しかし、大事なのは、
「数」よりも「率」。
-
サピは、小規模校でも6~7、中規模校でも約10、大規模校になると15クラスほどあります(15クラスともなると1学年300人にもなることも)
-
生徒数が多くなると必然的に難関校に合格する生徒の数は多くなりがちですが、当然比例するわけではありません。
-
正直、難関校合格者は上位クラス生の一握りに絞られ、合格率として見ると、母数の塾生(受験者)が多くなってしまい、サピや早稲アカの合格率として見ると低くなる場合があります
-
塾決めの際には、難関校や上位校の合格者数だけではなく、その学年は塾生が合計何人いて、うち難関校や上位校にどれだけ合格したか、という合格率を基準にすると良いです
-
息子は都内西部の早稲アカの(小1からの)塾生ですが、徒歩数分の同じエリアには、サピや日能研があります
-
御三家(男子)に絞ると、息子の早稲アカ校舎(1学年約80人)は武蔵3人のみ。近所のサピ(1学年約200人)は、開成・麻布・武蔵で21人、また近所の日能研(1学年約140人)は、開成1、麻布1、武蔵1の3人。
-
男子だけの合格率にすると、早稲アカ:4%、サピ:10%、日能研:2%。合格率換算だともちろんサピがダントツNo.1で、次に早稲アカ、日能研と順当になりますが、正直4%も2%も大差ないと考えます。
-
23年度については、息子の早稲アカは開成、麻布は0ですが、逆に中堅校向けの塾生である日能研の方が、開成1、麻布1、武蔵1となり、難関校向けの早稲アカより実績が良くなる結果となります。
-
女子御三家に至っては、早稲アカは女子学院2人のみ。サピは桜蔭8人、女子学院1人、雙葉1人の合計10人。日能研は、女子学院2人、雙葉1人の合計3人
-
これを同じく合格率換算にすると、2.5%、サピは5%。日能研は、2.1%。正直、早稲アカも日能研も大差ありません。
-
上記御三家のような最難関に合格する生徒は生徒が100人でも200人でもそれほど爆発的に増えるわけではないので、注意して頂きたいのは、何人(塾生がいる)のうちで合格できたのか。
-
合格者数だけではなく、合格率も重要な数字として確認すると塾選びや今在籍する塾を継続するか、転塾するかの指標になると思います。
-
単純に、塾のHPや塾の教室に貼り出されている輝かしい合格者数だけではなく、合格率も重要な塾選択の指標
-
難関校や上位校の合格者は上位クラスの一握りなので、その校舎には何人生徒が在籍していたのかの総数が分からないと塾選びの参考にはなりにくい
-
(6年生の先輩たちの代の)総数やクラス数の情報を元に、自分のお子さんだったら、現状の成績から伸びしろがどれぐらいでるかを参考にすると良いです!
今回はここまで!
最後までありがとうございました!
コメント