志望校の絞り方を学年で変える|小3まで・小4〜小6前期・小6の10月まで・入試直前の4段階でやることと、学校の「合わない点」の見つけ方

志望校の絞り方を学年で変える

中学受験の志望校は、いつ、どうやって決めればよいのでしょうか。早く決めた方がよいと思う一方で、まだ子どもが小さいうちは、中学校がどんな場所なのかを想像するのも難しいものです。

志望校は、一度に決めるものではなく、学年に合わせて少しずつ選び、絞っていくものだと考えています。この記事では、志望校の選び方を4つの時期に分けて、それぞれの時期にやることと、学校行事で「合わない点」を見つける大切さを紹介します。

この記事でわかること

  • 志望校を絞る4つの時期
  • 学校を見に行くときの準備
  • 出題の傾向も手がかりにする
目次

志望校を絞る4つの時期

志望校を絞る4つの時期
志望校を絞る4つの時期

志望校の選び方は、大きく次の4つの時期に分けて考えるとよいでしょう。小3まで、小4から小6の前期、小6の10月まで、そして入試の直前です。

時期1:小3まで「資料でぼんやりとイメージする」

この時期の子どもにとって、中学校はまだ遠い存在です。オープンスクールなどの学校行事に連れていっても、反応が薄いこともあるでしょう。この段階では、学校のホームページや資料を通して、ぼんやりと学校のイメージをつかめば十分です。

時期2:小4〜小6前期「学校行事でイメージを明確に」

塾に通い始める子が多い大切な時期です。いろいろな学校の文化祭や運動会、オープンスクール、授業の体験会などに参加して、志望校のイメージをはっきりさせていきましょう。

小4・小5のうちは、子どもと一緒に憧れの学校を見に行き、小6になってからは、気になる学校を保護者だけが見に行く、という家庭が多いです。小4・小5までは背伸びをして高みを見て、小6になったら親が現実的な下限を確かめ、志望校の幅をいっぱいに広げる、というイメージです。

時期3:小6の10月まで「過去問で絞る」

この時期は、志望校をぐっと絞っていきます。通いたい学校はおおむね決まってきますが、実際に合格できるかどうかは別の話です。過去問に取り組んで、それぞれの学校への対応力を測っていきましょう。

この時点では、合格点に遠くて当たり前です。どれくらいの伸びしろがあるかは、塾の先生と相談しながら、慎重に判断していきましょう。

時期4:入試直前「受け方を決める」

具体的な併願のパターンを決めるのは、11月の半ばが目安です。1月に受ける練習の学校と、合否の結果によって2月にどう受けるかの予定を決めていきます。

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学校行事で見たい3つのこと

学校行事で見る4ステップ
学校行事で見たい3つのこと

よい面:子どもが通いたいと思えるか

学校行事では、生徒の様子や校舎の雰囲気、部活の活動などを見ることができます。子どもが「この学校に通いたい」と感じるかどうかは、志望校選びの大切な手がかりです。

合わない点:「ここはいや」と思うところ

学校行事では、当然ながらよい面が目立つように見せられています。ここで大切なのは、あえて学校の「合わない点」を探すことです。「こういう点がある学校には通いたくない」というポイントがはっきりすると、志望校の姿がよりはっきりしてきます。

通いやすさ:通学の時間と道のり

学校行事に行くときは、実際の通学の道のりで行ってみるのがおすすめです。通学にかかる時間や、乗り換えの大変さは、6年間通ううえで大切なポイントです。

学校を見に行くときの準備

学校行事に参加するときは、事前に見たいポイントを親子で決めておくと、ただ見て回るだけで終わらずにすみます。たとえば、生徒どうしの雰囲気、先生と生徒の距離、授業の様子、部活の活動、校舎や設備などです。

見学のあとは、その日のうちに感じたことをメモしておきましょう。よかったところ、気になったところ、子どもの感想を書いておくと、あとで学校を比べるときに役立ちます。いくつもの学校を見ていると、記憶がまざってしまうことも多いので、メモはとても大切です。

また、説明会では、入試の形式や、入学後の学習の進め方、補習の有無なども聞いておくと、志望校を絞るときの手がかりになります。

出題の傾向も手がかりにする

志望校を絞るときは、学校どうしの出題の傾向の相性も大切です。出題の傾向が近い学校を組み合わせると、1つの学校の対策が、ほかの学校の対策にもつながります。反対に、いろいろなタイプの学校を併願すると、その準備は大変になります。

過去問に取り組むときは、記述が多いか、計算が多いか、時間に対して問題の量はどうかなど、学校ごとの特徴をメモしておきましょう。似た特徴の学校が見えてくると、併願の組み合わせも考えやすくなります。

よくある質問

Q. 小3までに志望校を決めておかないと遅いですか?

A. 遅くはありません。小3までは、資料でぼんやりとイメージをつかむくらいで十分です。本格的に学校を見に行くのは、小4以降で間に合います。

Q. 子どもと親の志望校が違うときは、どうすればいいですか?

A. まずは、子どもがその学校のどこに惹かれているのかを聞いてみましょう。一緒に学校行事に行き、よい面と合わない点を話し合うと、お互いの考えが近づくこともあります。

Q. 文化祭と説明会は、どちらに行けばいいですか?

A. 文化祭では生徒の雰囲気が、説明会では学校の教育方針や入試の情報が分かります。小4・小5は文化祭で学校の雰囲気を感じ、小6では説明会で入試の情報を確かめる、という使い分けもおすすめです。

Q. 志望校を絞りすぎると不安です。

A. 小6の前期までは幅を広く持っておき、過去問の結果を見ながら少しずつ絞っていけば大丈夫です。併願校も含めて、通わせてよいと思える学校を複数持っておくと安心です。

志望校選びの5つのチェック

  • □ 学年に合った選び方をしている
  • □ 学校行事で合わない点も見た
  • □ 過去問で各校との距離を測った
  • □ 出題の傾向が近い学校を調べた
  • □ 11月半ばまでに受け方を決める
志望校選びの5つのチェック
志望校選びの5つのチェック

まとめ:学年に合わせて、広げてから絞る

志望校は、小3までは資料でぼんやりと、小4〜小6前期は学校行事でイメージを明確に、小6の10月までは過去問で絞り、入試直前の11月半ばを目安に受け方を決める、というように、学年に合わせて選んでいきましょう。学校行事では、よい面だけでなく合わない点も探すことが、志望校をはっきりさせる近道です。

まずは、気になる学校のホームページを、子どもと一緒に眺めるところから始めてみてください。

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