SAPIXに通いながら、個別指導を併用している家庭もあります。ところが、塾と個別指導の両方に通っているのに、思うように成績が上がらないという悩みも聞かれます。
この記事でわかること
- 教わって終わりにしない3つの改善
- 小6で急に成績が下がったときの対処
- 親が見守る復習の流れ
教わって終わりにしない3つの改善


個別指導を受けているのに成績が上がらない場合、多くは「教わったあと」に原因があります。分からない問題を質問することはもちろん大切ですが、中学受験で成績を根本から改善するためには、教わったあとの復習がカギになります。
改善1:その場で教わって終わりにしない
分からない問題の解き方を、その場で教わって「分かった」で終わらせないことが大切です。教わった直後に、子ども自身に解き方を説明してもらうと、本当に理解できているかが分かります。
改善2:教わった問題を家で何回も解き直す
個別指導で教わった問題は、家に帰ってから、何も見ずに自力で解けるまで何回も解き直します。教わったときは分かったつもりでも、自分ひとりで解こうとすると手が止まることはよくあります。
改善3:1週間後に本当に解けるか確かめる
解き直しができたら、1週間後にもう一度同じ問題を解いてみます。ここで自力で解ければ、本当に身についたと言えます。解けなかった問題は、もう一度解き直しの流れに戻します。
いつ、どうやって復習するかを決め、親が流れを見守ることで、個別指導の時間が成績につながりやすくなります。個別指導の先生に、教わった問題のリストをもらっておくと、家での解き直しが進めやすくなります。
宿題に追われる状態を抜け出す


授業の内容を理解しきれないまま、プリントの問題演習をくり返していると、毎日の宿題をこなすこと自体が目的になってしまいます。そうならないために、家庭で内容を取捨選択し、効率よく学習することがポイントです。
まずは、どこから分からなくなっているかを確かめ、基本の問題を優先して取り組む問題を選びます。クラスを上げたいときは、範囲が決まっている月例のテストに向けた対策に重点を置くのが効果的です。範囲が限られているので、出やすいところに集中して準備できます。【要確認】テストの名前や範囲は元記事執筆時点の情報です。
▶ 宿題の取捨選択の考え方はこちら:取組むべき宿題の取捨選択
小6で急に成績が下がったときの対処
小5まで上位のクラスで順調だった子が、小6になって急に成績を落とすことがあります。小6になると学習内容が難しくなり、これまでのやり方では対応しきれなくなることが原因の1つと考えられます。
さらに、小6では土曜日の講座なども始まり、宿題の量が増えます。やることが多すぎて消化不良になり、どの教材も中途半端になってしまうケースもあります。小6からは、これまで以上に家庭でのフォローが必要です。
成績が下がったときは、子どもの勉強のやり方を一緒に見直しましょう。何に時間がかかっているか、どの教材が手つかずになっているかを書き出し、取り組む順番を決め直すだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。
個別指導を選び直す前に
成績が上がらないと、個別指導の時間を増やしたり、別の先生に変えたりしたくなるかもしれません。ただ、その前に、教わったあとの復習の流れが回っているかを確認することをおすすめします。復習の流れが整えば、今の指導でも結果が出始めることがあります。
親が見守る復習の流れ
教わったあとの復習を続けるには、親が流れを見守ることも大切です。個別指導の日に教わった問題をノートに書き出し、家での解き直しの日と、1週間後の確認の日を予定表に書き込んでおきましょう。
解き直しのときに親ができるのは、答えを教えることではなく、子どもが自力で解けたかどうかを確かめることです。途中で手が止まったら、どこまで分かっているかを聞いてみます。「ここまでは分かる」という部分が言えると、個別指導で何を質問すればよいかもはっきりします。
この流れを数週間続けると、子どもも「教わったら家で解き直す」ことが当たり前になってきます。復習の習慣がつけば、個別指導の時間がそのまま成績につながりやすくなります。
個別指導の先生とも、教わった問題をいつ家で解き直すかを共有しておくと、次の授業でつまずいた問題を確認してもらいやすくなります。塾、個別指導、家庭の3つがつながると、復習の流れはぐっと回りやすくなります。
よくある質問
Q. 個別指導の先生に何を伝えればよいですか?
A. 塾のテストの結果と、家庭で解き直しても解けなかった問題を伝えると、指導のポイントがしぼりやすくなります。
Q. 1週間後の確認は、どの問題をやればよいですか?
A. 個別指導で教わった問題と、家で解き直しても間違えた問題を中心に選びます。ノートに日付を書いておくと、確認の時期を忘れにくくなります。
Q. 個別指導の回数を増やした方がよいですか?
A. 回数を増やす前に、教わった問題を家で解き直せているかを確認するのがおすすめです。復習の流れが回っていないまま回数を増やしても、効果が出にくいことがあります。
Q. 小6で成績が下がったとき、親は何を話せばよいですか?
A. 成績だけを責めず、何に時間がかかっているかを一緒に確認することから始めましょう。やり方を変えれば戻せる、という見通しを伝えることが大切です。
Q. 解き直しを嫌がる場合はどうすればよいですか?
A. 1回に解き直す問題を2〜3問にしぼると、取りかかりやすくなります。自力で解けたら一緒に喜ぶなど、できた実感を持てるようにしましょう。
併用を見直す5つのチェック
- □ 教わった問題を家で解き直している
- □ 1週間後に自力で解けるか確かめている
- □ 取り組む宿題を選んでいる
- □ 個別指導で何を教わったか把握している
- □ 小6の変化に合わせて勉強法を見直した


まとめ:成績を決めるのは、教わったあと
SAPIXと個別指導を併用しても成績が上がらないときは、教わって終わりにしない、家で何回も解き直す、1週間後に確かめる、という3つの改善を試してみてください。宿題は取捨選択し、小6で成績が下がったときは勉強のやり方から見直すことが大切です。
まずは今週、個別指導で教わった問題を1問、何も見ずに解き直すところから始めてみてください。
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