新4年からSAPIX・早稲田アカデミーに入塾するまでの準備|入塾テスト対策と、入塾前に育てたい3つの力

中学受験を考えている家庭の多くが、最初の大きな一歩として考えるのが、新4年からの入塾です。SAPIXや早稲田アカデミーなどの大手の塾では、小3の2月から新4年の授業が始まるのが一般的です。「入塾テストはどんな問題が出るの?」「入塾までに何をしておけばいいの?」と、準備に迷っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、新4年の入塾に向けて大切なのは、難しい問題を先取りすることではなく、計算の正確さ、読む力、学習習慣という3つの土台を育てておくことです。入塾テストは算数と国語が中心のことが多く、基礎をミスなく解き切る力が問われます。土台がしっかりしていれば、入塾後の授業にもスムーズについていけます。

この記事では、入塾までの流れ、入塾テストの準備、入塾前に育てたい3つの力、平日と休日の学習リズム、入塾後の最初の3か月の過ごし方を紹介します。テストの時期や科目は塾や年度によって変わるので、必ず各塾の案内で確かめてください。

この記事でわかること

  • 新4年からSAPIX・早稲田アカデミーに入塾するまでの流れ
  • 入塾テストの準備と、入塾前に育てたい3つの力
  • 平日と休日の学習リズムと、入塾後の最初の3か月の過ごし方
目次

新4年の入塾までの流れ

入塾までの流れ
新4年の入塾までの流れ

多くの家庭は、小3の秋から冬にかけて、候補の塾の説明会や体験授業に参加します。そのうえで入塾テストを受け、結果をもとにクラスが決まり、2月から新4年の授業が始まる、という流れです。

体験授業は、塾の雰囲気や先生の教え方、子どもとの相性を確かめる大切な機会です。SAPIXと早稲田アカデミーは、授業の進め方やクラスの規模が違うので、できれば両方に参加してみると、子どもに合う方が見えてきます。

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入塾テストの傾向と準備

新4年の入塾テストでは、算数と国語が中心に出題されることが多く、基礎の学力に加えて、考える力も見られます。算数では計算力と、文章を読んで式を立てる力、国語では文章を読み取る力が大切です。

テストの前に特別な対策をしすぎる必要はありません。それより、学校で習った内容をミスなく解けるかを確かめておきましょう。市販のドリルで計算や文章題の基礎を見直し、時間を計って解く練習を少ししておくと、本番で落ち着いて取り組めます。テストの結果はクラス分けに使われますが、入塾した後も定期的なテストでクラスは変わります。最初の結果に一喜一憂しすぎないことも大切です。

入塾前に家庭で話しておきたいこと

入塾を決める前に、家庭で話しておきたいことがあります。1つは、なぜ中学受験をするのか、という目的です。親の思いだけで始めると、学年が上がって勉強が大変になったときに、子どもががんばる理由を見失いやすくなります。「どんな学校に行ってみたい?」「中学でやってみたいことは?」と、子どもの言葉で話してもらう時間をとりましょう。

もう1つは、家庭の生活の変化です。塾がある日は、夕食の時間や寝る時刻が変わります。習い事を続けるのか、やめるのか、送り迎えは誰がするのか。生活の形を先に考えておくと、入塾してから慌てずに済みます。費用も、月謝だけでなく、季節講習や模試を含めた1年分を確かめておくと安心です。

入塾前に育てたい3つの力

入塾前に育てたい3つの力
入塾前に育てたい3つの力

1. 計算の正確さ

中学受験の算数は、どの単元でも計算が土台になります。入塾前に大切なのは、速さよりも、ミスなく解き切る正確さです。毎日10分ほど、計算練習を続ける習慣をつけておきましょう。途中の式をていねいに書く習慣も、このうちに身につけておくと、学年が上がってから大きな差になります。

