先日、「ルポ塾歴」を読みました(3回目)
その感想を書きたいと思います。
鉄緑会の都内指定校(=難関校、東大合格者数も多い学校)で、中学1年の春であればテスト不要で入れます。指定校でも春以外の時期や、指定校以外の学校の生徒は激ムズな入塾テストで一定水準以上が必要。
指定校に無事に合格したら、すぐ鉄緑会に入会した方がいいと言います(中学校の合格発表を見に行った帰りに鉄緑会の申込みに行くご家庭もあります)。指定校となっている中学校では1~2割の子が通っているようです。
鉄緑会の講師は、東大卒専属講師や東大の現役大学生や大学院生。
そして天上人のような理3の学生もいて、フレンドリーに教えてくれる。
塾内の空気が東大一色なので「自分も当然東大に」という感じのようです。
授業スピードは早く、宿題も多い。
塾の宿題をこなすために、学校の授業中に内職する人もいる。
しかし、本書によると、進学校の先生も自校の進学実績向上のため、鉄緑会の内職を黙認しているとか?!
筑駒では内職している子多いみたいで、先生も怒らないとか。桜蔭では鉄緑会に関しては風当たり強いみたいです。授業中に鉄緑会のテキストを机の上に出していたら注意されたとか、数学の答案の書き方が鉄緑式だと減点された、とも聞きます。
中1から週末に大量の宿題に追われる鉄緑会の生徒を鉄緑戦士と言い、
そこに適応できずに脱落した場合鉄緑廃人と呼びます。
オープンクラスとレギュラークラスでも人数設定や講師のレベルが違い、SAPIXと似ています。
言わば、SAPIXの上位互換
SAPIXでも、授業についていけず、下位クラスから抜け出せなかったり、辞めてしまったりして、「SAPIX廃人」になる生徒も多いので、お子さんの性格や成績などを親御さんがチェックしながら、サポートや塾選びをしたいですね!
SAPIXの実態を暴いた記事もお読み下さい!
なお、猛スピードで進む鉄緑会の授業速度に付いていくためのコツはこちらをお読み下さい!
今回はここまで!
最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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