずは、子どもが興味を持ちそうな記事を1つ選んで、「これを読んでね」と渡してみてください。

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