東大受験の指導で知られる鉄緑会は、東京の代々木にある東京校のほかに、大阪校もあります。関西の中高一貫校に通う家庭の中には、大阪校への入会を考えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、鉄緑会の大阪校には、東京校のような指定校制度がなく、入会を希望する生徒は全員が入会テストを受けると言われています。そのため、関西の家庭にとっては、入会テストをいつ受けるか、それまでにどんな準備をするかが、大きなポイントになります。
この記事では、東京校と大阪校の入り方の違いと、入会テストを受ける時期の決め方、受ける前に家庭で考えておきたいことを紹介します。制度は変わることがあるので、最新の情報は必ず鉄緑会の公式サイトで確かめてください。
この記事でわかること
- 鉄緑会の東京校と大阪校の入り方の違い
- 入会テストを受ける時期の決め方
- 受ける前に家庭で考えておきたいことと、結果の受け止め方
東京校と大阪校の入り方の違い


東京校には、入会テストに合格する方法と、指定校制度を利用する方法の2つの入り方があると言われます。指定校制度は、鉄緑会が定めた難関中学の生徒であれば、中1の春など決められた時期に限り、入会テストなしで入会できる仕組みです。
一方、大阪校には、この指定校制度がないと言われています。大阪校に通いたい場合は、どの学校に通っている生徒も、入会テストを受けて合格する必要があります。学校名ではなく、一人ひとりの学力で入会が判断される仕組みだと言えます。
▶ 東京校の指定校制度についてはこちら:鉄緑会の指定校制度とは|東京校と大阪校の違い、指定校の一覧、志望校選びでの考え方
入会テストを受ける時期の決め方


1. 実施時期を確かめる
入会テストは、年に数回の機会があると言われます。まずは、公式サイトや問い合わせで、実施の時期と申し込みの方法を確かめましょう。中学に入ってすぐの時期だけでなく、学年の途中にも機会があるので、あわてずに計画を立てることができます。
2. 学校の進み方と比べる
関西の難関の中高一貫校には、学校の授業そのものが速く進む学校もあります。入会テストでは、学校で習ってまだ日が浅い単元が出ることもあると言われるので、学校の進み方と、テストで問われそうな範囲を比べておきましょう。学校の授業が進んでからの方が受けやすい場合もあります。
3. 準備の期間を逆算する
受ける時期が決まったら、そこから逆算して準備の計画を立てます。英語は文法と単語、数学は幅広い分野の基本問題を、時間内に正確に解けるように練習しておきましょう。苦手な分野があれば、早めに洗い出して重点的に取り組みます。
▶ 入会テストの形式と問われる力はこちら:鉄緑会入塾の難易度
4. 子ども自身の気持ち
中学受験を終えたばかりの子どもにとって、すぐに次のテストを受けることは負担になる場合もあります。「受けてみたい」と子ども自身が思えるタイミングを大切にしましょう。中学生活に慣れてから受けるという選択も十分にあります。
受ける前に家庭で考えておきたいこと
通塾にかかる時間
関西の中高一貫校は、大阪、京都、兵庫、奈良など広い範囲に点在しています。学校から大阪校まで、どのくらいの時間がかかるかを確かめておきましょう。通塾に時間がかかると、宿題や睡眠の時間が削られてしまいます。授業が終わって家に着く時間も、あわせて確かめておくと安心です。
学校生活との両立
鉄緑会は宿題が多いことで知られています。学校の授業や定期テスト、部活と両立できるかを考えておくことも大切です。学校の課題がもともと多い場合は、塾の宿題が重なって負担が大きくなることもあります。
通わないという選択
難関校に通う生徒の中にも、鉄緑会に通わない生徒はたくさんいます。学校の授業を中心に学ぶ、ほかの塾を選ぶ、部活に打ちこむなど、6年間の過ごし方はさまざまです。入会テストに合格することがゴールではなく、子どもが充実した6年間を過ごせるかどうかを大切に考えましょう。
中1の春に受ける場合の注意点
中学受験を終えてすぐ、中1の春に入会テストを受けることを考える家庭もあります。この時期に受けるよさは、中学の最初から講座に参加でき、進度の差を気にせずに授業を受けられることです。一方で、受験勉強の疲れが残っている時期でもあり、中学の英語や数学をまだほとんど習っていない状態で受けることになります。
中1の春に受ける場合は、合格発表から入学までの春休みに、中学の英語と数学の基本を少しずつ学んでおくと安心です。英語はアルファベットや基本の単語、be動詞と一般動詞の違い、数学は正負の数や文字式など、中1の最初に習う単元に触れておきましょう。ただし、受験で頑張った心と体を休めることも大切です。無理に詰めこまず、子どもの様子を見ながら進めてください。
入会後の1週間の過ごし方をイメージする
入会テストを受ける前に、入会したあとの1週間をイメージしておくことも大切です。学校の授業、部活、塾の授業、塾の宿題、学校の課題。これらを1週間の中にどう収めるかを、親子で紙に書き出してみましょう。通塾の時間も含めて書き出すと、どの曜日に余裕がなく、どこで調整できるかが見えてきます。
書き出してみて、どうしても時間が足りない場合は、入会の時期をずらす、受講する講座を1つにしぼる、といった選択肢も考えられます。入会してから慌てるより、事前に生活の見通しを立てておく方が、親子ともに安心して新しい生活を始められます。
入会テストの結果をどう受け止めるか
大阪校の入会テストは、学校名に関係なく全員が受けるため、難関校に通っていても不合格になることはあります。不合格だったとしても、それは今の時点での結果にすぎません。次の機会に向けて、どの分野が足りなかったのかを振り返り、準備を続ければよいのです。
反対に、合格したからといって、すぐに入会しなければならないわけでもありません。合格したあとに、通塾の時間や学校との両立を改めて考え、家族で納得したうえで入会を決めることが大切です。
よくある質問
Q. 大阪校にも、いずれ指定校制度ができる可能性はありますか?
A. 制度が変わる可能性はありますが、今後どうなるかは分かりません。入会を考えるときは、その時点の公式サイトの情報を必ず確かめてください。
Q. 中1の春に受けないと不利になりますか?
A. 入会テストは年に数回の機会があると言われます。準備が整った時期に受けることが大切です。途中から入会する場合は、講座の進み方との差を埋める準備をしておきましょう。
Q. 関西の難関校に通っていれば、入会テストは合格しやすいですか?
A. 学校の授業で学んでいる内容が力になるのは確かですが、大阪校では学校名に関係なく全員が同じテストを受けます。基礎を正確に、時間内に解ける準備をしておくことが大切です。
大阪校を考える5つのチェック
- □ 公式サイトで大阪校の入り方を確かめた
- □ 入会テストの実施時期を調べた
- □ 学校の授業の進み方と比べた
- □ 通塾にかかる時間を確かめた
- □ 子ども自身の気持ちを聞いた


まとめ:準備が整った時期に、納得して受ける
鉄緑会の大阪校には指定校制度がなく、入会を希望する生徒は全員が入会テストを受けると言われます。実施時期を確かめ、学校の進み方と比べ、準備の期間を逆算して、子ども自身が受けたいと思えるタイミングで受けましょう。
まずは、公式サイトで大阪校の最新の入り方と入会テストの時期を確かめるところから始めてみてください。
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