2. 読む力

国語の力は、日ごろの読書の積み重ねで育ちます。子どもが興味を持てる分野の本を一緒に選び、読む時間を作りましょう。読み終わったら、「どんな話だった?」「どこがおもしろかった?」と内容について話してみると、理解する力や説明する力が自然と身についていきます。

図書館に定期的に通うのもおすすめです。図鑑や伝記、身近なテーマの読み物など、いろいろなジャンルに触れておくと、理科や社会の土台にもなります。

3. 学習習慣

入塾すると、学校の宿題に加えて、塾の宿題をこなす毎日が始まります。入塾前のうちに、決まった時刻に机に向かう習慣をつけておくと、入塾後の生活にスムーズに移れます。最初は15〜30分でもかまいません。毎日続けることがいちばん大切です。

平日と休日の学習リズム

平日は、学校から帰ってきてから夕食までの時間など、子どもが集中しやすい時間帯を見つけて、学習の時間にあてます。帰宅後すぐ、夕食後、朝など、家庭によって合う時間は違います。1週間ほど試してみて、続けやすい時間を親子で決めましょう。

休日はまとまった時間がとれますが、詰めこみすぎると逆効果です。たとえば、1時間ほど学習したら休憩をはさむなど、メリハリをつけた計画を立てましょう。休日に図書館に行く時間を作るのも、読む力を育てるよい機会になります。

入塾後の最初の3か月

入塾した直後は、新しい環境に慣れるだけで子どもは疲れます。最初の3か月は、宿題を「いつ」「どこで」「どの順番で」やるかの型を作る期間と考えましょう。塾から帰った日の夜は軽めに、翌日に宿題の大部分を進める、といった1週間の流れを決めておくと、宿題がたまりにくくなります。

あわせて、家庭の役割も決めておきます。丸つけは誰がするのか、プリントの整理はどうするのか、分からない問題は塾に質問するのか。親がすべてを抱えこまず、子どもが自分でできることを少しずつ増やしていくのが理想です。

つまずいたときの考え方

入塾して数か月たつと、テストの結果でクラスが下がったり、宿題が終わらなくなったりすることがあります。そんなとき、親が焦って「もっと勉強しなさい」と言うと、子どもは塾そのものを嫌いになってしまうことがあります。

まずは、何が原因でつまずいているのかを一緒に確かめましょう。宿題の量が多すぎるのか、ある単元が分からないのか、生活のリズムが合っていないのか。原因が分かれば、塾の先生に相談したり、宿題の進め方を変えたりと、対策を立てられます。新4年の1年間は、受験勉強の「型」を作る時期です。少しずつ慣れていけば大丈夫です。

よくある質問

Q. 入塾テストで希望のクラスに入れなかったら?

A. 入塾後も定期的なテストでクラスは入れ替わります。最初のクラスより、授業についていけるか、宿題を回せるかを大切にしてください。

Q. 新4年に間に合わなかった場合、途中からの入塾はできますか?

A. 途中から入塾する子もいます。ただし、すでに進んだ単元をどう補うかは、入塾前に塾の先生に相談しておくと安心です。

入塾前に確かめる5つのチェック

  • □ 候補の塾の説明会と体験授業に行った
  • □ 入塾テストの日程と科目を確かめた
  • □ 毎日10分の計算を続けた
  • □ 読んだ本の内容を親子で話した
  • □ 平日の学習の時刻を決めた
入塾前に確かめる5つのチェック
入塾前に確かめる5つのチェック

まとめ:先取りより、土台を育てて入塾する

新4年からSAPIXや早稲田アカデミーに入塾するときに大切なのは、難しい問題の先取りではなく、計算の正確さ、読む力、学習習慣という3つの土台です。入塾テストは基礎をミスなく解き切る力が問われるので、ふだんの学習をていねいに積み上げておきましょう。

そして入塾後の最初の3か月は、宿題を回す型を作る期間です。まずは候補の塾の体験授業に、親子で参加してみるところから始めてみてください。

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