日能研の小6は、上位のクラスになると通塾日が多くなり、自宅で学習する時間を確保しにくいと言われます。元記事を書いた時点では、小6の上位クラスは週5日の通塾でした。【要確認】通塾日数は年度やクラスによって変わる可能性があります。
塾での勉強はもちろん大切ですが、自宅で時間を計りながら1人で問題を解く時間も、受験にはとても大切です。この記事では、日能研に通う子が家庭学習の時間を作る工夫と、テキストをしぼってくり返す方法、クラスを上げたいときの考え方を紹介します。
この記事でわかること
- 自宅学習の時間を作る3つの工夫
- 志望校に合わせて塾を活用する
- 親ができるサポート
自宅学習の時間を作る3つの工夫


工夫1:朝の時間を使う
塾がある日は、帰宅してから勉強する時間が限られます。計算や漢字のように毎日続けたいものは、朝の時間にまとめて取り組むと、塾の日でも習慣を保てます。
工夫2:塾のない日に、1人で時間を計って解く
塾のない日は、時間を計って1人で問題を解く時間にあてます。本番では、誰にも頼らずに制限時間の中で解かなければなりません。家で時間を計って解く経験を積んでおくことが、本番の力になります。
工夫3:すき間時間を暗記にあてる
理科や社会の暗記は、移動中や寝る前の短い時間でも取り組めます。暗記カードやまとめノートを持ち歩くと、すき間時間を有効に使えます。
テキストをしぼってくり返す


中学受験の塾は、どこもテキストの種類が多くなりがちです。全部を少しずつこなそうとすると、どの教材も中途半端になってしまいます。大切なのは、子どものレベルに合った教材を選んで、くり返し学習することです。
まずは、使っている教材を全部書き出して、それぞれの役割を確認します。そのうえで、今の力に合う教材を選び、何回もくり返します。基礎を固めたい時期は、基本問題をまとめた教材や暗記の確認用の教材を、標準以上のクラスでは、過去のテストや模試の見直しを中心にするのがおすすめです。【要確認】テキストの名前や構成は年度によって変わる可能性があるため、どれを優先するかは塾の先生に相談してください。
▶ 宿題の取捨選択の考え方はこちら:取組むべき宿題の取捨選択
クラスを上げたいときの考え方
クラスを上げるためには、テストの基本問題だけでなく、全員が解く共通の問題もある程度解けるようにしておく必要があります。授業で基本問題を中心に扱っている場合は、家庭で共通問題の対策にも時間をとっておくとよいでしょう。
また、同じクラスに長くいると、子どもが「どうせ上がれない」と感じてしまうこともあります。クラスにとらわれすぎず、前回のテストより正解できた問題が増えたかに目を向けると、やる気を保ちやすくなります。
志望校に合わせて塾を活用する
小6の入試直前は、志望校の過去問に特化した勉強が欠かせません。自宅で過去問を入念に解き、間違えた問題の類題に取り組むことが大切です。
志望校によって必要な勉強の量や内容は変わります。難関校を目指す場合は、基礎や本質の理解に加えて、多くの演習が必要になります。塾の授業だけに頼りきらず、志望校に合わせて家庭学習を組み立て、塾の先生にも相談しながら、上手に塾を活用していきましょう。
▶ 塾任せにしない志望校対策の考え方はこちら:塾任せNG!正しい志望校対策 その4
模試やテストの見直しを家庭学習の軸にする
家庭学習の時間が限られているときこそ、テストの見直しを軸にすると効率よく力をつけられます。テストが返ってきたら、間違えた問題を「知らなかった」「解き方は分かるがミスした」「時間が足りなかった」の3つに分けてみましょう。
「知らなかった」問題はテキストに戻って覚え直し、「ミスした」問題は同じ問題をもう一度解き直し、「時間が足りなかった」問題は時間を計って解く練習をします。原因ごとに取り組み方を変えると、同じ間違いをくり返しにくくなります。
過去のテストや模試の見直しは、標準以上のクラスの子にとっても大切な教材です。間違い直しのノートを作っておくと、入試直前の見直しにも使えます。
親ができるサポート
通塾日が多いと、子どもは疲れて帰ってきます。親ができるのは、家庭学習の時間を一緒に決め、取り組む教材をしぼってあげることです。何をやればよいかがはっきりしているだけで、子どもは短い時間でも集中しやすくなります。
また、塾から帰ってきたら、まずは今日がんばったことを聞いてあげましょう。勉強の内容だけでなく、気持ちにも目を向けることで、忙しい小6を親子で乗り切る力になります。
疲れている日は、無理に長く勉強させるより、計算や暗記を10分だけ行って早めに休む方がよいこともあります。体調を整えることも、受験勉強の大切な一部です。
よくある質問
Q. 通塾日が多くて、家で勉強する時間がありません。
A. 朝の時間や塾のない日を使い、短い時間でも1人で時間を計って解く時間を作ることから始めましょう。毎日10分でも続けると力になります。
Q. どのテキストを優先すればよいか分かりません。
A. 子どものレベルとクラスによって変わるため、テストの結果を持って塾の先生に相談するのがおすすめです。
Q. 共通問題の対策は、何から始めればよいですか?
A. 過去のテストで共通問題に出た分野を確認し、基本問題が解けている分野から取り組むのがおすすめです。少しずつ正解できる問題を増やしていきましょう。
Q. クラスがなかなか上がらず、子どもが落ち込んでいます。
A. クラスよりも、前回のテストから正解できた問題が増えたかを一緒に確認しましょう。小さな成長を言葉にして伝えると、やる気を取り戻しやすくなります。
Q. 過去問はいつから始めればよいですか?
A. 一般的には小6の秋から本格的に取り組む家庭が多いです。始める時期と回数は、塾の先生と相談して決めると安心です。
日能研の家庭学習5つのチェック
- □ 1人で時間を計って解く時間がある
- □ くり返す教材を決めた
- □ テストの間違い直しをしている
- □ 共通問題の対策もしている
- □ 志望校の過去問の時期を決めた


まとめ:時間を作り、教材をしぼって、塾を活用する
日能研に通う子の家庭学習では、通塾日が多い中でも、朝や塾のない日に1人で時間を計って解く時間を作ることが大切です。テキストはレベルに合うものをしぼってくり返し、クラスを上げたいときは共通問題の対策にも取り組みましょう。
まずは、今使っている教材を全部書き出し、くり返す教材を1つ決めるところから始めてみてください。
関連記事
あわせて読みたい




















コメント